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2014年3月

2014年3月30日 (日)

ゲーテの恋

アンチクライスト」の後半がきつかったので、穏やかに見られそうな作品を求めて、こちらのドイツ映画をセレクト。

父の希望で嫌々法学を学んでいる23歳のゲーテ。詩作に熱心で学業に専念しない彼は、父親の怒りを買い、法律事務の実習生として田舎へ送られます。そして、同僚に誘われて行ったダンス・パーティーで出会ったロッテに一目惚れします。しかしロッテは、ゲーテの上司であるケストナーと婚約することになります。


ゲーテとその作品は知っていても、元々法律家だったとか、「若きウェルテルの悩み」が実体験に基づいているとかは知りませんでした。

堅物のケストナーより自由奔放な文学青年のゲーテの方が数段魅力的なのは間違いありませんが、当時の女性としては、家族のためにもケストナーを選んだのは十分理解できました。

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アンチクライスト

引き続きミニシアター系映画として、デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督の作品を。

目を離した隙に息子がアパートの窓から転落して死んでしまった夫婦。息子の死から立ち直れずに精神が参ってしまった妻を、精神科医の夫は自ら治療しようとします。


主人公の妻は、最初からもっと精神を病んじゃっているのかと思っていましたが、どちらかというと、深い悲しみから抜け出せずにいる感じ。それは時が癒すしかないんじゃないかという気がしましたが、彼女の場合、実際は息子の存命中から問題を抱えていたんでしょうね。

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2014年3月29日 (土)

エッセンシャル・キリング

マーベル大作を集中視聴の後は、やっぱり対照的なミニシアター系のヨーロッパ映画を見たくなり、まずはこちらの作品を。

アフガニスタンで米軍の兵士を殺して捕虜となった男が、護送車の事故で車外に投げ出されます。極寒の中、男は必死に逃亡を図ります。


とにかくひたすら逃げ続けるだけの映画ですが、目が離せませんでした。しかも、この男が逃げるのがうまい。もちろん、運が味方したり、戦いの末に勝って逃れられたというのもありますが。
でも後半は、逃げるというより、生存本能に従って動いていた感じで、本当に壮絶でした。

セリフを発しない男と、彼を助けるおしの女性との、身振りや表情だけで会話する様も見事でした。「カイエ・デュ・シネマ」で評価されていたので気になっていた作品ですが、それも納得でした。


主人公を演じるのは、独特な世界観が良かった「バッファロー’66」のヴィンセント・ギャロ。彼を助ける女性には、「ヴァンドーム広場」「潜水服は蝶の夢を見る」などのエマニュエル・セニエ。監督は、ポーランド出身のイエジー・スコリモフスキです。

2014年3月25日 (火)

アイアンマン3

マーベル・ウィークもこれで6作目。飽きてきたかもと言いつつ、レンタルしてしまったので引き続き視聴したら、本当に面白かったです。

トニー・スタークは、「アベンジャーズ」で宇宙からの敵と戦った後、再び危機が訪れるのではとの不安から眠れず、時折パニック発作が起きたりしていました。
そんな時、新たなテロリストのマンダリンが現れ、大統領を脅し、アメリカを恐怖に陥れます。


なにがすごいって、まずは改良されたアイアンマンの特製スーツ。遠くからでもパーツが飛んできて装着できるし、しかも飛びながら一瞬で着脱可能、スーツを着ないで遠隔操作することもできる優れものに。でも、充電不足(?)で飛べずに階段をヨロヨロと降りる姿は、まるでC-3POでしたが。

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2014年3月24日 (月)

アベンジャーズ

まとめて見たら、さすがにちょっと飽きてきたかなと思いつつも、すっかりマーベル・ウィークに。でも、こちらも楽しかったです。

シールドの施設で回収されたキューブの研究をしていたセルヴィグ教授の元に、アズガルドのロキが現れ、不思議な杖で教授とエージェントのバートンを洗脳し、連れ去ります。
事態を重く見たシールド長官のフューリーは、アベンジャーズ計画のヒーローたちを集め、ロキに対抗しようとします。


こちらも「アイアンマン」第1作同様、いきなり人間たちが避難している冒頭から引きつけられ、考える間もなくどんどんアクションが進んで、あっという間に引き込まれました。

これまでは脇役だったシールドと長官が全面に出ているのも面白くて、その組織の規模の大きさも驚きでした。テレビドラマ「Agents of SHIELD」が作られたのも納得です。

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2014年3月23日 (日)

アイアンマン2

引き続き第2作目を視聴。

アイアンマンであることを明らかにしたスターク。自分がスーツの技術を公表しないことで抑止力となり平和を維持できると主張していましたが、スーツを着たアイヴァンがモナコで暴れて、スタークの信用は失墜します。
スタークに敵対心を持つライバル会社のCEOハマーは、アイヴァンを利用して、政府から兵器生産の受注を取り付けようとします。


1作目よりは若干中だるみの感はありましたが、それでも関心は途切れないまま後半まで見続けられました。
親友同士の取っ組み合いのケンカは映画ではよくあるシーンですが、パワードスーツを着てのスタークとローディの戦いは壮絶でしたね。逆にクライマックスで、ローディと協力して敵と戦うところは見ごたえありました。

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アイアンマン

昨日の「キャプテン・アメリカ」が意外とイケたのに気を良くして、見逃していたこちらの2作品をまとめて見ました。まずは1作目から。

戦争中に兵器開発で財を成したハワード・スタークの息子トニーは、成人してスターク・インダストリーを継ぎますが、製品説明のために向かったアフガニスタンで敵方の捕虜になってしまいます。そこでスターク製兵器の製造を求められた彼は、寄せ集めの合金などからアイアンマンの元となるスーツを作って脱出に成功します。
戦場の現実を見て兵器開発から足を洗うことに決めたスタークは、正義の味方アイアンマンとなって平和のために貢献しようとします。


今回改めて思ったのは、やっぱり冒頭から引き込まれるかどうかがカギだってこと。スタークがいきなり登場して軍人たちとアフガニスタンにいる冒頭から、状況を把握できないまま興味津々で見続けてしまいました。
そして、普通の兵器開発会社社長だった彼が、アイアンマンになるに至った経緯が知りたくて注目度満点。スタークの動向から目が離せませんでした。

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2014年3月22日 (土)

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

不振だった「マイティ・ソー」にもかかわらず、再びマーベル作品を視聴。でも昨日よりずっと楽しめました。

第二次世界大戦中、ナチスの極秘科学部門ヒドラでは、シュミットが世界制覇を目論んでいました。アメリカのSSR(戦略科学予備軍)のアースキン博士は、何度入隊を拒否されても兵士になりたがっているスティーブ・ロジャースに出会い、肉体を改造して強い兵士にする実験に参加させます。
晴れて無敵のヒーロー、キャプテン・アメリカとなったスティーブでしたが、陸軍では戦闘に加わる代わりに、広告塔にされてしまいます。


どうしても昨日の「マイティ・ソー」と比べてしまいましたが、こちらの方がずっと面白かった理由の一つは、気弱な青年がキャプテン・アメリカになる点が、特殊な身体能力を備えていたとしても等身大のヒーローって感じで、同調しやすかったのだと思います。

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2014年3月21日 (金)

マイティ・ソー

マーベル映画化ばかりでウンザリと思いつつも、今週末のように仕事の疲れを癒したい時に、頭を使わずのんびり見るにはいいかなと、こちらの作品を視聴。

アズガルドの王子ソーは、父王オーディンから王位を継承しようという矢先、ヨトゥンヘイムの氷の巨人の襲撃を受けます。父が止めるのも聞かずヨトゥンヘイムに仕返しに行ったものの、あえなく退散する結果となり、父王の怒りを買ったソーは地球へ追放になります。
ソーは、地球に落とされた時に出会った物理学者ジェーンの助けを借りて、ハンマーを手にアズガルドへ戻ろうとします。


正直言ってイマイチでした。ソーが地球に来てからの出来事のテンポが悪かったからかもしれません。ジェーンとぐだぐだやっててなかなかハンマーの所まで行き着かないし、しかもハンマーもありかを知ってからすぐに手に入るわけじゃないし。
謎の組織シールド(SHIELD)の登場は良かったですけれどね。テレビドラマ「Agents of SHIELD」も好調のようだし。

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2014年3月15日 (土)

幸せの教室

トム・ハンクスが監督・製作・脚本・主演を兼ねた作品です。

スーパーの優秀店員だったラリーは、ある日急にリストラの対象となり、その理由が大卒ではないことだと知ります。転職先を探すもなかなか見つからない彼は、地元のコミュニティ・カレッジに入学し、学歴を得ようとします。


トム・ハンクスらしいハートウォーミングなストーリーでした。大学に入ったラリーが、すぐに若い学生仲間に受け入れられるのは出来すぎな気もしますが、全編を通してほのぼのとして心温まりました。

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2014年3月 9日 (日)

ネブラスカ

帰りは深夜便だったので一本のみ。こちらは、アカデミー賞にノミネートされたものの残念ながら受賞は逃した作品です。

モンタナの老人ウディは、受け取った手紙を持参すれば100万ドルの賞金がもらえるという案内を信じて、一人歩いてネブラスカまで行こうとします。老妻のケイトはあきれ、長男のロスや次男のデイビッドもインチキだと説得しようとしますが、頑固なウディはどうしても聞き入れません。とうとう根負けしたデイヴィッドは、父親を車に乗せて一緒にネブラスカへ行くことにします。


冒頭からほのぼのした感じの雰囲気に引き込まれました。デイビッド自身も、家電の店で働き2年同棲した彼女と別れ、冴えない生活を送っているので、父親と一緒にネブラスカに向かうのが一大イベントって感じでもあり、とても心温まりました。

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2014年3月 8日 (土)

ダラス・バイヤーズ・クラブ

行きの2本目は、こちらもアカデミー賞で主演・助演男優賞を受賞の作品です。

1986年テキサス。ロデオ・カウボーイのロンは、作業現場で感電して病院に運ばれたところ、HIVポジティブで余命30日と診断されます。自分はゲイじゃないからと信じませんが、徐々に容体は悪化。しかし、アメリカでは認可された治療薬を得るのが難しいと知った彼は、メキシコから未認可の薬を密輸し、自分と同じような患者に売ることにします。


まず、病気のロンが悲惨じゃないのがいいですね。もちろん、今までの仲間からゲイ扱いされたり、治療がうまくいかなかったりと辛い思いもしていますが、根底にある生への執着が前向きさを感じさせるからでしょうか。

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それでも夜は明ける

出張に行ってきたので、例によって機内映画の報告をします。
1本目は、アカデミー賞作品賞を受賞したばっかりのこちらの作品です。


1841年。ニューヨーク在住のバイオリニストである自由黒人のソロモンは、知人の紹介で知り合った男たちと飲んだ後に気分が悪くなり、介抱してもらって横になった後で目覚めると、奴隷として売られていて船に乗せられます。そして、船の中で死んだ仲間と間違われ、プラットとして奴隷商人に連れられていきます。


最初に売られた先が優しい地主のフォードで、奴隷の割に賢く音楽家でもあるソロモンに目をかけてくれるので安心しました。しかしほどなく、それを面白く思わないティビッツの挑発に乗って、つい反撃したソロモンは、意地の悪いエップスに売られることになります。

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2014年3月 3日 (月)

第86回アカデミー賞授賞式

今年も授賞式を見ましたので、ちょっとだけコメントしたいと思います。

作品賞は、予想通りの「それでも夜は明ける」でしたね。オープニングで、久々2回目司会のエレン・デジェネレスが、「それでも~」が受賞するか、我々が差別主義者かのどちらかだって言っちゃってましたからね...。
それにしても、エレンがアレンジしたピザ屋の配達は前代未聞の珍事で笑えました。ほんとにピザ屋の人に配達させたんだとか。

歌曲賞ノミネートの中で、ファレル・ウィリアムズの「Happy」は楽しい曲で大好きなので、彼のパフォーマンスが見られてよかったです。残念ながら映画自体(「怪盗グルーのミニオン危機一発」)に興味はありませんが。

追悼のコーナーでは、やっぱりラストに紹介されたフィリップ・シーモア・ホフマンが悲しかったー。名優の早すぎる死に再び涙しました。ご冥福をお祈りします。

2014年3月 1日 (土)

シングルパパの育児奮闘記 シーズン2

第2シーズンが終了しました。このタイミングでコメントするつもりはなかったのですが、シーズンエンドが面白すぎて結局書くことに...。

前回の記事(→こちら)はシーズン1の途中でしたが、その頃も今も変わらず一番の魅力は、何といっても娘のホープでしょう! 笑顔は非常に愛らしいのですが、普通にしていると自然にちょっと眉をひそめているような表情に見えて、それがこのコメディの雰囲気にピッタリhappy01
そして、現在2番目にお気に入りなのは、スーパーの同僚フランク。あのキモイ彼に徐々にハマりつつあります。スーパーの店長バーニーと違ってレギュラーになってないのが残念。

ところどころクスッと笑えるネタがちりばめられていますが、特に面白かったのは、シーズン2の第1話で、ボケたモーモーがカラスを死神のお迎えと思って、「ベティ・ホワイトを先に連れて行け!」と追い払うシーン。

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