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2014年4月 6日 (日)

モナリザ・スマイル

ちょっと久しぶりに「お薦めシネマ」の紹介です。今回は、ジュリア・ロバーツが女性教師に扮した2003年の作品です。

1953年。名門女子大のウェルズリーに採用され、高い志を持って赴任してきた美術教師のキャサリン。しかし、エリートの夫をサポートするための花嫁学校的な実態に愕然とします。
それでもキャサリンの新風を吹き込む講義は女子学生の人気となりますが、優等生のベティは反発し、キャサリンを批判する論説を学校新聞に掲載、その結果、理事会でも問題視されるようになります。


キャサリンを敵視していたベティが、ちょっとしたきっかけでキャサリン寄りになる展開が安直な気もしますが、この作品の魅力は、女性が自由に生きることのできなかった時代に思いを馳せ、今自分が享受している恩恵に感謝できること。先人たちの苦労があったからこそ、今こうやって私は呑気に生きていられるのだと実感します。


ベティは早々に結婚するものの、貞淑な妻の役割と現実との間で板挟みになり苦悩します。成績優秀でイエール大の法科に進学できる能力を持ちながら、結局は家庭に入ることを選ぶジョーンや、当時珍しかった両親の離婚に傷ついて、大人の男性との不倫に走るジゼル。いろいろなタイプの女性がいながらも共通しているのは、時代が違えばもっとずっと生きやすかったのにということ。
キャサリンが現代美術のジャクソン・ポロックを生徒たちに見せたり、ピカソとミケランジェロを比較して理事会のヒンシュクを買ったりしたことも、時代を感じさせました。

本作は、私がジュリア・ロバーツを好きかもと意識した作品でもあります。初期の「ミスティック・ピザ」や「マグノリアの花たち」は気に入っていたものの、「プリティ・ウーマン」以降ハリウッド・スターになってしまった彼女には関心がなかったのですが、「エリン・ブロコビッチ」や本作で再注目し始めました。

ジュリア以外にも、ベティ役のキルスティン・ダンスト(「マリー・アントワネット」)やジョーン役ジュリア・スタイルズ(「世界にひとつのプレイブック」)、ジゼル役マギー・ギレンホール(「クレイジー・ハート」)といった、当時旬の若手女優が出ているのも魅力です。
また、今回「見逃しシネマ」的発見として、キャサリンの講義を受けていた生徒の一人に、「23号室の小悪魔」のクリステン・リッター。キャサリンの恋人ポールに「アジャストメント」のジョン・スラッテリー。ジョーンの恋人トミーに「スパイダーマン3」のトファー・グレイス。そして、ベティの夫スペンサーは、「リゾーリ&アイルズ」のフランキーことジョーダン・ブリッジスでした!

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