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2014年10月10日 (金)

コクーン

お薦め映画週間第2弾は、1985年のこちらの作品です。

老人ホームに入所した4組の老夫婦たち。うち3人のやんちゃなお爺ちゃんたちは、空家になっている隣家のプールにこっそり忍び込みます。しかし隣家に借り手がついてしまい、ウォルターを中心とする謎の4人組が怪しい物体(コクーン)を運び込みます。プールを諦めきれないお爺ちゃんたちがコクーンの入ったプールに入ってみると、なぜか元気になって、ガンの進行が抑えられたり、恋愛に積極的になったりし始めます。


私は何度も見ているのでわかってはいるのですが、ウォルターがジャックの船を借り切る登場シーンから、何が起こるのか想像がつかなくて興味を誘います。4人の仲間は家族でもない風だし、目的も不明。しかし、ジャックが4人組の一人キティの正体を見てしまった辺りから事情が判明します。

今だったら、正体を知られたら、即抹殺とまではいかなくても、記憶消去装置とか使って対応しそうなものですが、共存しちゃうあたりがファンタジーで時代を感じさせます。

これはSFではあるのですが、老いることや高齢になってどう生きるかといった問題について考えさせられるヒューマンな物語でもあり、そこがSF好きでない私でも魅かれるゆえんだと思います。
それに、プールの秘密が老人ホームのみんなに知られて荒らされ、コクーンが死んでしまう中盤のシーンでは、何度見てもやっぱり涙...。
また、エンディングの、「宇宙人ポール」のコメントでも書いたような結末が、私は気に入っていますし、老人の一人ベンの孫がラストで見せる笑顔がすがすがしくて印象的でした。


老人たちを演じるのは、これでアカデミー賞助演男優賞を受賞したドン・アメチーに、ヒューム・クローニンとジェシカ・タンディ(「ドライビング Miss デイジー」)のおしどり夫婦、ウィルフォード・ブリムリー(「噂のモーガン夫妻」)にモーリン・ステイプルトン。
船を貸し出すジャックには、「ポリス・アカデミー」などで全盛期だった時のスティーブ・グッテンバーグ(先日見た「ヴェロニカ・マーズ ザ・ムービー」のドラマ版ではジアの父親で市長だった)。
そしてエイリアンのリーダー、ウォルター役ブライアン・デネヒーは、当時私が本作や「F/X 引き裂かれたトリック」などでお気に入りだった俳優で、最近では「Law & Order:性犯罪特捜班」や「グッド・ワイフ」のゲスト出演で見かけます。
監督は、今ではすっかり巨匠となったロン・ハワード。でも私はこの頃の、「スプラッシュ」や「ウィロー」といった作品の方が好きです。

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