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2013年7月14日 (日)

ゴーストライター

ロマン・ポランスキー監督、ユアン・マクレガー主演のサスペンス映画です。

元英国首相アラン・ラングの自叙伝用に雇われたゴーストライターが、ラングの別荘があるアメリカ東部の島にやってきます。ちょうどその頃、ラングが首相時代にCIAと共謀してテロ容疑者を拷問させたという疑惑が世間を騒がせます。
ラングにインタビューしながら執筆を始めた彼は、前任者でフェリーから転落死したマカラの部屋で偶然見つけた写真と新聞記事から、ラングの話につじつまの合わない点があることに気づきます。



冒頭のフェリーのシーンに始まり、全編を通してサスペンスフルで、どう展開するのかドキドキして目が離せませんでした。首相の怪しい点をつついたと気づきながらも、全貌が見えないまま逃げている主人公は辛そうでした。
クライマックスで、マカラが埋め込んだ証拠を謎解きするシーンは、見ごたえがありました。ただしラストは、私にとってはやや予定調和的でしたが。とはいえ、緻密に計算されたストーリーに、全体としてかなり満足しました。

主人公のゴーストライターにちゃんとした名前がなく、常に「ゴースト」で通っているのも面白いと思いました。しかも、それが全く不自然でなく、名前がないことにしばらくは気づかなかったくらい。彼は無名のゴーストライターでしかないという事実を突き付けているような設定でした。


ラング役には、元ジェームズ・ボンドで「マンマ・ミーア」などにも出演のピアース・ブロスナン。ラングの妻には、「私が愛した大統領」でもファーストレディの役だったオリヴィア・ウィリアムズ。ラングのアシスタント役キム・キャトラルは、「SATC」以外に映画では「マネキン」や「スタトレ」でしか見たことがないので、シリアスな役が不思議な感じでした。

その他、冒頭でちょっと出の出版社NY支部のマドックスに、「ディフェンダーズ」のジェームズ・ベルーシ。ラングの弁護士には、最近は「キッドナップ」や「レバレッジ」などテレビ出演の多いティモシー・ハットン。そして、謎の鍵を握るエメット教授には、「司祭」「リカウント」にも出ていたトム・ウィルキンソンです。

ユアン・マクレガーは、「アメリア 永遠の翼」や「ヤギと男と男と壁と」など、いろんな映画でちょくちょく見かけますが、「人生はビギナーズ」やこの映画のような芸術系の作品で見る彼は結構好きかも。このまま、マクレガー特集に継続してしまおうかな?

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