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2016年3月 1日 (火)

キャロル

ハシゴ3本目は、50年代の同性愛の話です。

デパートのおもちゃ売り場で働くテレーズは、ある日娘のおもちゃを買いに来たキャロルに出会います。キャロルの忘れた手袋を送り返してあげたのが縁で、2人は交流を始めます。
テレーズにはリチャードという恋人がいて、彼に求婚もされていましたが、テレーズはどんどんキャロルに惹かれていきます。


アカデミー賞では、キャロル役ケイト・ブランシェットが主演、テレーズのルーニー・マーラが助演でノミネートされていましたが、どちらかというとテレーズ目線での話が多かったし、2人は同列な気がしました。


若くて男性の恋人もいて同性愛初体験のテレーズと、すでに経験があって落ち着いた雰囲気のキャロルの組み合わせは、去年見たフランス映画「アデル、ブルーは熱い色」を思い出しました。こちらのキャロルは、50年代という時代もあって、夫と子供のいる身の上でしたが。

キャロルの性的指向が原因で離婚と親権争いになった時には、時代が違えばもう少し異なる展開になっただろうにと思いました。
ただ、キャロルは失うものが多かったでしょうが、テレーズのほうは、恋の痛みも写真家を目指す彼女の芸の肥やしにできるでしょうし、現代でもそれほど変わらないかなと感じました。

エンディングは予想と違ったけれど、これでもまあいいかとは思えました。冒頭とラストがつながる構成も良かったです。

監督のトッド・ヘインズは、「エデンより彼方に」でも50年代のタブーな関係をテーマにしていましたよね。こういうのが得意なのかな?
キャロルの夫ハージには「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のカイル・チャンドラー、キャロルの親友アビーには「それでも夜は明ける」などのサラ・ポールソンでした。

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コメント

ようさん、こんにちは。
私もキャロル見ましたよ!50年代のファッションが好きで♪
映画で衣装がいいな~と思うと、コスチュームデザインはサンディ・パウエルのことが多いです。
ケイトはむしろ男装の方が似合うんでは?というかっこよさでしたね。
個人的には、一見かっこよく見えたキャロルが、実は精神的にもろくて・・・というのががっかりな感じでした。テレーズのが男性友達と積極的に付き合ったり、(一度キスされて拒んだ人と、その後二人きりでリフォーム手伝ってもらってたし)同性愛に関しても、あまり葛藤なく好きだから好きなんだという感じで突き進んでいたので、男らしく感じました。

サンディ・パウエルは、アカデミー賞の衣装デザイン賞でノミネート常連なだけあって、
いつも素敵な衣装が多いですよね。
残念ながら今年は受賞を逃してしまいましたが・・・。
確かにテレーズは、現在にも通用する潔さがありましたね。
私もキャロルよりテレーズの方に魅力を感じました。

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