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2013年3月 3日 (日)

ライフ・オブ・パイ

公約通り(?)3D初体験してきましたhappy01

父親の経営するインドの動物園に、両親と兄の4人で暮らしているパイ。一家でカナダに移住することになり、動物を連れて船に乗り込みますが、途中で嵐に遭い、船は沈没してしまいます。
唯一助かったパイは、救命ボートに乗り込んできた動物たちと共に漂流することになります。動物の中には獰猛なベンガルトラもいて、困難な漂流生活が始まります。


サブタイトルに「トラと漂流した227日」とあるように、漂流が中心ではありますが、本タイトル通りパイの半生の話でした。特に、パイが自分の名前の由来を説明する逸話は面白かったです。
本名の「ピシン」は、父親の親友がフランスで感銘を受けたプールのフランス語名で、それがインドでは別の変な意味を持っていたことから、自ら工夫して「パイ」という名を通用させたのでした。
彼の工夫と、好奇心旺盛なところは、子供の頃に培ったもので、それが漂流生活に活きていました。

同様に、子供の頃に影響を受けた宗教の話も、非常に意味がありました。彼が住んでいたのは、フランス人居住区やイスラム人居住区と接しており、自身のヒンドゥー教の他にカトリックとイスラム教の影響も受け、それが彼の信仰の源となりました。

私がこの映画で思ったのは、「最後は結局神なのかな」ということ。信心深くない人も、死に直面したら神様にすがる気がするし、パイが困難に遭う度、神に祈り感謝する姿を見て、そう感じました。そして、ラストはそれを裏付けるような結末でした。

獰猛なトラが遠くを見つめている様子は、なんだか物悲しくも愛らしくもありましたが、リチャード・パーカーという名前ともあいまって、人間のように親しみを感じました。その理由が、結末と共にすっと理解できました。

本作は、インドからカナダへ日本の船に乗って移住するというインターナショナルな話ですが、ハリウッドで活躍する台湾人アン・リーの世界観そのものでした。

初の3D体験でしたが、3Dでよかったって場面はそれほどなく、逆に言えば、2Dでも十分感動できたと思います。
関係ないけど一つ新鮮だったのは、3D上映前の映画予告はやっぱり3Dなんですね(2Dしかない映画は別)。そのうちどんな映画も3D上映が当たり前になる日が来るのかな、なんて思いながら見ていました。

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