コナン・ドイルの事件簿
全5話を見終えました。
エジンバラ大で医学を学ぶアーサー・コナン・ドイルは、患者の私生活や過去を推理するベル教授の授業を胡散臭く思いますが、そんなドイルをベルは助手にします。
ある時、ベルが出かける様子を怪しく思ったドイルが後をつけると、ベルが警察で検死と捜査協力をしていることがわかり、ドイルはベルの捜査助手にもなります。
全5話と書きましたが、1話目だけは前年(2000年)制作でドイルが医学生の時、残りの4話はドイルが開業する田舎で事件が起こってベル教授がやって来るというもので、ドイル役も別人に代わっていました。
ベル教授がホームズのモデルというのはよく知られていますが、このドラマで描かれていることは、師弟関係以外はほとんどフィクションなのでしょうね。
とはいえ、随所にホームズ物語を感じさせる設定はありました。
例えば、ドイルがバイオリンの音色に魅かれるところは、ホームズをバイオリニストにした理由かなと思えるし、霊媒師と親しくなるエピソードは、「刑事マードックの捜査ファイル」で出てきたドイルも同様だったことから、実際に彼が降霊術に興味があったのかなと思います。
また第2話は、「美しき自転車乗り」をベースにしたストーリーでしたね。結末は小説とは全く異なっていましたが。
第4話では、ラストでロンドンの同時爆弾襲撃事件に発展し、ちょうどこの日パリで同時テロがあったので、複雑な心境でした。
ちなみにこの回に出てきたドイルの友人で博物館長に、コリン・ファース主演の「高慢と偏見」でミスター・ビングリーを演じていたクリスピン・ボナム・カーター。近隣に野宿していたサーカス団の団長には、「人生短し…」のワーウィック・デイヴィス。
ベル教授は「遠い夜明け」にも出ていたイアン・リチャードソン。そして、第1話でドイル家に下宿していたのは、若かりし頃のマシュー・マクファディン(「リッパー・ストリート」)でした。
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