2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

マイベスト2015

マイベスト2014

« 第87回アカデミー賞授賞式 | トップページ | ケネディ家の人々 »

2015年2月24日 (火)

フォックスキャッチャー

アカデミー賞にノミネートされていた本作を見てきました。

ロス五輪で金メダルを取ったものの、わびしい生活を送っている27歳のレスリング選手マーク・シュルツ。兄でやはりレスリングの金メダリストであるデイヴと、細々と練習を続けています。ある日、大財閥デュポン一族のジョン・デュポンから、彼の住むフォックスキャッチャー農場に来てほしいとの連絡を受けたマークは、ジョンがチームのコーチとなって全面的な支援をすることを提案されます。ジョンはデイヴにも来てもらいたがっていましたが、デイヴは家族と現状を維持することを希望、結局マークだけがジョンの敷地内に引っ越してトレーニングを始めます。


実は最初は、レスリング好きの大金持ちが選手と一緒に優勝を目指すスポ根映画だと思っていたんですよね。でも、アカデミー賞関連番組のCM中に予告を見て、実際の事件に基づいた話だと知り、急に見たくなって足を運びました。

なので結末を知っていたわけですが、どういうタイミングで「事件」が起こるかなど、詳しい背景までは知らなかったので、そこにどう行き着くのか、最初から先が気になって仕方ありませんでした。

ジョンの行動はすべてが説明つくわけではないでしょうが、やはりマザコンが根底にあるのは間違いないでしょうね。レスリングを認めない母を見返してやりたい、そして自分という人間を母に評価してもらいたい、という一心で行動していたように見えました。

最初はデイヴに来てほしかったらしいジョンが、彼を慕うマークと共に五輪を目指すうちに、マークの方に入れ込んでいったのも、自分が育てているという自己満足が得られたからではないかと思います。
後からデイヴを呼んだのは、マークが当てにならなくなったからかと最初は思ったのですが、「事件」のことを考えると、マークを救い出すための助けとして呼び寄せたのかもしれないとも思えるし、デイヴは期待したほど彼を求めてくれないので落胆したのかなと思ったりもしました。

見終わって感じたのは、どうしようもないくらいの物悲しさ。ジョンもマークもデイヴも、誰一人幸せな結末を迎えられない、しかも、1人は大金持ち、2人は金メダリストなのに! そう考えると、辛さだけが残りました。

マークを演じるのはチャニング・テイタム。私は彼があまり好きではありませんが、出演作はなんだかよく見ていますね。「マジック・マイク」とか「ホワイトハウス・ダウン」とか。ジョン役スティーブ・カレルは、本人に似せたと思われるメイクが違和感で、わざわざ似せる必要があったのでしょうか。役作りのために必要だったのかもしれないけれど。

その他、兄のデイヴに私のお気に入り俳優マーク・ラファロ(「はじまりのうた」)。ジョンの母にヴァネッサ・レッドグレーヴ。デイヴの奥さんには、「アメリカン・スナイパー」でも主人公の奥さんを演じるシエナ・ミラー。そして、ジョンの部下で、アンソニー・マイケル・ホール(「ハイジャック」)が出ていました。


遅ればせながら新年の抱負で、「月1回は映画館で映画を見よう!」と決めたのですが、1月にして早くも挫折。2月もギリギリセーフで実現したので、来月からは順調に行くよう頑張ります。公開予定の作品で気になるのは、3月が「イミテーション・ゲーム」、4月はもちろんエドワード・ノートン出演の「バードマン」です!

« 第87回アカデミー賞授賞式 | トップページ | ケネディ家の人々 »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/570808/61188603

この記事へのトラックバック一覧です: フォックスキャッチャー:

» 「フォックスキャッチャー」 [ここなつ映画レビュー]
あまりにも息を詰めて観ていたため、肩がこりっこりになってしまった。凄かった。本当に息詰まる、緊張感に溢れる作品。レスリングというスポーツのハードさや、とある貴族の異常性だけが凄かったのではない。勝ちたい、とか、栄誉を得たい、とかいう、人間の欲望だけが凄かったのではない。越えられない壁、埋まらない溝。マーク(チャニング・テイタム)の兄を越えたいという切望、ジョン・デュポン(スティーヴ・カレル)の母親に認められたいという渇望。そう、私はこの作品を観終わって、実はこれは家族の、ひいては血の抱える問題を描い... [続きを読む]

« 第87回アカデミー賞授賞式 | トップページ | ケネディ家の人々 »