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2013年11月23日 (土)

太陽がいっぱい

フレンチシネマ・ウィーク中の「お薦めシネマ」は、フランス映画の代表作の一つとも言える1960年の作品を選びました。

金持ちの放蕩息子フィリップを連れ帰るよう父親に頼まれてイタリアにやってきたトム。しかし、その使命を果たさぬままフィリップと過ごすうちに、彼を妬み、恋人のマルジュに横恋慕するようになります。
ある時、フィリップとマルジュと3人でセーリングに出たトムは、ある計画を実行に移す準備を始めます。


音楽を聴いただけで切なさがこみ上げる数少ない映画の一つです。初めて見たのは高校2年の時。最後に見てからも、もう10年以上経っていますが、結末も含めストーリーはほぼ覚えているにもかかわらず、サスペンスフルでドキドキしてしまいました。特に、マルジュがフィリップを追ってきたときや、偽造小切手を換金するときなんか。

トム役アラン・ドロンの端正な顔立ちには相変わらずうっとりしてしまいました。フィリップ役のモーリス・ロネもハンサムだけど若干野性味があるのは色が黒いせいかな? でも、トムも徐々に日焼けしてフィリップに近づいていくところが巧みです。
巧みといえば、パスポートやサインを偽造するテクニックは、この当時には画期的だったのではと思えます。今じゃもっと精巧でないとバレるので、その道のプロしかできないんじゃないかと思いますが...。

トムが最初からフィリップを狙っていたのか、今回改めて考えてみました。貧しくて才覚のみで世の中を渡ってきた彼は、どんなチャンスも逃さない本能のようなものを持っていただろうものの、結局はフィリップの見下した態度とマルジュへの想いが引き金となって行動を起こしたのだろうと私は思います。

この映画のお気に入りの一つはエンディングで、ラストまですべてを見せないところにあります。最後に観客が見るのはトムの笑顔、そして美しい港だけが残像として残る、秀逸な終わり方です。

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