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2012年8月 6日 (月)

シャーロック

本場イギリスBBC製作の、現代版シャーロック・ホームズのドラマです。シーズン2の最終話まで見終わりました。

怪我をして戦場を離れた軍医のワトソンは、知り合いからシャーロックをルームメイトにと紹介されます。性格は悪いが並外れた推理力の持ち主であるシャーロックに感心し、結局はルームメイトになることを受け入れ、ロンドン警視庁のレストレード警部の要請で犯罪現場に赴くシャーロックに付き合います。


まず、現代版という設定ですが、これがなかなか気に入りました。ホームズの話は映像化されすぎるているので、やはり新鮮味がなければというのはもちろんですが、現代の文明の利器(ネットに携帯)を駆使して犯罪を解決するホームズは見ていて本当に楽しかったです。
ホームズが現場に行けなくてワトソンが代わりに行くというのは原作でもありましたが、ここではウェブカムで、ホームズもリアルタイムで現地を見たり担当者に話を聞いたりしています。
それに原作では、ワトソンがホームズの冒険談の語り手となり本を出すのですが、現代版でワトソンが書くのはもちろんブログ! アクセス数も一晩で1800を超す人気サイトですhappy01

最初はホームズの変人ぶりに閉口することもあったワトソンですが、シーズン2では、すっかり親友同士。2人がただのルームメイトではなく恋人同士では?というゲイネタもしつこいぐらい出てきますが、それも今っぽいです。

一方、シャーロックの兄マイクロフトは、原作では弟以上のキレ者で、でも弟ほどの奇抜さもなく成功しているというイメージでしたが、ここでは嫌味で偉ぶった奴なんですよね。そして、当然ながら、弟との仲も悪いのですが、それがちょっと残念でした。

ホームズの考えが文字になって表れるところも、斬新でした。普通は、視聴者(読者)はワトソンと同様、ホームズが小出しにするヒント以外に、彼の推理は最後の方になるまでほとんどわからないので。
ホームズが何に着目しているか、どういう発想なのか、彼の視点がとてもよくわかりました。にもかかわらず、ちゃんと最後までサスペンス性をキープできているし。

原作のアイディアもきちんと取り入れていて、尚且つ新しい展開に変えているところも好感が持てました。原作を熟知しているファンには、原作と同じところを見つけるのは嬉しいし、でも全く同じではないので、エンディングまでに興味を失うこともありません。

例えば、シーズン2に出てきたアイリーン・アドラーは、私が映画「シャーロック・ホームズ」で文句をつけたレイチェル・マクアダムスと異なり、私のイメージ通りの妖艶な女性でよかったのですが、彼女が隠した機密文書や写真の入った携帯(原作では手紙の束)のありかを、火事を用いて突き止めるくだりは、原作のまま活かしていましたね。
でも、携帯のロックを解除するパスワードは、英語ならではの仕掛け(あ、でも、日本語のカタカナでも行けるかな?bleah)のある謎解きで、なかなか凝ってました。

また、「バスカヴィルの犬」は、どうアレンジされているのか興味津々でしたが、軍の実験施設ですか! 原作では、湿地帯で珍しい蝶を追いかける犯人でしたが。

そして、最終話のライヘンバッハは、ホームズとモリアーティが共に滝から落ちて死んだ原作を思い起こしましたが、ここでは、ホームズがライヘンバッハでの事件を解決したらしく、ヒーローとしてマスコミで取り上げられ一躍有名になったところから始まります。
シーズン1の最終話でも出てきたモリアーティは、これまた原作の老齢の教授のイメージと異なり、若くてハンサムで誰もが騙される魅力的なキャラでした。
ライヘンバッハは、シャーロックをいい加減葬り去りたかったコナンドイルが仕組んだ結末でしたが、あまりの人気に復活せざるを得なくて生き返らせ再開したので、すべてが明らかになった今では、これは中間地点にすぎなくなっていますよね。なので、ここでも、そのコンセプトは活かされていました。

ところで、シャーロックの部屋の壁にちらっと見えたのが、元素周期表のようだったのですが、シャーロックほどの人なら、それぐらい頭に入っているのでは?と思ってしまいました。それとも、ただのお飾りで、彼にとっては、普通の人がアイドルかスポーツ選手のポスターを貼っているのと同じ感覚ってことなのかな?wink
私はロンドンに行った時に、架空のベーカー街221Bにも行きましたが、このドラマでは隣の1Fにスピーディってサンドイッチ・バー&カフェってお店がありましたね。しかも、オーナーがハドソンさんと実は不倫か?ってネタもあったし、結構細かい所まで、つい目がいってしまうドラマでした。

設定を現代にするっていうのは、ある意味賢い選択かもしれません。変に時代考証にこだわる必要もなく、楽でお金もかからないbleah
それに、大学の研究室を利用して、シャーロックに「一人CSI」みたいなことをさせられますwink。原作でも、靴の泥を研究したりしてましたけどね。

主演のベネディクト・カンバーバッチに本来は注目すべきでしょうが、私が気になるのはワトソン役のマーティン・フリーマン。彼は、私の大好きな「銀河ヒッチハイク・ガイド」のアーサー・デントですが、あのちょっととぼけた平凡な英国人アーサーと、このワトソンには共通するところがある気がするのは私だけ? とにかく、どちらもハマり役です!

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