2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

マイベスト2015

マイベスト2014

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年11月

2014年11月29日 (土)

her/世界で一つの彼女

帰国便の最後は、日本公開時に気になっていて見そびれていた作品です。

別居中の妻キャサリンとの離婚も秒読みのセオドア(セオ)は、彼女への思いを断ち切れないまま、夜は出会い系サイトで知り合う女性とテレフォンセックスする日々。そんな時、新しいコンピューターOSの広告を見てインストールしてみたところ、サマンサと名乗る彼女(OS)の虜となり、毎日話すのが日課となります。


映画を見る前は、セオがもっとキモいオタクだと思っていたのですが、案外普通で友達もいるし、勤めるカード会社で心温まる手紙の文章を書くような人だったので、ちょっとビックリ。でも、だからこそ、どんな人でもハマる可能性はあるなと思えました。

続きを読む "her/世界で一つの彼女" »

はじまりのうた (Begin Again)

帰国便2本目は、日本でも来年公開のこちらの作品です。

音楽プロデューサーのダンは、かつては有能でしたが、今は飲んだくれで元妻や娘からも疎まれています。自分が立ち上げたレーベルからもとうとうクビになり、落ち込んだ気分のまま入ったバーで歌うグレタを見た彼は、その才能に惚れこんでレコーディングを持ち掛けます。


まず、物語の構成がとても面白いと思いました。最初はグレタの視点でひっそりと歌うシーンを見せ、次にダンの視点でその日の朝クビになる経緯からグレタを見出すまでを描き、そのあと今度は、1か月前からのグレタとその恋人でミュージシャンのデイビッドの関係が語られ、すべてがダンの見た晩のグレタのパフォーマンスに繋がるという具合。

続きを読む "はじまりのうた (Begin Again)" »

誰よりも狙われた男

帰国便では3本見ましたが、1本目は日本でも公開中で見に行きたいと思っていたものの、フランス月間中だったので思い止まっていた作品です。

ドイツ、ハンブルグ。スパイのグンターは、イスラム過激派組織と繋がっているらしいアラブ系の男がロシアから不法入国してきたのを知り、彼を泳がせて尾行を付けます。その男イッサは、知人を介して人権保護活動の弁護士アナベルに接触、彼女に銀行家ブルーとの橋渡しを頼みます。グンターは、ブルーを抱き込んで、イッサの狙いを探ろうとします。


裏切りのサーカス」と同じ、ジョン・ル・カレのスパイ小説が原作で、ちょっとした小道具とかも含め、「スパイとはかくあるべき」という昔堅気の諜報員が描かれていました。

続きを読む "誰よりも狙われた男" »

2014年11月27日 (木)

グレートデイズ! (De Toutes Nos Forces)

前述の通り機内映画についてアップしますが、行きには4本見たものの、うち3本はイマイチで、記事にしようと思えたのはこちらの1本のみ。今年のフランス映画際でも上映されていた作品です。

仕事でずっと家を空けていた父親のポールが、失業して家に戻ってきます。しかし、車椅子の息子ジュリアンとはうまく会話をすることができません。
ある日ジュリアンは、ガレージの物置にあった写真から、父親がかつて過酷なトライアスロン「アイアンマン」の選手だったと知ります。更にネットで、車椅子の息子とトライアスロンをするアメリカ人の話を読み、自分も一緒にレースに出たいと言い出します。


フランス映画際の時には、「最強のふたり」の感動再び!なんて書かれていたので、逆にちょっと気後れしてしまったのですが、やはり感動的な話で良かったです。

続きを読む "グレートデイズ! (De Toutes Nos Forces)" »

2014年11月26日 (水)

ママと恋に落ちるまで ファイナル

海外出張から戻りました。恒例の機内映画情報の前に、ファイナルを迎えたこちらのコメディについてコメント。

前回記事を書いたのは、シーズン6が始まった時(→こちら)。とうとうファイナルのシーズン9まで来てしまったんですね。最初に記事を書いたシーズン3の時点(→こちら)で、「ママに出会うまで見続ける」と宣言していた通り、なんとか無事ファイナルまで見届けて、ホッとする反面寂しくもあります。
しかし、感慨にふけるその前に、まずはシーズン6~8を振り返りたいと思います。

シーズン6で印象に残っているのは、ゾーイとキャプテンの夫婦。人妻のゾーイは離婚後にテッドとつきあい、キャプテンは後にリリーを雇うという展開で、両者とも度々登場しますが、私はこのカップルが結構好きだったんですよね。演じるのは、「Dr.House」のジェニファー・モリソン(「ワンス・アポン・ア・タイム」は見ていない)とカイル・マクラクラン(「SATC」「デスパレートな妻たち」他)。

続きを読む "ママと恋に落ちるまで ファイナル" »

2014年11月15日 (土)

リッパー・ストリート

こちらの英国発の海外ドラマを、シーズン2まで見終えました。

19世紀末。ロンドンでは切り裂きジャックが世間を賑わせていました。H署のリード警部補は、彼の管轄するホワイトチャペル界隈で切り裂きジャックに似た事件が発生したため、今度こそ取り逃がすまいと、部下のドレイクと共に捜査を開始、娼館に滞在する米国人のジャクソン大尉に検死を頼みます。


この頃の時代設定と、一話完結の犯罪捜査が好きな上に、主演が「MI-5」「プライドと偏見」のマシュー・マクファディンということで、否が応でも関心は高まりました。ただ、同じ時代の犯罪捜査ドラマ「刑事マードックの捜査ファイル」と結構被って見えました。

続きを読む "リッパー・ストリート" »

2014年11月11日 (火)

息子のまなざし

こちらは、見逃していたダルデンヌ兄弟の作品です。

職業訓練所で木工クラスを教えるオリヴィエは、息子を亡くし妻とも別れて、毎日黙々と仕事をこなしています。ある日、少年院を出たばかりの少年が訓練所にやってきますが、オリヴィエは彼の経歴を見て動揺します。そして、最初は受け入れを断るものの、結局少年を自分のクラスに引き取ります。実はその少年は、オリヴィエの息子を殺した張本人だったのでした。


主人公のオリヴィエは寡黙で、彼の心情は表情や行動から読み取るしかないのですが、演じるオリヴィエ・グルメの見事な演技により、例えば冒頭でも少年の出現にとまどう姿が手に取るようにわかり、カンヌで主演男優賞を受賞したのも納得でした。

続きを読む "息子のまなざし" »

2014年11月 9日 (日)

(ほとんど)チャーミングな王子

こちらもフランス発のラブコメです。

会社社長のジャン=マルクは、家族を犠牲にし、仕事優先で生きてきた男。娘の結婚式が近づいてきても、その態度は改まりません。
南仏で行われる結婚式に行くため飛行機に乗るはずが、事情により車で向かわなければあらなくなった彼は、娘の友人を伴ってパリを出発します。


ラブコメと聞いてはいたけれど、相手の女性はなかなか登場せず、前半は娘の友人セブとの珍道中という感じでした。

続きを読む "(ほとんど)チャーミングな王子" »

2014年11月 6日 (木)

恋のベビーカー大作戦

ペルソナ主演3本目はロマコメです。

マリーの誕生パーティーに飛び入りしたのがきっかけで、彼女と付き合い始めたイラストレーターのトマ。しかし、子供が欲しいマリーとの気持ちのズレから別れてしまいます。
1年後、まだマリーのことが忘れられないトマは、偶然預かる羽目になった赤ちゃんを自分の子と偽って、育児教室を運営するマリーのところへ相談に行きます。


ドタバタな設定が結構笑えて楽しめました。単なる隣人なのに子供を預かることになったばかりか、昏睡状態になった母親の容体について医者から説明受けたりして、家族でもないのにありえんだろ!とツッコミたくなる場面もありましたが。

続きを読む "恋のベビーカー大作戦" »

2014年11月 5日 (水)

男と女 真夜中のパリ

文句を言いつつ、引き続き今日も、ラファエル・ペルソナの主演作です。

真夜中のパリ。雨でタクシーがつかまらず携帯も通じなくて困ったジュリーは、寿司バーに入って電話を借りますが、結局タクシーは呼べません。寿司バーに居合わせたギヨームが、バイクでタクシー乗り場まで送ろうと申し出ますが、ジュリーはためらいます。


最初から口説こうとしているのがミエミエのギヨームと異なり、ジュリーの方はなぜ結局ギヨームについていったのか、理解に苦しみました。でも、早い段階でジュリーは既婚者であることを打ち明けたので、それで逆に安心して誘いに乗ったようにも見えます。

続きを読む "男と女 真夜中のパリ" »

2014年11月 4日 (火)

黒いスーツを着た男

今日は、「アラン・ドロンの再来」と言われているらしいラファエル・ペルソナの主演作を。

貧しい家の出ながらも職場で出世し、社長令嬢との結婚も秒読みのアラン(アル)。しかし、悪友2人とふざけながら車を運転している時に人をはねてしまい、思わず現場から逃げ出します。
ひき逃げを家の窓から目撃したジュリエットは、被害者のことが気にかかり、身元を探し当てて奥さんのヴェラと連絡を取ります。


誰にでも起こりうる事件なだけに、すごくリアルに感じました。ひき逃げは良くないけれど、ショックで茫然としている時に、友人にせかされて思わず立ち去ったアルの状況もわからなくはないし。

続きを読む "黒いスーツを着た男" »

2014年11月 3日 (月)

預言者

先ほどの「君と歩く世界」に続き、同じジャック・オディアール監督のカンヌ・グランプリ受賞作を。

6年の実刑を受けて刑務所に収監されたアラブ系の青年マリク。所内で多数派のコルシカ系囚人のボス、セザールに目をつけられ、レイエブというアラブ人を殺すよう命じられます。最初は抵抗を試みるマリクでしたが、看守も抱き込んでいるセザールから逃れられないとわかり、言われた通り実行する決意を固めます。


サバイバルな刑務所の実態を見た思いでした。マリクが何の罪で捕まったかは明かされていませんが、6年という刑期から考えても、殺人より軽い罪であることは確かでしょう。殺しに慣れない彼が、レイエブの殺し方を指示されて、口の中にカミソリを入れて練習する姿は見ていて痛々しすぎました。

続きを読む "預言者" »

2014年11月 2日 (日)

君と歩く世界

毎年フランス映画祭に合わせて6月に実施しているフランス映画特集は、最近月間化していますが、11月のボジョレー解禁に合わせたフレンチシネマ・ウィークも今年は月間にし、今月はフランス映画を集中視聴しようと思います。
1本目はこちらの作品です。

5才の息子と共に、南仏にいる姉の元にやってきたアリ。クラブの用心棒の仕事中に、からまれていたステファニーを助けます。ステファニーはシャチの調教師でしたが、水中ショーの最中に事故に遭って両脚を切断。失意の彼女は、アリのことを思い出して連絡します。


邦題からはもっとメロドラマっぽい印象を受けましたが、そこはさすがフランス映画。ヒューマンなドラマに仕上がっていました。

続きを読む "君と歩く世界" »

2014年11月 1日 (土)

映画から海ドラへ

ずっと映画にまつわる個人話をしてきたので、今回は私の海外ドラマ熱について書こうと思います。

私が海ドラにはまるきっかけとなったのは、その当時付き合っていた人につられて見た「ER」と「ザ・ホワイトハウス」。その後、今のところに引っ越した時にスカパーに加入したのがきっかけで、ちょうど「24」から派生した海ドラブームが起こっていたこともあり、少しずつ海ドラを見始めました。
そんな初期の頃にはまっていたドラマは、このブログでも何度か言及したことのある「シックス・フィート・アンダー」。そして「CSI:マイアミ」に「エイリアス」、「SATC」などです。

海ドラにはまった理由としては、ブームにより良質のドラマが量産されたことももちろんですが、かつては存在した映画俳優とテレビドラマ俳優の垣根が取れ、良く知った映画俳優がドラマに出演し始めたというのもあります。

好きなジャンルは犯罪捜査。一時期はいろんなジャンルの海ドラを見ていましたが、だんだん自分の好みが固まってきて、シーズンを通して続くストーリーは苦手だとわかりました。一話完結で楽しめるのが1に刑事もの、2に裁判もの、3に医療もの、そしてコメディという訳で、最近そのジャンル以外で見るのは、ストーリーや登場人物に魅かれる一部の番組に限られています。

今までに見た海ドラの中で一番好きなのは「デッドゾーン」。これはかつて映画も作られていて、そちらを見た時にはさして興味を持たなかったのですが、ドラマを見たらはまりました。主演のアンソニー・マイケル・ホールは、80年代の青春映画でよく見かけた俳優。敵役の政治家には、今年見た「処刑人」がいたく気に入ったショーン・パトリック・フラナリーです。

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »