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2013年5月 3日 (金)

孤独な天使たち

ベルナルド・ベルトルッチの最新作を見に行きました。

14歳のロレンツォは、自分の世界に引き込もり他人と交わろうとしません。ある時彼は、学校のスキースクールに参加する代わりに、自宅のあるマンションの地下室に隠れることにします。
音楽とパソコンと買い込んだ食糧で自由を満喫するロレンツォでしたが、ひょんなことから異母姉のオリヴィアに見つかってしまいます。オリヴィアは、ちょうど泊まれる場所を探していたので、母親に内緒にする代わりに一緒に地下室に寝泊まりすることを了承させます。実は彼女は、有望なアーティストだったものの、ドラッグに走り、今はヤク断ちしようとしていたのでした。


ストーリーを知って見てみたいと思ったわけなのですが、勝手にローティーンの少年少女の話と思っていました。実際は、ローティーンはロレンツォだけで、異母姉は大人の女性でした。
前作「ドリーマーズ」では男女3人の世界を描いていたベルトルッチ監督ですが、今回は男女2人の世界。しかも、姉弟ながら離れて住んでいた異母兄姉弟ということで、思春期のロレンツォはオリヴィアの下着写真にドキドキしたり、ほのかな恋心に近い想いを垣間見せる微妙な関係がなかなかでした。

他人との関係がうまく築けないロレンツォは、ペットショップでアリの巣に魅せられたりするのですが、このオリヴィアとの共同生活を通じて、人生を学び、成長していく姿に、将来への希望が見出せました。
一方のオリヴィアも、大事に育てられたロレンツォと対照的ながら、彼の純粋さに触れて、真面目に生きる決意を新たにできたようで、異母ながら姉弟の絆を感じました。

ベルトルッチ監督は、学生の頃「ラスト・エンペラー」を見たのが最初ですが、大好きな「暗殺のオペラ」をはじめ、「1900年」「シェルタリング・スカイ」「シャンドライの恋」、そして前掲の「ドリーマーズ」など、どれをとってもお気に入りの作品ばかりです。
病気のために創作を一時中断していたようですが、無理をせず、新しい作品を生み出していってほしいです。

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