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2013年12月14日 (土)

刑事ジョー パリ犯罪捜査班

こちらもちょっと遅れてアップします。

パリ警視庁の刑事ジョアシャン・サン=クレール。相棒のバヤールと、パリ市内のあちこちで発生する殺人事件を捜査します。娘のアデルとはギクシャクした関係で、シスターであるキャリンの助けを借りて、関係を修復しようとしています。


パリが舞台といいつつ、キャストのうちフランス人なのはジャン・レノだけ。しかも英語で進むストーリーに最初はちょっとがっかりしました。でも、英語の方が海外に発信しやすいし、マーケット戦略なのでしょうね。「トランスポーター ザ・シリーズ」とかもフランス制作でフランスを中心としたヨーロッパが舞台のドラマだけど英語だったし、もう一つ私が今見ている似たようなドラマ「クロッシング・ライン」もフランスが制作にかんでいて、フランスでの犯罪を含む欧州域内の事件捜査が英語で描かれていますし、そういう時代なんだろうなと思います。

海外向けマーケット戦略のもう一つはパリの名所を見せることで、毎回事件が起こる場所は観光客にもなじみのあるところです。

私自身は個人的に、第4話のアンヴァリッドの事件がお気に入り。かつてフランスに住んでいた時、ナポレオンの墓があるこの建物のすぐ近くのアパートだったので、遺体発見現場のアンヴァリッド前広場はよく歩いたし、被害者が勤務していたエコール・ミリテール(士官学校)の前を毎朝通っていたので...。このエピソードの犯罪捜査自体はイマイチでしたけれどね。

次に良かったのは、第7話のオペラ座前広場の事件で、こちらも何度か行った場所で懐かしかったです。何度も行ったという意味では第2話のチュイルリーや第3話のコンコルドもそうですが、こちらは名所中の名所なので、懐かしいって感じはなくて。
パリジャンたちもこのドラマをそんな風に見てるのかなと思ったりもしましたが、考えてみれば、自分が日本のドラマで東京を見ても何とも思わないし、やっぱりこれは純粋に海外向けなんでしょうね。

舞台となったパリの話ばかりしてしまいましたが、印象に残ったエピソードとしては、やっぱり第6話のホロコーストの話。そして最終話では、「Law & Order: クリミナル・インテント」でゴーレン刑事と対決していた犯罪者ニコール・ウォレスが登場して驚きました。

この最終話では、ジョーがキャリンにキスする場面も。ジョーが彼女に好意を寄せているとはわかっていましたが、まさかシスターにキスするとは...。でも、キャリンを精神的な支えとして頼っているだけじゃなくなり、今後の展開に関心が出てきました。
そういえば、ジョーの名字サン=クレールは、バスチーユ近くの通りの名から取ったんだそうです。主人公の名前の由来が語られるなんて、なかなかない逸話で面白かったです。

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コメント

ようさん、こんにちは(ペコリ)
『Jo』・・・フランスに馴染んでいる方々は、また一味違うのでは?
見事に!「ジャン・レノを楽しもう!!」って感じでしたよね。
仰る通り、これまた見事に、事件は二の次でしたが(笑)
事件よりも、ジョーの私生活どうよ?って意気込みを感じましたよ(笑)
でも華やかさよりも、パリの暗い一面を見た気がして、私的には満足です。
で、これ、家族をテーマとして、全編に流れていましたよね。
フランスの家族関係、怖すぎるし(笑笑笑)
アメリカドラマには感じない、怖さ&不気味さを感じました。
#6、Sam Waterston、いかがでしたか?
印象に残った、と書かれていますが・・・
『L&O』や『The Newsroom』とは異なる演技だったかと。
ドラマ内でも、フランス警察等、責めていましたよね。
あぁ、ホロコーストって、ヨーロッパじゃ、また視点異なるなぁって思いました。
と言いつつ、Waterstonに見惚れて脳内キャーキャーだったので・・・(照れ照れ)

リィンさん、こんばんは。
私の話は舞台のパリのことばっかりでごめんなさい。
ストーリーについてはほとんど書いてませんね...。
確かに、華やかなパリのイメージとは程遠いダークなドラマでしたよね。
でも、フランス映画で描かれる家族関係はドロドロのボロボロだったりするので、
ジョーのはまだ可愛い方なのでは(笑)
ホロコースト話は...リィンさんに語っていただこうかと思ってhappy01
それに、Sam Waterstonについても。
ただ、ちょうど同じ頃に「L&O」でもホロコーストに絡む事件を見たので、
不思議な感覚でした。
フランスでもアメリカでもいまだに深い傷を残しているのを見るにつけ、
日本にいる自分はすごくかけ離れた世界にいるなぁと実感します。

ようさん、再びこんにちは。
えっと・・・ホロコーストですね(エッ?笑)
ホロコースト&ナチ+Sam Waterston=大喜び♪(も一度笑)
・・・ちなみにWaterston主演(米国人記者役)のナチものがあります。
約6時間のミニシリーズ。
昔々N〇Kで放映されていたそうですが・・・
これのDVD購入してニンマリ。勿論日本語字幕など無し。
原作本読んで私的解読。まぁナチはだいたい分かると(勝手に・笑)
・・・・話が逸れましたね(ゴメン)
仰る通り『L&O』では、1シーズンに1エピ位ホロコーストものありますね。
勝手私的意見ですが、米国は遠い国の出来事風ですね。
まぁ当然ですが。
欧州も、東西南北では、また異なるようで・・・
東欧の悲惨さには及びませんが、
西欧でもやはり悲惨です。まさに、身に降りかかった地獄絵図ですね。
今回のマレのお話、あまり注目されない描写だと思いますが・・・
女性の殺され方が、かなり酷いとありましたよね。
怒りが読み取れる殺し方・・・
しかし結果的には、燭台の代金に高額を要求されたこと。
それ以上に、
親(と信じていた)の形見を自分が入手するのを邪魔してる、という怒り。
多分、金を払えばイイのでは?殺さなくても、と思う方もいると思う。
しかし、この親と自分の間に立ちはだかっている、という怒り。
この怒りって部分がホロコーストの悲惨さを物語っているように思いました。
ちょっと、時間足らずと思いましたが
最後の落胆&自分は誰なんだ、という心が崩れる様子に繋がるんだと。
Waterstonの演技は・・・
日本の多くの方々はまぁマッコイやスキナーを、覚えているでしょうし。
アッ、米国でも同じようですよ。
彼には、大騒ぎで捲し立てる役を御希望しているようです(笑)
私は、この演技を日本の方に堪能していただきたいナァと思いますし
私的には「私は、他の作品でヨ~ク視てるもんねェ」と1人ニヤニヤで(笑)
ホロコーストは、日本ではホロコーストだけを見る方が多数なように思います。
私は、ドイツ=ナチス側からも見た方が、より理解できると考えています。
・・・・・・・・・・・・今日も長々と失礼しましたッ!(礼)

リィンさん、こんばんは。
いつもながら、たくさん書いていただいて、ありがとうございます。
まさに、私の狙い通り...って、自分のブログなのに、
人にコメント書かせてばかりでどうするって感じですがbleah
Waterstonのナチものミニシリーズ、すごそうですね。
DVDには手を出せそうにありませんが、原作本はトライできそうかな??
タイトルを是非教えてください。
リィンさんのおっしゃるドイツ=ナチス側視点とはちょっとずれますが、
フランス滞在中に知り合ったドイツ人の若い女の子が、
いまだに年配のフランス人から敵視されたりすると言っていて、
ドイツ人も辛いんだなと思ったのを思い出しました。
私たちはどうしても被害者側の話に重点を置きがちですが、
過去は変えられないし、できるのは過去から学んで過ちを繰り返さないこと。
というわけで、ナチス側からのホロコースト話もお待ちしています!

ようさん、三度登場で、失礼します(ペコリ)
ナチやWaterton、振っちゃダメだって・・・絶対喰い付くんだから、私(笑)

ミニ・シリーズの原作本
『ベルリン日記 1934ー40』(ウィリアム・シャイラー)です。
第二次世界大戦前の欧州の政治的動向がメインでして・・・
正直に申し上げると、
こちら方面の知識がある程度無いと・・・チンプンカンプンかと。
完全に政治駆け引き等々なんですよ。
それとドイツ・ベルリンの様子。
世界的事件のこともありますが・・・欧州ですからね。日本ではメジャーではない。
それと日記と言っても・・・殆ど記録なんです。私的ではなく、政治状況&ドイツの。
人名出るも、どんな人って説明無いし・・・
・・・・・・お勧め本とは言えないのが、正直なところで(正直正直)
あとの御判断は、お任せッ!

ドイツの女の子のお話、有り難う御座います。
ある意味、実際に接して感じられる、ようさんが羨ましい・・・(ウンウン)
ドイツの事を未だに敵視・・・
それぞれの思いがあるのは当然ですしね。
私・・・残虐行為もあるけど、現地の人達の気持ちを利用したってことも罪だろうなって。
反移民感情とか・・・
反ドイツな行動の人を売るようにとか・・・
そういうものが自分達の中にあったって知ること&認めることってスッゴク辛い。
そういう辛い思いが、ドイツに冷たいって一端なのかも知れない・・・

ゴメンね、走り書きです(ダッシュ)
誤字脱字等、平に御許しを!!

リィンさん、ミニシリーズの原作本のご紹介ありがとうございました。
手を出せそうかなと思った私が甘かったですね...。
せっかくタイトルを教えていただきましたが、
挑戦するには相当勇気が要ることがわかりましたので、
機会があって勇気も出た時にということで。

ヨーロッパに根付く感情についての深い洞察もありがとうございます。
普段のほほんと生きているので、とても勉強になります。
だからついつい振ってしまうんですよ(笑)
これからもホロコースト関連のお薦め本やお薦め映画の情報を
よろしくお願いします(ペコリ)←リィンさんの真似してみましたhappy01

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