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2013年6月 5日 (水)

風にそよぐ草

パリで靴を買って店を出たところで、ひったくりに遭ってしまったマルグリット。お金は盗まれましたが身分証などの入った財布を偶然ジョルジュが拾い、警察に届け出てくれます。お礼の電話をかけたマルグリットに、ジョルジュは無愛想。でもそれは、マルグリットが「会いたい」と言ってくれると思ったのに言わなかったからでした。ジョルジュは、身分証の写真で見ただけの彼女に魅かれてしまったのです。


私は、写真だけで一方的に好きになるという感覚がわからないので、はっきり言って理解不能な世界ではありましたが、そういう人もいるんでしょうね? 
ただ、ジョルジュが一人で盛り上がっちゃって、電話を掛けまくり、手紙を送り、果ては家まで押し掛けて車のタイヤを切ったりと、まさにストーカーの世界に入ってしまった時には、さすがに極端すぎだなーと思いました。しかも、ジョルジュには、マルグリットより若くてきれいな奥さんもいるんですよ!

恐らくジョルジュの行動は、年老いて死に対する恐怖感が出てきたからってことなんでしょうね。だからって、彼の行動は正当化できませんが。
それに、マルグリットもマルグリットですよ。相手にしなきゃいいのに、手紙に返信したり、電話かけたり、果ては会いに行っちゃったりするんですから。
大人の恋愛ってこういうものなの?と一瞬思いましたが、私も一応いい歳した大人ですし、やっぱりこれは単にジョルジュが変わってるんでしょう。そして、マトモそうだったマルグリットもそれに乗せられてしまった、と。
ストーカーになる人が、この映画を見て、粘れば何とかなると勘違いしないことを祈ります。そうでなければ、オチオチ財布も落とせません!bearing

ジョルジュを演じるのは、「奥さまは名探偵」「ロング・エンゲージメント」のアンドレ・デュソリエ。マルグリットには、「恋するシャンソン」などのサビーヌ・アゼマ。そして、警官役でマチュー・アマルリック。
一昨日の「クリスマス・ストーリー」で、アマルリック演じるアンリの姉だったアンヌ・コンシニがジョルジュの若妻役で、アンリの恋人だったエマニュエル・ドゥヴォスがマルグリットの友人役で出ていました。

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