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2013年6月29日 (土)

Alceste à bicyclette (Cycling with Moliere)

3本目はまたもやフランス映画です。

有名俳優のゴーティエは、今度芝居を企画することになり、昔なじみで今は引退した俳優のセルジュを誘うために、彼の住むレ島(イル・ド・レ)というリゾート地にやってきます。
最初は、ブランクがあるからと誘いを断るセルジュでしたが、演目がモリエールの「人間嫌い」と聞いて興味を引かれた様子。とりあえず、数日間2人だけでリハーサルをしてみることにします。
ゴーティエは自分が主役のアルセストを演じ、セルジュにはフィラントを演じさせるつもりでしたが、セルジュがアルセスト役にこだわったため、仕方なく交互に演じることを提案します。


私は原作の「人間嫌い」を読んだことがないのですが、どうやら主人公の2人の関係は、アルセストとフィラントの関係と似たもののようです。2人が出会うフランチェスカという離婚途中の女性も、「人間嫌い」の中の未亡人セリメーヌと似たような設定ですし。

劇中でセリフを読み合わせていますが、フランス語が早口でちょっと難しすぎ、聞くのをパスしていたので、登場人物と重ね合わせることができず、今になって少し後悔。

TVドラマで有名になったゴーティエは、どこに行っても皆に気づかれサインを求められ、そんな彼をセルジュは羨みつつも見下した様子のところもあり、一方のゴーティエは、堅物で物事を譲ろうとしないセルジュをやっかいだと思いつつも芝居に誘いたいので我慢しているという具合で、そんな2人の微妙な駆け引きがとてもよかったです。

ラストは結構皮肉が効いていて、こういう終わり方をするとは想像していなかったのですが、モリエールの風刺喜劇を基にしているなら、逆に当然の成り行きとも言えるでしょう。

タイトルは「自転車に乗ったアルセスト」という意味(英題は「モリエールとサイクリング」となってるけど…)ですが、ゴーティエとセルジュが自転車に乗って出かけたりしていたからなんですね。このイル・ド・レは、観光客とかがけっこう自転車に乗ってたりする場所のようです。

二枚目のゴーティエ役は、「神々と男たち」にも出ていたランベール・ウィルソン。そして、コメディをさせれば右に出る人はいない曲者役者のファブリス・ルキーニ(「しあわせの雨傘」)がセルジュを演じています。

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