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2015年8月 1日 (土)

戦場の小さな天使たち

今月の「戦後70年特集」では、お薦めシネマも第2次大戦の作品をセレクト。ただし、「パットン大戦車軍団」のような所謂戦争映画ではなく、戦時下の子供たちに焦点を当てた5作品です。第1弾はこちら。

第2次大戦の開戦前夜。しかしビリー少年にとっては、映画で見る西部劇の方がはるかに現実に近い世界でした。ほどなくイギリスもドイツに宣戦布告、父親も出征します。ビリーは妹とオーストラリアに疎開するはずでしたが、母親の気が変わってロンドンに居残ることになります。ビリーは、爆撃があっても爆弾の投下をカウントしたり、破片を拾ったりして楽しんでいました。


監督ジョン・ブアマンの半自伝的ストーリーということですが、戦争映画なのに悲惨さが微塵もなく、ある意味ほのぼのとした気にさえなる、かなり異例な映画です。


出征した父親も年齢が高すぎて後方支援にしか就けず、奔放な姉も恋人のカナダ兵に捨てられることなく、爆弾も近所の家にしか落ちず、直接戦争の被害を受けずにいたから、楽観視していられたんですよね。

母も姉も楽天的だし、戦時中でもこんな少年時代だったら幸せでしょうね。もちろん、ここで描かれた楽しいことだけが、監督の実体験のすべてだとは思いませんが、戦争の中にあっても幸せを見出せるチャンスのあることが、救いでもあるのかなと感じられました。

英国王のスピーチ」で描かれた、どもりを克服した国王のスピーチを皆で聴く場面もありましたね。
また、悪ガキのリーダー、ロジャーの生意気ぶりがなかなか良くて、ラストのセリフも最高でした。

母親にサラ・マイルズ(「ライアンの娘」)、祖父役でイアン・バネン(「ブレイブハート」)、姉の恋人のカナダ兵を演じるのはジャン=マルク・バール(「グラン・ブルー」)。
また、パラシュートで降りてきたドイツ兵は、監督の息子チャーリー・ブアマン(「エメラルド・フォレスト」)ですが、彼はユアン・マクレガーの親友で、一緒にバイクで大陸横断した人だったんですねー。

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