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2012年3月20日 (火)

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雑誌「カイエ・デュ・シネマ」(詳しくはこちら)で話題に上っていたので、見に行くことにしました。

ブランドンはニューヨークに住むビジネスマン。きちんとした生活を送っているように見えますが、実はセックス依存症です。そこへ、恋人と別れた妹シシーがやってきます。少しの間ということでアパートに泊めますが、妹は恋愛に依存するタイプで、今度はブランドンの既婚者の上司と寝てしまいます。

セックス依存症ってどんなものかわからず、古くはマイケル・ダグラスや、最近ではデビッド・ドゥカブニーなんかが告白していたことから、俳優には女性が寄ってくるから、そういう傾向になるのかなとか思ったりもしていました。
ブランドンを見ていると、地下鉄で視線だけで女を釣ることができて、女に不自由してなさそうなのに、娼婦を呼んでセックスし、自宅はもちろん会社のパソコンにまで危ない画像を入れちゃうし、仕事の合間にトイレで自慰行為など、確かにここまでくると、ホント病気ですよね。

この映画のブランドンがどこまで現実の依存症に近いかはわかりませんが、少なくともブランドンについては、原因となる心の傷が存在し、それを忘れ、心の隙間を埋めるために、体だけの絆を求めているように見えました。

だからこそですが、冒頭で既に食傷気味だった性描写も、後半では、虚しいとわかっていながら止められないでいる彼の姿が痛々しくて、見ながら涙が出てきてしまいました。ゲイ小屋(何ていうの?こういう場所のこと)のシーンとか。隣に座っていたお姉さんに見られたら、「何でこんなシーンで泣いてんの?」って思われたかも。ちょっとウルウルしただけで大泣きしてないのでバレてないとは思いますが。coldsweats01

ウルウルといえば、クラブで歌をうたうシンガーの妹を見に行って、ひとすじ涙をこぼすブランドンが美しかった! 
見る前は、依存症の兄と自堕落な妹が互いにかばい合い傷を舐め合う(言い方は悪いですが)という話かと思っていましたが、実際は、兄はどうしようもない妹を突き放します。どんな子供時代の環境が、彼らをこんな風にしてしまったのか気になります。
あえて突っ込んで言ってしまうと、ブランドンが妹を拒絶する様が激しすぎるあまり、妹に対して倒錯的な想いを隠し持っているのでは?と疑ってしまったのは、私だけでしょうか? 自分を巻き込む妹が本当に嫌だっただけかもしれないけど。

エンディングもよかったです。この後どうなるのか、見る人によって意見の分かれそうな、あいまいで余韻の残る終わり方で、私が「あ、ここで終わって!」と思ったところで、ピッタリ終わってくれました。私がその後の展開ををどう推測したかはいいませんが、とにかくいい終わり方でした。

ブランドンを演じるマイケル・ファスベンダーは、最近注目の俳優ですが、私は「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」や「イングロリアス・バスターズ」をまだ見てないので、これがほぼ初。寒いニューヨークでコートにマフラーの出で立ちがとても似合っててカッコよかった! ドイツ人なのにアイリッシュの役?と思ったら、ハーフなんですね。
そして、妹シシーには、最近何度も評価しているキャリー・マリガン(「17歳の肖像」「ドライヴ」など)。ここでも素晴らしかったです。ただ、シャワーシーンでヌードを披露しているのですが、私は「あれ? お腹ちょっと出てる?」と思ってしまいました。この場面でそこを見ますか?って感じですが、ヨーロッパの女優は外見を気にしないところがあるので、まあそうなのかなって。人のこと言えた義理じゃないですが、こちらはもう中年ですからね。許してください。bleah

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