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2012年3月 4日 (日)

人生はビギナーズ

先日のアカデミー賞で、史上最年長の82歳で助演男優賞を受賞したクリストファー・プラマー。その作品を見ました。

母が亡くなった後、オリヴァーは突然、父親のゲイ宣言を受けます。そして、若い恋人を作り人生を謳歌する父親。しかし、ガンを宣告され、闘病生活に。その姿を見ながら、オリヴァーは、愛について考えさせられます。

私は、父親のゲイ宣言に振り回される息子、というストーリーを想像していたので、いきなり、父親が亡くなったところから始まったことに驚きました。すべては父親の死後、カミングアウトして余生を十分に生きた父を回想し、また、自分の子供の頃の母親を回想するという話で、その合間に、「今」として、パーティーで出会ったアナというフランス人女性との関係が描かれます。

オリヴァーの回想を通して、父親・母親との関係が見えてきます。子供の頃のシーンは、母親と彼だけ。父親は出てきません。そして、母親の様子から、どうやら、彼女は父親の性癖を知っていたのだと推測できてきます。
また、カミングアウトして人生や恋愛を楽しむ父親から、恋愛に奥手な感じのオリヴァーとの対比が見え、オリヴァーがアナとの恋愛にも試行錯誤する様子が、よく理解できます。オリヴァーもアナも孤独を抱えていて、似たものを持っているにもかかわらず、ちょっとした気持ちの行き違いが起こって、うまくいきません。

父親はアーサーという犬を飼っていて、彼の死後は、オリヴァーが面倒を見ているのですが、どこに行くにも一緒のアーサーが、彼の唯一の理解者で、時々彼と会話しているのが楽しかったです。私には、単なる犬というだけでなく、お父さん亡き後は、彼が代わりに見守ってくれているように思えました。

冒頭で言及したクリストファー・プラマーは、古くは「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐として知られ、以降長い映画人生を歩んでいますが、先日の受賞スピーチで名前が出ていた娘のアマンダも、「パルプ・フィクション」でのティム・ロスとの強盗カップルなど、女優として活躍しています。

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