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2014年8月24日 (日)

ザ・マスター

公開時に見たかったけれど見逃していた作品です。

兵役を終えて帰国して以来、何の仕事をやっても勤まらずにいたフレディ。偶然乗り込んだ船で、「コーズ・メソッド」を提唱し「マスター」と呼ばれるランカスター・トッドに出会います。最初は遠巻きに見ていたフレディでしたが、船上でマスターや周囲の人と知り合ううちに、その世界にのめり込んでいきます。


現代劇かと勝手に思っていたのですが、フレディが復員してくるのはアフガニスタンではなく第2次世界大戦。当時は、今以上に未知のものや新興宗教に抵抗感があっただろうと思います。でも、マスターは本当にカリスマ性があり、皆が彼に付き従うのはわかる気がしました。


人生につまづき苦悩を抱えるフレディがマスターに魅かれたのも自然に見えたし、マスターもそのフレディの弱さを見抜いたからこそ、侵入した船から追い出さずに仲間として引き入れたのでしょう。もしかしたら、懐疑的なフレディを制することがマスターにとっての挑戦でもあり、更に一段上へ昇るためという気持ちがあったのかもしれませんが。
いずれにしてもその過程は、すんなり受け入れられる描かれ方でした。私は新興宗教に関心はありませんが、ここでは何だかランカスターと「コーズ・メソッド」を応援したくなりました。

ランカスターの妻でエイミー・アダムス(「ザ・ファイター」「人生の特等席」)が出ていますが、曲者俳優2人の陰に隠れてやはり印象は薄かったですね。
フレディ役ホアキン・フェニックスは、今年公開の「Her」も気になりつつ見そびれていますが、この手の性格俳優が好きな私にしては珍しく、彼にはなぜか全く惹かれません。
そして、今年2月に亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマン。彼を見ているだけで辛かったのですが、カリスマ的なマスターがはまり役で、本当に惜しい人を亡くしたと思いました。

ホフマンばかりか、今月に入って他にも名優が3人(ロビン・ウィリアムズ、ローレン・バコール、そして今日のリチャード・アッテンボローと)立て続けに亡くなり、衝撃を受けています。みなさん、どうぞ安らかに。

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