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2013年1月 5日 (土)

ダウト ~あるカトリック学校で~

年始最初の作品は、メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマン共演の、舞台劇の映画化です。

1960年代。カトリック学校の校長であるシスター・アロイシスは、世俗になじもうとするフリン神父が気に入りません。若い教師のシスター・ジェイムズから話を聞き、ミサの侍者である少年ドナルドと神父の関係に疑いを持ったシスター・アロイシスは、事情を探り、神父を追いつめようとします。


時代も時代ですし、狭い社会ではちょっとした噂がおおごとになっていくのは、わかる気がしました。神父って抑圧された環境にいるせいか、ゲイとか小児性愛者とかの疑惑を持たれることが多いような気がします。当時は、まだゲイに対する風当たり、特にカトリック教会においては拒絶反応が大きかったであろうことは、容易に推測ができます。私は、この頃作られたレズビアンをテーマにした映画「噂の二人」を思い出しました。

シスター・アロイシスの立場は、フリン神父を毛嫌いすることに起因するとわかりますが、人の良さそうなシスター・ジェイムズがなぜフリン神父を密告するようなことをしたのか、最初はわかりませんでした。でも、神父を尊敬し、好意を抱いているからこそ、少年との関係がよくわからず、追及したかったんですね。その証拠に、神父の説明を聞いてそれを純粋に信用する気持ちになったわけだし。

M:I:III」でもコメントしたフィリップ・シーモア・ホフマンは、いつもひと癖ある役が多いので、ここでも少年虐待の嫌疑がもっともらしく、清貧な神父に見せかけてる裏に何かあるのではと思わされました。
ドナルド少年の母親を演じたヴィオラ・ディヴィスは、短い登場シーンながらアカデミー賞助演賞にノミネートされ、当時話題になっていましたが、迫真の演技でノミネートも納得でした。

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