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2014年4月24日 (木)

コーマン帝国

去年「エヴリシング・オア・ナッシング」を見て以来、映画についてのドキュメンタリーに関心が出始め、何本か見ています。本ブログで特に記事は書いていませんが、今回は、B級映画の帝王と呼ばれるロジャー・コーマンについてのドキュメンタリー映画を見て、どうしてもコメントしたくなりました。

ロジャー・コーマンという人は知っていたし、その作品も何本かだけは見ていますが、こんなにたくさんの映画人を輩出していたとは驚きでした。
でも、よく考えれば当然とも言えます。年に10本も作って、低予算でやりたい放題のB級映画ばかり、いったい何人の駆け出し映画人が関わったことか。その中から彼の手法を学びながら成功の階段を上った人たちがいても納得です。


挙げればきりがないのですが、コーマン製作で初監督をしたロン・ハワード(「ビューティフル・マインド」)やマーティン・スコセッシ(「ディパーテッド」)、ピーター・ボグダノビッチ(「ラスト・ショー」)、ジョー・ダンテ(「グレムリン」)、ジョナサン・デミ(「羊たちの沈黙」)、ジョン・セイルズ(「パッション・フィッシュ」)などなど...。

また、駆け出し俳優として出演のジャック・ニコルソン(「カッコーの巣の上で」)にロバート・デニーロ(「レイジング・ブル」)、ピーター・フォンダ(「イージー・ライダー」)、デニス・ホッパー(「地獄の黙示録」)、デビッド・キャラダイン(「明日に処刑を…」)、ブルース・ダーン(「帰郷」)、ウィリアム・シャトナー(「スター・トレック」)...。 (カッコ内は、アカデミー賞受賞作や代表作)
特に、あのコワモテのジャック・ニコルソンが、コーマンのことを語りながら涙していて、私ももらい泣きしてしまいました。

初期のコーマン作品は、ベースが同時期に酷評されたエド・ウッドの映画と変わらない気がしますが、チープなことを潔く認めて逆にそれを売りに商業目的を追求しているから受け入れられたのでしょうか。
でも一方で、コーマンはアントニオーニやベルイマンが好きで、「叫びとささやき」や「フェリーニのアマルコルド」などをアメリカで配給していたと聞き、そのギャップは衝撃的でした。

「ジョーズ」や「スター・ウォーズ」の登場で、次第に見向きされなくなってしまったB級映画の帝王。でも、B級が好きでコーマン作品の女優だったパム・グリアーを「ジャッキー・ブラウン」で起用したタラちゃんのように、評価する人がいたからこそ2009年のアカデミー賞功労賞につながったのだと思うし、コーマン・スクールとして幾多の映画人の登竜門となった彼の功績を讃えたいと思います。

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