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2015年6月27日 (土)

彼は秘密の女ともだち

フランス映画祭3本目です。

幼なじみで大親友のローラとクレールは、一緒に出かけたクラブで同時に出会ったダヴィッドとジルとそれぞれ結婚します。クレールは、ローラとダヴィッドの間に生まれたリュシーの名付け親になりますが、ほどなくローラが病気で他界。リュシーとダヴィッドを見守ると約束したクレールが、喪中のダヴィッド宅を訪問したところ、女装でリュシーをあやす彼を発見します。
最初は抵抗を覚えるクレールでしたが、女装のダヴィッドをヴィルジニアと名付け、女友達として一緒にショッピングに行くようになります。


クレールがヴィルジニアを新しい女友だちとして比較的すぐに受け入れたのは、親しかったローラを失ったその穴埋めとして、やはりローラのことをよく知っていて、失った悲しみを共有できる彼がちょうど良かったのでしょうね。


もちろん後からは、ヴィルジニアの人柄そのものに親しみを感じていくのでしょうが、最初のうちは、亡くなったローラの存在が大きすぎたので、代わりになる人が必要だったからではないかと思います。

フランソワ・オゾン監督は、いつもはもう少しひねりが効いている気がするけれど、今回は、親友の夫が女装趣味という設定は変わっているものの、ストーリー自体はストレートでわかりやすい作品だったと思います。

…と思っていたら、上映後のトークショーで、エンディングの解釈の違う人がいるとわかってビックリ。私の理解は、オゾン監督や来日したアナイス・ドゥムースティエさんが選んだ解釈と一緒でしたが、会場の半分以上が別の解釈をしていました。
でも、どちらが正解ということではなく、見る人が自由に決めていいとのことです。

見ている途中で、女装だけどゲイではなく女性と付き合う「わたしはロランス」を思い出しましたが、トークショーで同じようにこの映画を思い出したという質問者がいて、「やっぱりそうよね...」なんて思ったり。

もう一つトークショーネタとしては、ヒゲの跡が青く残るロマン・デュリス(「タイピスト!」)が演じるヴィルジニアに、私もかなり抵抗感があったのですが、それはオゾン監督の意図的なキャスティングとのことでした。
その分、クレールの夫役ラファエル・ペルソナ(「恋のベビーカー大作戦」)のイケメンが際立って、私はかなり気になっちゃいました。


Photo_fff2
普段私は写真を撮ったりしない方なのですが、周りがみんな撮影しているので、ちょっと遠かったけれど私も撮ってみました。アナイスさん、可愛かった…。

Photo_fff3

会場の入口ホールに飾ってあった、昨日・今日にかけて見た3本を含むポスターも撮影してみました。

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コメント

ようさん、こんにちは。
もう随分前の記事になりますが、一昨日映画館で観たのでコメントさせてもらいます。
ようさんの感想読んでうんうんと思いました。
本当にストレートなお話で、観ながらすっかりオゾン監督の映画ってことは
忘れてましたよ;
私は元々、クレールとローラにはレズビアン的感情もあったのでは?と思っちゃいました。だからローラを亡くしたクレールはその穴埋めにヴィルジニアを必要としていたのかなぁなんて。まぁ、クレールは男性と結婚しているので、バイセクシュアルってことになるのかな?

じゃあ、女装癖のあるストレートの男性をパートナーにするラストは!?なんて、考えてると頭こんがらがってしまうのですが;要は性別とか同性愛とか女装癖とか関係なく、相性がぴったり合って愛情が感じられる相手と一緒になるのが一番っていうラストだったのかなぁと思いました。

デュリスの女装姿は結構綺麗だったけど、やはり青ひげが・・・(笑)
絶対、買物行った時周りの人気付くよな~って思いました。

うわさん、今晩は。
仏祭で一番狙いだった本作をとうとう見に行かれたのですね!

記事本文ではネタバレを避けて明言しませんでしたが、
うわさんが解釈されたように、私も、監督&アナイスさんが想定した通り
クレールとヴィルジニアがパートナーになったと思っていましたが、
会場でアンケートを取ったら、クレールはジルと別れていなくて、
ヴィルジニアとは友だちとしてリュシーを迎えに行っただけと思う人が多かったようでした。

うわさんのおっしゃる通り、私も、男でも女でも女装した男でも、
人間として一緒にいて一番心地よくて理解し合える2人の愛なのだと思いました。

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