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2015年12月27日 (日)

フルートベール駅で

今日はこちらの実話に基づく映画を見ました。

2009年の元日、カリフォルニア州オークランドのフルートベール駅。数名が警官に取り囲まれている様子が携帯で撮影されています。一人が腹ばいにさせられたと思ったら、銃声が鳴り響きます。
前日の大晦日の朝、オスカーは娘を幼稚園に連れて行き、恋人を仕事に送った後、母親の誕生日用の食材を買いに、元の職場であるスーパーに向かっていました。



警官が無抵抗の乗客に発砲したという事件は、当時もニュースで耳にしていて、映画化されたのも知っていましたが、オスカーがどういう人だったのかについては、今回初めて知りました。

ここでは、母親や祖母とも仲良く、野良犬も助ける優しい人で、1年前の大晦日には服役していたけれど、家族のためにヤクの売人から足を洗おうとしている姿が描かれていました。

なので、「その時」が刻一刻と近づくのが、見ていて本当に辛かったです。
事件そのものも、オスカーがてっきり足を洗うに洗えずもめた結果、警察に取り囲まれたのかと思っていましたが、新年の花火を見に行った帰りに混雑する電車に乗り、他の乗客とケンカするという、普通にありえる状況だったので衝撃的でした。

でも「その時」は、オスカーと警察のどちら側に肩入れすることもなく、淡々と描かれていました。冒頭でドキュメンタリータッチと思った携帯で撮影された映像は、本物だったんでしょうね。それらを元に、俳優がまったく同じように演じただけで、起こったことがありのままに再現されているようでした。

その再現を見る限り、警官が意図的に撃ったのか、それとも本人が主張するように誤っただけだったのか、判断は難しいように見えます。ただ、腹ばいにさせたり、銃を抜いたりした時点で、何がしかの先入観が背後にあって行動していたとは思えました。

オスカーを演じるのは、その後リブート版「ファンタスティック・フォー」や、ロッキーのライバル、アポロの息子役の「クリード」など、順調にキャリアを重ねているマイケル・B・ジョーダン。オスカーの母には、「ヘルプ」でアカデミー賞受賞のオクタヴィア・スペンサー。
また、監督のライアン・クーグラーは、「クリード」でもジョーダンとタッグを組んでいます。

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