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2012年6月23日 (土)

A Happy Event (理想の出産)

映画祭第2弾は、「アデル/ファラオと復活の秘薬」のルイーズ・ブルゴワン主演のコメディです。

レンタルビデオ店で働くニコラ(ニコ)と出会った大学院生のバルバラ。順調に交際し同居、そして子供を持つことにしますが、妊娠してからが大変。お腹は大きくなって動きにくいし、ホルモンのせいで感情的になるし、でもニコが優しくサポートしてくれて乗り切ります。
出産してからも困難が待ち受けます。家族のためにビデオ店を辞めてサラリーマンになったニコは不在がち、赤ちゃんはいつも泣いててバルバラはなかなか眠れません。論文が書けずに教授からはダメ出しされ、とうとう精神的に参ってしまいます。



邦題はまだ決まっていないらしく、本映画祭でのタイトル「A Happy Event」は、フランス語の原題(Un Heureux Evénement)をそのまま英語に置き換えた仮題ですが、「出産の理想と現実」なんて邦題が合いそうな、妊娠して出産して子育てする際の楽しさや辛さがとても具体的に描かれていました。

前半の妊娠中はとてもコミカルで、大変そうだけど体験してみたい、と思わせる要素もたくさんありました。出産の様子も含めて、ここまで詳しく描いている映画やドラマは見たことがないので、未経験者には新鮮でした。

後半は一転シリアスになり、子育ての大変さで産後うつになるのも納得できるシチュエーションに、「やっぱり私は子供は産めないわ」と思いました。
でも、そんな風にバルバラに感情移入できたということは、なかなかいい映画だったのだと思います。

ニコとビデオ店で出会って、ビデオのタイトルで誘おうとするところも、映画オタクの私としては気に入りました。
最初にバルバラが「花様年華」を持ってレジに現れた時には、なかなか意味深なビデオを持ってきたなーと思いましたが、彼女が借りにくるビデオや、ニコが見せるビデオのタイトルを追っていくうちに、最後にバルバラが「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を見せて、付き合いが始まったので、とても羨ましかったです。

実は、映画好きの私は、レンタルビデオ(DVD)店で働くのが理想。生活がかかっているので実行するのは難しいですが、宝くじにでも当たって収入に不安がなくなったら、きっと1日数時間(映画を見る時間が減るので長時間は無理bleah)バイトすると思います。映画好きを共有する人と、そんなバイト先で出会えるなら、それほど理想的なことはありません。でも、それにはまず、宝くじを買って当てなきゃ?!coldsweats01


※本作の日本公開時に、邦題は「理想の出産」となりました。

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