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2012年4月 8日 (日)

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アカデミー賞作品賞を受賞したということで、早々と見に行きました。

1927年。サイレント映画のスターだったジョージは、ある時、ジョージのファンだったぺピーと出会います。エキストラのオーディションに通った彼女を、ジョージが映画会社に後押し、こうして女優になったぺピーは少しずつ大きな役をもらい、トーキー映画の到来とともにスターになります。
一方、トーキーの波に乗れなかったジョージは、自主製作のサイレント映画で失敗。妻に捨てられ、家にあった数々の調度品もオークションで売るしかなく、小さなアパートで酒浸りの日々となってしまいます。

確かに最初は、セリフがないことに多少イライラする時もありました。短いセリフなら口元を見て推測できるのですが、長いセリフじゃ何を言ってるか全然わからないし。でも、それは最初のうちだけ。後半は、大して気にならなくなりました。

ストーリーも、古き良きハリウッド映画を踏襲していて、わかりやすく楽しめました。まあ、サイレントだし、わかりやすくなきゃ、ついていけないでしょうけれどね…。
落ちぶれたジョージを、ぺピーがこっそり見つめるシーンは、私も涙が出ましたし、忠実な運転手のクリフトンが、ジョージにクビを言い渡されて、やめさせないでくれと懇願するところも、悲しかったですweep

ネタばれになりすぎたら申し訳ありませんが、クライマックスのBANGの字幕に、思わず笑ってしまいました。どういう意味(展開)かわかっちゃったので。サイレントならではの工夫でしたね。
エンディングも、なるほどというアイディアで感心しました。

映画好きにはたまらないシーンも、たくさんありました。
まず、オープニング・クレジットから、クラシック映画によくある形式で、そこからもう懐かしさが一杯になりました。
それに、フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの映画にそっくりのタップダンスもよかったです。

そして、撮影所の階段でぺピーとすれ違ったジョージが、手すりにもたれて見上げるシーン。「風と共に去りぬ」のレット・バトラーそのものじゃありませんか!(あちらは、カラー・トーキーですが。) 確かに、口ひげをたくわえたジョージは、クラーク・ゲーブルそっくり。
でも、ジョージのモデルはダグラス・フェアバンクスのようで、私は、サイレントの俳優ではカッコいい彼が一番好きなので、「奇傑ゾロ」を思わせる劇中映画に嬉しくなってしまいました。ちなみに、フェアバンクスは、ロバート・ダウニーJr.の「チャーリー」ではケヴィン・クラインが演じていて、こちらもカッコよかったです。

私が学生の頃は、今のようにスカパーだのWowowだので映画を山のように見られる時代じゃなかったので、テレビで放映される洋画はほとんど見ていたようなもので、クラシック映画もたくさん見ました。その頃に、先のフェアバンクスや、チャップリン、バスター・キートン、バレンチノなどのサイレント映画もかなり見たわけですが、もうだいぶ前のことなので、久々に見たくなりました。
サイレントからトーキーに移行する時に、ジョージのように苦労した俳優はたくさんいて、美貌の女優グレタ・ガルボなんかも、スウェーデン訛りがネックになったらしいと聞いています。英語があまりうまくないジャン・デュジャルダンも、この映画がサイレントだったからスター(アカデミー賞受賞者)になれたのかもねー、なんて思いながら見ていました。フランスなまりの英語で「With pleasure!」(喜んで!)って言ってたしねbleah

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