« 潜水服は蝶の夢を見る | トップページ | 青の寝室 »

2015年6月21日 (日)

チキンとプラム

先の「潜水服は蝶の夢を見る」の影響を受け、アマルリック主演作を2本続けて視聴。

テヘランに住むバイオリニストのナセル・アリは、大切にしていた楽器を壊され、新しいバイオリンを買ったものの、しっくりこなくて返品します。かの名器ストラディバリウスを手に入れても、元の楽器の音色には及びません。絶望した彼は自殺を決意します。


アマルリックが出ているということ以外、ストーリーに対する何の予備知識もなく見たので、古びた街並みとペルシャ語の看板が出てきたときには驚きました。全編フランス語ですが、イラン人監督の作品と聞き、納得しました。


自殺を決めてから実際に亡くなるまでの間に、主人公が過去を回想するのですが、どういう経緯で持っていたバイオリンが壊れることになったかが、次第に明らかになります。
そして、自殺を決意した裏には、バイオリンが元の音色を奏でなくなった本当の理由、つまりかつて愛したイラーヌについて語られる過程が興味を引きました。

前半は漫画チックでコミカルなテイストだったのが、後半は一転、シリアスな悲恋となりましたが、タバコの煙、アヘンの煙、汽船の煙など、白い煙の情景が印象的でした。

妻のファランギースには、「ヘンリー&ジューン」のマリア・デ・メディロス。ナセル・アリの母親にイザベラ・ロッセリーニ(「30Rock」)。未来の大人になった娘のリリ役はキアラ・マストロヤンニ(「クリスマス・ストーリー」「奥さまは名探偵」)でした。

« 潜水服は蝶の夢を見る | トップページ | 青の寝室 »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/570808/61776215

この記事へのトラックバック一覧です: チキンとプラム:

« 潜水服は蝶の夢を見る | トップページ | 青の寝室 »