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2012年6月 6日 (水)

地上5センチの恋心

大人の恋愛にもかかわらず、とってもかわいい話でした。

夫に先立たれ、つましく暮らすオデット。昼間はデパートの化粧品売り場で働き、夜は大好きなバルタザール・バルザンのロマンス小説を読むのが楽しみ。ある時、バルザンのサイン会に行くものの、緊張して自分の名前もちゃんと言えなかった彼女は、彼に手紙を書くことにします。
一方、バルザンは、人気作家の地位を築くも、テレビで彼の作品を酷評され落ち込みます。そこへ、妻が浮気していることを知り、自殺を図ります。命を取り留めたバルザンは、読まずにいたオデットの手紙を見つけ、励まされ、彼女に会いに来ます。


まず、オデットがすごくかわいい! かなりいい歳(演じるカトリーヌ・フロはこの時50歳)なのに、テーブルを準備したりメレンゲを泡立てたりしながら踊る姿に、こちらまでウキウキしてしまいました。
彼女が書いた手紙を、バルザンがなかなか読んでくれなくて、自殺未遂までしてしまった時にはイライラしてしまいましたが、無事、読んで救われ、幸せを実感していく彼に、私まで癒されるようでした。でも、いくら愛されることに飢えてたからって、彼女の家で居候までするかなー。

オデットの家には、ゲイで美容師の息子と、無職の娘もいるのですが、2人とも何だかんだ言ってとてもいい子たちで、皆でバルザンを温かく迎え、後半では、バルザンの息子まで迎え入れていました。

だけど、自信喪失のバルザンは、賢いとは言えないオデットにしか評価されていない、所詮自分の作品は美容師やレジ係しか読まないと、落ち込み気分がなかなか抜けません。そんな紆余曲折の上で、次第に幸せを勝ち取っていく様がとてもよかったです。

とにかく、オデットが踊っているのを見るだけで、こちらまで元気が出ましたし、上からオデット宅の各部屋を俯瞰するシーンを見ながら、私まで幸せになりました。
そして、寝入っているバルザンを見て、彼までかわいく見えてきましたhappy01

邦題に「5センチ」とありますが、実際オデットは、幸せになると、5センチどころか空高く舞い上がっていて、それにはさすがに笑いました。
それに、いくらファンの作家の前で硬くなったからって、自分の名前まで間違える? ただ、先日の「アデル/ファラオと復活の秘薬」でも、アンドレイがアデルの前で名前を間違えてたし、ネタとしてはありなのかもしれませんwink


オデットを演じるのは、「譜めくりの女」や「奥さまは名探偵」にも出ていたカトリーヌ・フロ。
そして、バルザン役アルベール・デュポンテルは、「いのちの戦場」や「ロング・エンゲージメント」に出ていましたが、タフガイの軍曹ともひょうきんなセバスチャン・プーとも違った繊細な作家の役どころがはまっており、役者だなーと思い、すっかりファンです。

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