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2013年7月16日 (火)

恋は邪魔者

もう1本、ユアン・マクレガーの作品を見ました。

「恋は邪魔者」という女性向けの指南書を出版するバーバラ・ノヴァクは、宣伝のため雑誌「ノウ」の記者キャッチャー・ブロックに紹介記事を書いてもらうとしますが、プレイボーイのキャッチャーは女遊びに忙しく、ハイミスと思しきバーバラとの約束をことごとくドタキャンします。
別の方法で売り込みに成功したバーバラの本は瞬く間にベストセラーになり、バーバラの姿を見て魅力に気づいたキャッチャーは記事を書きたいとアプローチしてきますが、今度はバーバラが相手にしません。そこでキャッチャーは、他人の振りをしてこっそりバーバラに近づき、自分に振り向かせようとします。


60年代という設定に合わせ、オープニングから「cinemascope」(シネマスコープ)と大きく文字が出て、時代を感じさせる工夫がとてもよかったです。
それと、キャッチャーの紹介記事を宣伝に使えなかったバーバラたちが、「エド・サリバン・ショー」で歌うジュディ・ガーランドの曲を利用するという設定も、時代に合っていてなかなかグッドでした。

バーバラの60年代ファッションも可愛かったけど、彼女の服と同じピンクピンクした部屋は、ハローキティのクッションでもありそうな雰囲気で、私はちょっと閉口しました。ウーマンリブを掲げる女性が、意外にこういう部屋だったりするのよね…。

私もかつて見たことのある、ドリス・ディとロック・ハドソンの1959年のロマコメ映画「夜を楽しく」が、本作のベースとなっているらしく、プレイボーイとハイミス(と思われた)女性との恋という設定がそっくりだし、画面を2分割してそれぞれの部屋にいる2人を同時に見せる手法も同じでした。
私の記憶が間違ってなければ、この2分割画面は、「夜を楽しく」当時、主演2人のラブシーンを見せることができなかったため、それぞれがベッドに横たわり両画面に並んで見せることで想像をかきたてたと聞いた気がします。
今回の作品では、やはりそれぞれの部屋で電話をしている2人の動作を組み合わせると××しているかのように見えるショットにしてあり、ある意味一緒だなぁと。ただ、現代では主役2人が実際に絡んでいても、全く問題はないでしょうけれどね。

雑誌「ノウ」の出版社社長ピーター・マクマナスが、キャッチャーに振り回されて、気弱な様子が可愛かったです。でも、演じるデヴィッド・ハイド・ピアースはこの時もう40代半ばだったらしいのに、ユアンと並んでもそれほど遜色ないのに驚きでした。

キャッチャーがバーバラとの食事をすっぽかす時に会っていたスッチーたちが、イギリス人(の設定)の時は「イングリッシュ・フォックスハウンド」、フランス人の時は「フレンチ・プードル」、スウェーデン人の時は「スウェディッシュ・ラップドッグ」と犬の名前でごまかしていたのが笑えました。
ちなみに、このイギリス人スッチー役は、「ボディ・オブ・プルーフ」などのジェリ・ライアンです。

後半のどんでん返しは、かなり予想外の展開で驚きましたが、でもさすがにラストは当然ながらのハッピーエンドで、ロマコメの割に(?)凝っていたと思います。
それに、ユアンは前2作と全く違うイメージの役で、楽しんで見ることができました。そういえば、彼は「ミス・ポター」でもレネ・ゼルヴィガーの相手役でしたよね。あの映画もなかなかよかったです。

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