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2015年1月 3日 (土)

フィラデルフィア

お薦めトップ5の2位は、エイズを題材にしたこちらの社会派映画。

有能な企業弁護士のアンディ。事務所のシニア・アソシエイトに昇進するも、額のシミをパートナーの一人に見とがめられます。ほどなく仕事上のミスを理由に解雇されたアンディは、エイズが本当の理由だと考え、事務所を相手取って不当解雇の訴えを起こし、知り合いのミラーに弁護を依頼します。


この映画が作られた90年代前半は、まだまだエイズへの恐怖とゲイ・バッシングが大きかった頃。「Law & Order」の初期シーズンでもよく取り上げられていて思い起こしましたが、私自身もこの作品により、かなり問題提起させられました。

核となるのはエイズよりもゲイに対する嫌悪で、今でもまだまだあるのでしょうが、この頃に比べれば、だいぶ受け入れられている世の中になったなと喜ばしく思います。

初めて見た時の映画ノートでは、「自分は差別や偏見を持たない人間のつもりでいたが、ミラーの嫌悪感はわからなくはないと思った。ミラーが裁判を通してアンディの人柄そのものに触れ、彼自身の偏見が取り除かれていくその過程が描かれていて、とても良かった」と書いていました。

この映画の魅力は、やはり主役の2人。それまでコメディ(「ビッグ」など)の多かったトム・ハンクスが、アカデミー賞主演男優賞を受賞して演技派への道を歩み始めた作品なので、もちろん彼は素晴らしく、いったんミラーに弁護を断られて途方に暮れる表情から、アリアの解説をする印象的なシーンまで、見事でした。

対するデンゼル・ワシントンは、私の好きな「ペリカン文書」や「から騒ぎ」など、全盛期で黒人俳優の旗頭となっていた頃。アリアのシーンでは、ミラーの表情にも心を打たれ、デンゼルにも男優賞をあげたくなりました。

また、この作品は音楽にも心を揺さぶられます。オープニングでフィラデルフィアの街並みを映しながら、ブルース・スプリングスティーンの「Streets of Philadelphia」(アカデミー賞主題歌賞)が流れるだけで胸が熱くなってくるし、エンディングでのニール・ヤングの「Philadelphia」(主題歌賞ノミネート)にも涙を誘われました。

今回、「昔の映画での俳優発見」として、アンディにシミを隠す化粧の仕方を教える友人に、「グレイズ・アナトミー」のチャンドラ・ウィルソン! そして、アンディがミスをしたとされる仕事の同僚弁護士にブラッドリー・ウィットフォード(「ザ・ホワイトハウス」「メンタリスト」)が出ていました!

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