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2014年4月19日 (土)

人生の特等席

メジャーリーグのスカウトとして腕をふるってきたガスですが、視力が衰えて契約解除の危機に立っています。弁護士の娘ミッキーとは長年ギクシャクした関係ですが、ガスの友人ピートから付き添いをたのまれたミッキーは、ノース・カロライナの有望選手をチェックする父親に同行することにします。子供の頃に父親と一緒に野球選手を見ていたミッキーは、その才能を受け継ぎ、選手を見る目が備わっていました。


長年理解しあえてなかった父と娘が、共通の話題である野球を通して一緒に行動するうちに近づいていく様子がとても良かったです。
とはいえ、順調に徐々に近づけたわけではなく、父親の頑固さや無口さは変わらず、娘はそれに苛立ってぶつかることもしばしば。親子がすれ違うことになった原因のようなものもだいぶたってから明らかになります。


不器用な父親が、亡き妻の墓の前で見せる素顔が感動的でした。「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の歌詞を口ずさむ姿に泣けました。
一方のミッキーも、野球が好きなのに弁護士を目指した理由を明かし、お互いの真実に触れて、わだかまりのあった父娘の関係がようやく改善するところは、見ていて心温まりました。

ミッキー役は、「ザ・ファイター」や「アメリカン・ハッスル」など近年の活躍目覚ましいエイミー・アダムス。ガスの親友ピートには、「アルゴ」「フライト」などのジョン・グッドマン。
また、ミッキーと親しくなる若手スカウトマンに、すっかり俳優業が板についたジャスティン・ティンバーレイク(「ソーシャル・ネットワーク」「バッド・ティーチャー」)が扮しています。

先日のロバート・レッドフォード(「オール・イズ・ロスト」)同様、早くから監督としても成功し、歳をとっても俳優としても活躍するクリント・イーストウッド。本作はその彼が久々に俳優オンリーで製作した最新作ですが、監督としても俳優としても、まだまだ頑張ってほしいです。

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