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2013年9月

2013年9月30日 (月)

ブライズメイズ

今日もコメディが見たくなって、こちらの作品を。

ケーキ屋を始めても失敗、セフレ状態のテッドとの先も見えないアニーは、幼馴染の親友リリアンが恋人ダグと婚約したと聞いて動揺します。花嫁介添人代表(メイド・オブ・オナー)に選ばれたため準備に奮闘しますが、同じく介添人で、ダグの上司の妻ヘレンと何かにつけて対立。容姿も介添人としても完璧なヘレンの前で、アニーは落ち込み、失敗を繰り返して、とうとうリリアンを怒らせてしまいます。


ストーリーを見ても分かる通り、完全なコメディって感じではありませんでした。他の介添人には決まった相手がいるのに落ち込んだアニーが空回りして、新しく出会ったパトロール警官ローズとの関係もギクシャクする様子は、普通にシリアスな恋愛モノを見ているようでした。
でも、このローズという警官は、優しくて面白くて、イケメンじゃないのが残念だけど、こんな人なら私も彼氏にほしい!って思いました。

唯一コメディらしかったのは、やはり介添人となったダグの妹メーガン。花嫁と介添人が事前パーティでベガスに向かう機内で、隣に座った航空保安官ジョンに近づき誘惑happy01
このメーガンを演じるのは、最近コメディエンヌとしての活躍めざましいメリッサ・マッカーシーで、私はコメディドラマ「サマンサWho?」で見たのが最初ですが、太めでも体は柔らかいのにビックリ。私はあんなに脚上がんないよー。
お相手の航空保安官には、「フレンズ」のスピンオフドラマ「ジョーイ」で隣人ハワードだったベン・ファルコーン。この2人のベッドシーンは、ある意味怖いもの見たさでしたcoldsweats01。現実にも夫婦の2人は、プライベートではこんなじゃないよねと思わず想像したりして。

主演のクリステン・ウィグは、先日「宇宙人ポール」で見たばかりですが、「ローラーガールズ・ダイアリー」で主人公をチームに誘うメイヘムだったんですね。
アニーのママにはジル・クレイバーグ。敵対するヘレンには「恋する宇宙」のローズ・バーン。そして、アニーのセフレとして出てくるテッドには、ノークレジットのジョン・ハムでした!

2013年9月29日 (日)

バニラ・スカイ

昨日トムさんを見たつながりで、ずっと見逃していたこちらの作品を。

プレイボーイの出版社社長デイヴィッドは、軽い付き合いの彼女ジュリーがいますが、パーティでソフィアと出会い一目ぼれします。一晩語り合って過ごしたところをジュリーに見つかり、デイヴィッドはなだめようとしますが、嫉妬したジュリーは乗っていた車を暴走させて事故を起こしてしまいます。
デイヴィッドは一命を取り止めたものの、怪我で見るも無残な顔になってしまいます。しかし彼は、ソフィアに再会して何とか愛情を得ようとします。


基になったスペイン映画「オープン・ユア・アイズ」も見ていないのですが、無人の街をデイヴィッドが疾走する冒頭から、何事かと期待でドキドキしました。
しかし、もっとサスペンス色の濃い話を想像していたので、中盤までは、「サスペンスというよりデイヴィッドの愛の話?」って感じでちょっとがっかり。ジュリーの起こした事故も、もっと意図的なものかと思ったら、感情の高ぶったジュリーが車を飛ばし過ぎたせいで、何の作為もなかったし。
デイヴィッドが盛んに会社の7人の役員による陰謀を気にしていたので、こちらも背後に何か計画があるのではと、ある種期待してもいたのですが、そんなこともなくて。

ただ後半に、夢か現実かわからない世界が広がり初めてからは、どういう設定なのかあれこれ想像しながら、興味を持って見ることができました。

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2013年9月28日 (土)

ロック・オブ・エイジズ

オクラホマの田舎からシンガーを夢見てLAにやってきたシェリー。強盗に遭った時に偶然居合わせたドリューの計らいで、憧れのバーボンルームでウエイトレスとして働き始めます。そして、シェリーはドリューと恋人同士になり、ロックで成功を夢見る彼を応援します。
しかしそんな時、シェリーが大ファンのバンド「アーセナル」がバーボンルームでライブをすることになり、ボーカルのステイシー・ジャックスの楽屋から出てきたシェリーを見たドリューが誤解したことから、2人は別れてしまいます。



ストーリーは平凡で、正直言ってつまりませんでしたが、80年代ロックが満載で、歌は楽しめました。
特にトム・クルーズは、カリスマ・ロックスター役がとても似合っていて、彼が「Wanted Dead or Alive」や「Pour Some Sugar on Me」を歌う姿は、本当にロックスターのライブを見ているようでした。
前に「トロピック・サンダー」でも書きましたが、トムは「マグノリア」とかこういう脇役の方が、主役を張っている作品よりも私は気に入ることが多いです。

シェリー役のジュリアン・ハフは、この間見た「バーレスク」で、アリが代役になった先輩ダンサーのジョージアでしたね。近々公開されるラッセ・ハルストレム監督、ジョシュ・デュアメル共演の「セイフ ヘイヴン」など、印象的な出演作が続いています。

バーボンルームで働くラッセル・ブランドはハマっていましたが、オーナーを演じるアレック・ボールドウィンのロン毛にジーンズ姿はビミョーでしたね。
キャサゼタは私が結構好きな女優さんですが、ここでの役柄、ロックを排除しようとする市長(ブライアン・クランストン)の妻はちょっとギモンでした。
また、歌手のメアリー・J・ブライジが、バーボンルームを辞めた後のシェリーを助けるストリップクラブのマダム役で、見事な歌を披露していました。

2013年9月26日 (木)

バッド・ティーチャー

ちょっと気分が塞いでいたので、お気楽なコメディを視聴。

玉の輿にのって教師の仕事を寿退職したエリザベスでしたが、お金目当てなのが婚約者にバレて破談に。仕方なく学校に戻って教職を続けることになりました。そこへ代用教員としてやってきたスコットが実は金持ちと知ったエリザベスは、新たな玉の輿を狙って、何とか彼の気を引こうとします。

キャミーがタバコをくわえて車を逆走させる初っ端から、ワルぶりがかなりいけてました。自分のことしか考えていない人なのに、ダサ系の生徒たちや同僚への辛辣なコメントが妙に建設的な助言になってたりするのも笑えたし。
それに、授業をサボるエリザベスが時間つぶしに生徒に見せる映画が、ミシェル・ファイファーの「デンジャラス・マインド」やモーガン・フリーマンの「ワイルド・チェンジ」など熱血教師のストーリーなのも、「一応考えて見せてるのかな?」と好意的に解釈したりして。
とにかく、とんでもティーチャーなのに憎めないキャラクターでした。

スコットは、もっと素のジャスティン・ティンバーレイクに近いキャラを想像していたので、イケメンではあるもののダサダサなのが意外でした。先生同士で構成するバンドに参加している時でも、「初めて歌を作った」とか言ってたどたどしい感じで歌っていたし。まあ、プロっぽく馴れた様子で歌ってたらいかにもですしね。

エリザベスに言い寄る同僚の体育教師には、「ママと恋に落ちるまで」のジェイソン・シーゲル。そして、婚約破棄されたエリザベスが転がり込んだアパートの「ネットで見つけた男」には、「モダン・ファミリー」のエリック・ストーンストリートでした。

2013年9月23日 (月)

第65回エミー賞授賞式

初めて生放送で見ましたが、去年も書いたし、ちょっとブルーになっていたこともあって、コメントしようか迷ったものの、結局書くことにしました。

毎年各局持ちまわりで放送される授賞式ですが、今年はCBSだからか、司会は「ちょうど明日からこの局で放送する」と宣伝していた「ママと恋に落ちるまで」のニール・パトリック・ハリス。彼は前にも司会をしたことがありますが、今回は「ママ恋」メンバーが総出演(一部VTRで)していました。
オープニングの歌とダンスが期待されましたが、過去の司会者との掛け合いだけ。物足りなく思っていたところ、式の半ばになって「ショウの途中の曲(Number in the middle of the show)」を歌い出しました。「オープニングの歌はヒュー・ジャックマンだってやるけど、ショウの途中でやるなんてわくわく~note」とかって歌ってて笑。

コメディ部門とドラマ部門の作品賞は、どちらも意外性なし。もはや王者の「モダン・ファミリー」と、ファイナルを迎えた「ブレイキング・バッド」(私は2話で挫折)。
テレビムービー部門の作品賞「恋するリベラーチェ」は、日本ではなぜか劇場公開されるようですが、マイケル・ダグラスとマット・デイモンのゲイ・カップルを見に、私も足を運ぼうかなと思っています。

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2013年9月22日 (日)

ワン・デイ

1988年に大学の卒業式で出会ったエマとデクスター(デクス)は、一晩を共に過ごすも一線は越えず、友達のままでいることに。作家を目指しながらメキシコ料理店で働くエマと、放浪の後にテレビ司会者になったデクスは、別々の道を歩みながらも友人関係を続け、時には一緒に旅行し、時にはケンカ別れしたりしながら、10年以上の月日が流れます。


毎年7月15日の出来事を描いていて、その設定が面白いと思いました。
映画を見るまでは、主人公はエマで、ずっと片思いしていた彼と最後に結ばれる純愛ストーリーと勝手に思っていたのですが、途中でもうエマとデクスがくっついちゃったので、ちょっと驚きました。それに、そこに至るまでにも、デクスターはデキ婚しちゃうし、エマもコメディアン志望のイアンと同棲するしで、純愛って感じではまったくなし。

デクスがテレビ界に入って自堕落な生活に身を落としていくのを見るのは、結構苦痛でした。母がガンになって、「行いを改めてほしい」という彼女の願いを聞き入れ、まっとうになるのかと思ったけど、堕ちていく一方。
でもそれは、話を聞いてほしい時にエマが電話に出てくれなかったからですよね。彼女はデクスに望みなしと諦めて、イアンとデートに出かけちゃったので。残念ながらこの1994年当時は携帯もなく、外出中のエマは一晩中つかまらず、歯止めのかからなくなったデクスは、ドラッグにも手を出し享楽的な道をまっしぐら。

デクスをまともにしたのがエマではなく、デキ婚のシルヴィってとこも現実的でした。テレビ司会者を降ろされ、子供のために親友カラムの会社で働き始めるも、妻がカラムと浮気してほどなく離婚。

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2013年9月21日 (土)

CSI シーズン12

こちらはシーズン12が終了です。
前回書いた時(その記事はこちら)には、視聴するシーズンが前後していた(AXNからWowowに切り替えてた)時期だったのですが、ようやく落ち着いて順序どおりエピソードを見られるようになりました。

グリッソムが抜けた後、前シーズンまで登場したラングストン教授も去って、チームが一新した感のある今シーズン。とはいえ、ニックやサラ、グレッグなど、お馴染みの顔もまだまだいるのですが。

CSI立て直しのために、新しく呼ばれたD.B.ラッセル(テッド・ダンソン)がチーフになり、キャサリンは事実上の降格となりました。その後FBIの誘いを受けて、キャサリンはベガス警察を去ることに決め、代わりにクイン(エリザベス・シュー)が加入したことは、去年「ハワイから戻りました!」でも書いたとおりです。また、前シーズンでLAのCSIにいたエクリーの娘モーガンもベガスに異動してきました。
この新しい3人を私はとても気に入っていて、スピンオフ作品「マイアミ」「ニューヨーク」が相次いで終了することもあり、今後は今まで以上に興味を持ってこの本家を見られそうです。

特に、チーフのラッセルがすごくいい。ルールを外れる皆を戻す役目らしいけど、彼自身もかなり変。「家族会議」と言って皆を招集したり、ニックやグレッグを大声で呼ぶ(男性スタッフだけ?)のも面白いです。でも、家族が仲良しで、特に息子とのやり取りはほのぼのします。

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2013年9月20日 (金)

キャッスル シーズン4

第4シーズンが終了しました。
前にコメントしたのはシーズン2が始まった時(その時の記事はこちら)。まずは、その後のキャッスルとベケットの関係について。

しばらくは一向に進展する様子もなく、キャッスルは元妻とよりを戻したり、ベケットには同僚刑事や医者のボーイフレンドがいたりしました。そうしたらシーズン3の終わりで、急に皆が2人のことを取り沙汰するようになり、なんだかやらせだなーと思ったりもしました。
そんな時に、母親の死の謎を追っていたベケットが凶弾に倒れ、その傍らでキャッスルが「愛してる」と告白しますが、ベケットは覚えていないふりをするというところから、今シーズンはスタートしました。実は覚えていたと知ったキャッスルが、望み薄と思ってベケットを諦め、女遊びするという展開も。でも、シーズンエンドでは、ようやくお互いの気持ちを確認し合ったようです。

今シーズンは、失踪したキャッスルの父がCIAだったのか?って疑惑も浮上。そのエピソードで登場するCIAの女性エージェントは、ベケットの前にキャッスルの小説のモデルで一時付き合った人だとか。それってつまり、ベケットが特別なんじゃなく、単にキャッスルが惚れっぽいだけなんじゃ...?
この女性エージェントを演じるのは、「ライ・トゥ・ミー」でも言及のジェニファー・ビールスです。

キャッスルが銀行強盗に遭遇するエピソードもありましたね。

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2013年9月18日 (水)

アントラージュ シーズン7

シーズン7が終了しました。(前回の記事はこちら

物語も佳境に入った今シーズン。
Eはスローンと婚約してすっかり落ち着いた感じ。思えば前シーズンではアシュリーって子とすったもんだしていたのにね。仕事もスローンに紹介してもらったエージェント会社で安定してるし。
このEのオフィスには、「クィーンズ・ブールバード」「アクアマン」「ギャツビー」などのヴィンス主演作のポスターがしっかり飾ってありました! ヴィンスのこと、ほんとに大事に誇りに思ってるのがよくわかります。

そのヴィンスの方はというと、ニック・カサベテス監督のアクション映画で自らスタントをこなした後、Eの同僚スコット(「Hawaii Five-O」のスコット・カーン)とつるんで乱れた生活に。ポルノ女優のサーシャ・グレイ(本人役)と仲良くなったのはともかく、ドラッグに身を落とすくだりは、ちょっとショッキングでいただけませんでした。

ジョニー・ドラマは、エドワード・バーンズ企画のドラマがいい感じだったのに、揉めてクビになり、再び仕事を探す日々。新しいコメディの話も、ジョン・ステイモス共演(ジョニーより彼のがヴィンスの兄のようだった)で決まりかけてたのにポシャっちゃって。

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2013年9月16日 (月)

Hawaii Five-O シーズン3

シーズン3が終了しました。毎シーズン記事を書いているのは、このドラマぐらい。まあ、影響されてハワイ旅行まで行っちゃったほどですからね。
というわけで、前回の記事(→こちら)以降の出来事をまとめてコメントします。

シーズン2での注目は、ダークサイドに落ちた(かに見えた)コノが親しくなる汚職の元警官デラーノ。演じるのはウィリアム・ボールドウィンですが、久々に見たら老けてたなー。お兄ちゃんアレックの年から考えても、そりゃあそうなんですが。
で、こいつが一旦は刑務所送りになったのに、チンの妻マリアを人質に釈放を要求、その後もウォーファットと組んだりなんかして、ひと波乱もふた波乱もありました。
しかもシーズン3では、デラーノの兄がチンに復讐しようと登場します。こちらはウィリアムのもう一人の実兄ダニエル・ボールドウィンでした。

テリー・オクィン扮するジョーも度々出てきては、シェルバーンなる謎の解明をスティーヴと協力してましたね。
その絡みでジョーが日本に行った時のパスポートに押されたスタンプが、「移民日本出発6-の公式」ってなっていたんですよ。何じゃそりゃ?って感じ。もう少し、本物の日本の出国スタンプに似せればいいのに、と思ってしまいました。まさか米軍の特別スタンプとかじゃありませんよね?! 「移民」じゃないしねぇ...。

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2013年9月15日 (日)

ニュー・ワールド

昨日に引き続き、唯一見逃していたテレンス・マリック作品をようやく見ました。

17世紀初頭。イギリスから新天地アメリカへの入植のため船が到着します。ニューポート船長は、反乱罪で囚われの身だったジョン・スミス大尉を赦免し、先住民との交渉役に任命します。
交渉しに行ったものの先住民に捕らわれてしまったスミスは、部族の王の娘ポカホンタスの命乞いで助かります。スミスはポカホンタスとの愛を育みますが、彼と娘の仲を良く思わない王は、スミスを解放する代わりにイギリスに帰国するよう命じます。


昨日の「トゥ・ザ・ワンダー」ほどではないものの、会話は少なめでモノローグを多用する作品であることに変わりはありませんでした。しかし、史実に基づいたストーリーなので、展開は明らかで、ついていきやすかったとは思います。
スミスが主役と思っていましたが、メインはポカホンタスで、スミスへの純愛と、彼が死んだと聞かされて絶望し、そんな時に新しい入植者ロルフに見初められて結婚する彼女の人生が、美しく詩的な映像と共に描かれていました。

実際には、ポカホンタスとスミスとの恋愛がどれほどのものだったかは不明ですが、少なくとも映画の中では、彼女はスミスへの想いを消しきれず、優しいロルフに好意を感じながらも、心はスミスのもののままだったんですね。
ラストで、スミスがポカホンタスを見つめるまなざしが切なくて、心を動かされました。全体的には「トゥ・ザ・ワンダー」のがよかったし、スミス役の太眉コリン・ファレルよりロルフ役クリスチャン・ベールの方が好みの顔だけれど、コリンのこの表情には参りました!

2013年9月14日 (土)

トゥ・ザ・ワンダー

テレンス・マリック監督の最新作を見に、映画館へ足を運びました。

フランスに来ていたアメリカ人のニールと出会い恋に落ちたシングルマザーのマリーナ。娘のタチアナと共にアメリカへ来たものの、生活になじめない娘はフランスに帰りたがり、滞在ビザの期限切れと共に、2人はフランスへ帰国することになります。ニールも、マリーナへの気持ちが薄れたようで引きとめもしません。
ニールは水質調査員でしたが、汚染に苦しむ地域の司祭クインターナは、地域の悲惨さに目を背けたくなりながらも、人々の話に耳を傾けています。
マリーナがフランスに戻っている間に、ニールは幼馴染のジェーンと再会し、親しくなりますが、マリーナが元夫との離婚を成立させて再渡米することになり、ニールはジェーンと別れます。


前作「ツリー・オブ・ライフ」の時にも書きましたが、内容は見る人の判断に委ねられる作風のため、断定的な意見が言いにくい作品です。分かりやすい編集や、会話による説明はほとんどなく、単にシーンを繋げて積み重ねただけのような映像が、非常に詩的であり、考えさせられます。

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2013年9月10日 (火)

刑事マードックの捜査ファイル

ちょうど4年前にLaLaTVで放送の「マードック・ミステリー」をシーズン2まで見ているのですが、その後一向に続きが放映されないままなので気落ちしていました。
この度AXNミステリーでシーズン1が放映されるのを機に、このお気に入りのドラマが第3シーズン以降も放送されるとの期待を込めながら、コメントしたいと思います。

19世紀末のトロント。刑事のウィリアム(ウィル)・マードックは、天才的なひらめきと、興味を活かした最先端の科学捜査でもって犯人を突き止めます。


この頃の時代設定と一話完結の犯罪捜査が好きなので、このドラマは私の感性にピタリとハマりました。
ウィルは、科学が好きなだけあってちょっとオタクっぽいところもあるし、パッチリおめめと、いつも同じようなスーツに帽子、移動手段が自転車ってとこも可愛いです。

今では当たり前のアイテムが、ウィルまたはそれ以外の人の発明品として数々登場します。
今回見た第1話では盗聴装置とその録音機が、続く第2話ではバイクの前身のモーター自転車が出ていました。今後も、キネマトグラフ(箱型の映画)や指紋認証、嘘発見器、頭蓋骨からの顔の復元法などが出てきて捜査に一役買います。

といいつつ、久々に見た第1・2話は細かいところを覚えていず、上記の情報も当時の視聴メモによるもの。

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2013年9月 9日 (月)

Arrow/アロー

このほど一挙放映されたシーズン1を見ました。前に「パーセプション」の全10話一挙放送でも辛かったのに、今回は21話(第1・2話は先行放送で見ていたので)。途中で休みを入れながら、何とか見終えました。

スターリング・シティの億万長者クイーン家の長男オリバー(オリー)は、父親と乗っていた船が難破、一人生き残って5年間無人島で暮らした後に救出されます。
父親は死ぬ前に、街の犯罪者のリストをオリバーに渡し、必ず生き残って健全な街に戻すようオリバーに言い残していました。父の遺志を継ぐため、正体を隠した謎のフードの男グリーン・アローとなったオリバーは、島で身に付けた弓矢を使って悪人を倒していきます。



最近のアメコミ大量映像化に食傷気味なので、最初は見ようと思っていなかったドラマなのですが、主役のスティーブン・アメルが「プライベート・プラクティス」に出ていたと聞き、「ヴァイオレットの年下の恋人だった、心優しいイケメン救命士だ!」と気づき、興味が沸きました。私ってほんと単純!bleah

出だしがそういう状況なので、オリーの悪人退治にはあまり関心が持てませんでしたが、オリーが弓矢の術を身に付けた島での過去は、早く知りたくてたまりませんでした。
先に無人島と書きましたが、実際は無人ではなく、オリーを助けてくれた中国人ヤオ・フェイとその仲間、彼らを狙うファイヤーズの一味などがいて、そのサバイバルの過程でアローとしての能力が磨かれたことが明らかになってきます。

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2013年9月 5日 (木)

サラの鍵

こちらもリィンさんお薦めの映画(詳しくはこちら)。前に「ハートブレイカー」を見に行った時に映画館でチラシを見つけ、気になっていた作品です。

アメリカ人ジャーナリストのジュリアは、1942年にフランス警察がユダヤ人をヴェルディヴと呼ばれる競技場に集め収容所送りにした史実を取材しています。フランス人の夫の家族から譲り受けたアパートがかつてはユダヤ人のものと思われたことから、夫の祖父母が不正にアパートを入手したのではないかと疑い、調査を始めます。調べるうちに、アパートにはサラとミシェルという幼い姉弟がいたことを知り、その行方を追います。


サラの事件がどうつながっているのか、息を詰めて見てしまいました。当時の話と現在のジュリアの話が交互に描かれるのですが、現在のシーンが始まると「ふぅ...」と息を吐き出して、ずっと息を詰めて見ていたことに気づくという繰り返しでした。
物語が進んでくると、いきなり現代に戻されるのは気が削がれるようにも思いましたが、間に現代のシーンが挟まっていなかったら、深刻すぎて、見続けるのが苦しかったに違いありません。
とはいえ、祖母のいる老人ホームのきらびやかな装飾が空虚に見えたり、妊娠検査薬のような今っぽいアイテムが現実を帯びて見えなかったりはしました。

主人公ジュリアを演じるのは、「ラルゴ・ウィンチ」「お買いもの中毒な私!」でもコメントしたクリスティン・スコット・トーマス。後半に出てくるサラの息子には、「フィオナが恋していた頃」や「夏休みのレモネード」などで結構好きなエイダン・クインです。

フランスがユダヤ人虐殺に加担していた事実はほとんど知られていませんでしたが、それはフランスが隠したかった汚点だからなのでしょうね。そして今ようやく明らかにされるべきと判断されて、描かれ始めたのでしょう。
私はまだ見ていないのですが、ジャン・レノとメラニー・ロラン共演の「黄色い星の子供たち」という映画も、同じテーマを描いていたはず。近いうちにこちらも見てみたいです。

2013年9月 3日 (火)

宇宙人ポール

私のブログにいつもコメントを寄せてくださっているリィンさんお薦めの映画(詳しくは「ビッグバン・セオリー」のコメントを参照)を見ました。

SF好きのオタクなグレアムとクライヴは、カリフォルニアで開かれているコミコンとUFOスポットを巡る旅のために、イギリスからやってきました。コミコンやUFOスポットに感動しながら、次の場所へとレンタルしたトレーラーを走らせていたところ、暴走しながら追い越して行った車が炎上するのを目撃します。驚いた2人が車を止めて見てみると、そこにはエイリアンが! 話を聞いたグレアムは、エイリアンを目的地まで送ってあげることにします。


冒頭で1947年にワイオミング州で少女タラとその犬ポールが遭遇した宇宙船が映り、タイトルのPAULの文字が現れた時にはゾクゾクしました。おどろおどろしいオープニングに、シリアスなSF映画かと見まがいましたが、その瞬間、バカ面(失礼!)の2人が登場、一気にお笑いモードにhappy01

それにしてもこのエイリアンが、すごく態度がデカくて、でもシュールで何だかクールな感じで、風体は気味悪い宇宙人なのに、非常に魅力的でした。人間がエイリアンに対して示す画一的な反応にうんざりしている感じもグッド。私も友達になりたくなりました。

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2013年9月 1日 (日)

ワイン探偵ルベル シーズン2

去年はボジョレーの時期に合わせて放映されていたシーズン1(その時の記事はこちら)ですが、今シーズンは早くも8月に放送され、全4話を見ました。

エノログのバンジャマン・ルベルが、ワイン関係のつながりから事件に遭遇し、犯人を見つけ出すというストーリーは変わらずですが、助手のシルヴェールとマチルドは毎回出るわけではありませんでした。恋人のフランスも同様です。

今回私が気づいたのは、前にフランス人がクリスティ好きと書きましたが(詳しくは「ゼロ時間の謎」を参照のこと)、このドラマもクリスティ作品のように、家族や近しい関係者たちが皆早い段階で登場し、その中の誰が犯人か?って設定なんですよね。なので、古き良き推理小説の手法が好まれているのではないかと思いました。

前回もエピソードタイトルについて書きましたが、今回地名が入っていたのは2話と3話のみ。
第1話の「Question d'eau-de-vie ou de mort(生か死の水の問題)」は、eau-de-vie(命の水=蒸留酒)のvieとかけているんでしょうね。第2話「Noces d'or a Sauternes(ソーテルヌでの金婚式)」は、なかなか趣のあるいいエピソードで、海岸で迎える死は「ぼくを葬る」にもあった理想的な最期でした。第3話の「Boire et Deboires en Val de Loire(ロワール渓谷での飲み物と失敗)」は訳しにくいですが、韻を踏ませるためですね。
ラストの「Les Veuves Soyeuses(絹のような寡婦たち)」は裏の意味があるのでしょうか(どなたか知っていたら教えてください)。ストーリーは、シャンパン会社の姑と嫁が2人とも夫を亡くし、ルベルがシャンパン造りを助けるというものですが、2年前にランスに行った時に見学したシャンパンメーカーの蔵を思い出しました。

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