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2012年12月22日 (土)

ラビット・ホール

娯楽大作が続いたので、ヒューマンドラマを見たくなりました。こちらは、公開時に気になっていて見逃していた、ニコール・キッドマン主演の作品です。

ベッカとハウイーの夫婦は、8か月前に4歳の息子を事故で亡くしました。ベッカは遺族の会に参加しても癒されず、妹の妊娠に動揺します。そんな時、息子を車でひいた少年を町で偶然見かけ、後を追います。一方、ベッカ抜きで遺族の会に参加し続けるハウイーは、そこで知り合ったギャビーと親しくなっていきます。


子供を亡くした夫婦は、その後別れる結果になることが多いと聞きますが、それは悲しい気持ちもさることながら、自分を責めたり相手を責めたりして、心がすれ違っていくからなんでしょうね。
冒頭では、夕飯を作る妻の元に帰ってくる夫という普通の2人に見え、失ったものがあるように見えませんでしたが、夫が死んだ息子のビデオをこっそり眺める姿に、普通と違うことを思い知らされました。

前に進もうといいつつビデオを手放せない夫と、子供の服を整理しても前に進めない妻。ここでは、その方向性の違いがくっきり出ていました。私は身近な人を事故で急に失ったようなことはないけれど、その複雑な心境は理解できました。特に、ベッカの母親の「ポケットの石ころ」の例えは、とてもよく言い表していると思いました。

タイトルの「ラビット・ホール」は、妻が追いかける少年の描くコミックの題です。この少年もまた、自分のせいではないのに事故のことで苦悩しています。みながそれぞれ自分を責めているのは悲しすぎました。それが人間の本質であるのだとしても…。

ハウイーを演じるアーロン・エッカートは、去年の注目俳優リストにも載せた、私の好きな俳優の一人ですが、今回はやっぱりキッドマンの独壇場ですね。オスカー・ノミネートも納得です。
また、ベッカの母役でダイアン・ウィースト、ハウイーが親しくなるギャビー役で「グレイズ・アナトミー」のサンドラ・オーが出ています。

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コメント

ようさん!やはり御覧になっていましたね!良かったァ。
今WOWOWさん加入していて、「オッ」と思った作品、見ています。
子供が事故死に。遺された両親は・・・という背景以外は
静かに、そして当たり前の日常を見せながら
「もう、戻ってはこないんだ」と受けれる・・・とは、行きませんでしょうが
その事実を見つめる姿は、共感を呼びますよね。
母親役のダイアン・ウィーストは、やはり巧い!
それと・・・タイトル「ラビット・ホール」ですが・・・
これは、「不思議の国のアリス」から来ているのでは?と思うのですが。
おっと!私、少年の描くコミックのタイトルとは・・・見逃していました(汗汗)
ウサギを追いかけて、ウサギの素の穴に落ちてしまい・・・
日常とはかけ離れた世界に迷い込む・・・
子供の事故死で、今までとは異なる世界に来てしまった2人。
私は、そういう風にタイトルを捉えて、見ましたよ。

リィンさん、今晩は。
いつもながら洞察が深いですね!
私はコミックのタイトルしか見ていませんでしたが、
きっと元々はリィンさんが読み込んだような背景があって、
その上で少年に同名のコミックを書かせたのでしょうね。
映画を見たのは少し前ですが、懐かしく思い出しました。

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