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2012年3月

2012年3月31日 (土)

ボディガード

もう何度か見ている映画なのですが、やはりホイットニー追悼ということで、再度見ました。

フランク・ファーマーは、凄腕のボディガード。かつてはシークレット・サービスとして、レーガン大統領の警護に当たったりしていましたが、今は、政治家や大物の身辺を警護するのを仕事にしています。彼は、有名歌手レイチェル・マロンの警護を依頼され、最初は断るものの、最終的には引き受けます。
レイチェルは、自分の身が危ないことに危機感を持たず、行動を指図するフランクに反感さえ覚えます。しかしある時、不審な男から直接コンタクトされて怖くなった彼女は、フランクに信頼を置くようになり、ボディガードとしてだけでなく、異性として惹かれていきます。

先ほど「何回か見た」と書きましたが、決して好きな映画だからというわけではありません。新卒で入った会社を退職する時に、当時ヒットして間もないこの映画のビデオを貰ったため、何回か見たというだけでした。(ちなみに、私の映画好きは広く知られているため、ギフトで映画をもらうことはよくあります。)
最後に見たのは、数年前にビデオデッキをいよいよ処分する時に、持っていたVHSビデオに一通り目を通した時。久しぶりに見たら、記憶にあるより良かったという印象を持ちました。

そして、今回。亡くなったホイットニーに思いを馳せるから余計なのでしょうが、私が挿入歌の中で一番好きな「I have nothing」を彼女がマイアミのホテルで歌うシーンの時に、ちょっとジーンときてしまいました。この曲は、この間の「アメ・アイ」のホイットニー特集で、シャノンが歌っていましたね。

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2012年3月28日 (水)

(500)日のサマー

グリーティング・カード会社で働くトムは、新しくアシスタントとして来たサマーに一目ぼれします。トムとサマーの出会いと別れを描いた映画です。

まず、トムが女々しすぎる! 本当にイライラしました。付き合う前も、別れそうな時も、実際に別れてからも…。サマーは最初から、「恋人はいらない」とか「真剣なつきあいはしない」とか言っていたのに、自分だけは特別で、いつか相思相愛になれるに違いないと本気で信じていたのでしょうか? 
確かに、サマーは可愛い。それに、けん制球を投げながらも結構ラブラブな時もあり、トムが勘違いしてしまうのもわからなくはないです。
ただ、親友ポールにストーカーと言われてしまうほど、真実の愛を追求し、関係を先に進めたがるトムに、サマーがうんざりし、重たく感じたとしても責められません。2人の好みや考え方がずれてきているのに、トムは全くそれに気付かず、サマーだけが違和感を感じ始め、徐々に幻滅し始める様子に、妙に納得はできました。この歳になると甘い幻想は抱かないので、ウジウジ悩めるのも若さの特権かもしれませんけれどねbleah
でも、建築家志望なのに、カード会社で働いていて夢をあきらめてたトムが、もう一度挑戦しようという気にさせられた、男として成長できたのは、サマーのおかげ。決して無駄なつきあいではなかったってことです。

ところで、サマーと寝た翌日にご機嫌なトムが出かけて、覗く車のウィンドーに映る自分が、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)になってるのに大笑い。いくら何でも違うだろー!

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2012年3月27日 (火)

7つの贈り物

公開時に予告編を見て、何となく心ひかれはしたものの、見逃したままになっていた作品です。

IRA(国税庁)のベン・トーマスは、心に傷を抱えながら生きています。ある時、心臓移植をしなければ余命いくばくもないエミリーに出会い、彼女に惹かれていきます。ベンはまた、盲目のテレホン・オペレーターであるエズラに電話をかけて、筋違いなクレームをしたりします。その他にもベンは、何人かの人に近づきますが、真意は不明です。

私は、予告を見た当時、「7人に善行を施す話」と理解していたので、それらしくないオープニングに「ん?」とまず思ってしまいました。エズラに意地悪な電話はするし、老人ホームの運営をする男に掴みかかるし、人が良さそうな感じはありませんでした。でも、一方で、アイスホッケーのコーチや児童福祉課のホリーに対しては、非常に優しく心を砕いているように見えます。
そして、ベンの顔がいつも悲しそうなことに気付きます。笑っている時も、完全に笑っているように見えない、常に不思議な表情で、その訳が、奥さんか恋人が死んだらしいからだということがわかってきます。エミリーに惹かれながらも、先に進めない様子なのは、愛する人の死から立ち直れていないからかもしれないと思えてきます。

そして、後半になって、ようやく事情が呑み込めてきます。

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注目俳優 ベスト10+5

2011年に見た作品の中で、注目した俳優をピックアップしてみました(カギカッコ内はブログに記事のある出演作)。


<男性>
1. コリン・ファース   「英国王のスピーチ」「アナザー・カントリー
2. サム・ロックウェル 「みんな元気」「フロスト×ニクソン」「ジェシー・ジェームズの暗殺
3. ジェームズ・フランコ 「127時間」「ミルク」「食べて、祈って、恋をして
4. ライアン・ゴズリング 「ブルーバレンタイン」「16歳の合衆国
5. マーク・ラファロ   「キッズ・オールライト
6. ロバート・ダウニーJr. 「トロピックサンダー」「シャーロック・ホームズ
                 「路上のソリスト
7. アーロン・エッカート 「サンキュー・スモーキング」「ブラック・ダリア
8. ピーター・サースガード 「17歳の肖像
9. ブラッド・ピット  「マネーボール」「ツリー・オブ・ライフ」「ジェシー・ジェームズの暗殺
10.ドニー・ウォルバーグ 「ブルー・ブラッド

<女性>
1. キャリー・マリガン   「17歳の肖像
2. アナ・ケンドリック   「マイレージ、マイライフ」「50/50
3. マギー・ギレンホール 「クレイジー・ハート
4. マリッサ・トメイ     「レスラー
5. ジェニファー・アニストン 「モンスター上司」「ウソツキは結婚のはじまり


常にファンである人もいれば、最近気になり始めた人もいますし、単純に「カッコいい! ステキ!」って人もいれば、俳優として演技力に注目している人もいます。ブログ記事を見ていただければ、詳細はおわかりいただけます。

私は女なので、やっぱり男性に目が行ってしまうため、女優の方が数は少なくなってしまいました。ただ、1位のキャリー・マリガンは、私の中では、ダントツの注目度です!

2012年3月24日 (土)

セブンティーン・アゲイン

高校で彼女が妊娠してしまい、バスケのスカウトを受けて大学進学する夢を断たれ、人生に失敗したと思っているマイク。今では、仕事ではうだつが上がらず、子供からも無視される日々です。妻からも離婚を言い渡され、親友ネッドの家に居候しています。
ある時、不思議な老人に出会い、彼を追いかけて橋から川に飛び込んでしまったところ、体だけ17歳の自分に戻ってしまいます。青春をやり直せるチャンスと、子供たちの通う高校にネッドの息子マークとして入学。すると、自分の知らなかった子供たちの姿が見えて愕然とします。そこで、同級生として子供たちをさり気なく助けていきます。

なかなか面白かったのですが、メインとなるマイク(マーク)と家族の話より、親友のネッドの方が、私は注目でした。
まず、大人のネッドが登場した瞬間、耳がとがってる姿に笑い。それに、「スター・ウォーズ」フリークらしくて、家にライトセーバーがある! ネッドがマークを最初泥棒と思って、ライトセーバーで戦うんですhappy01

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2012年3月20日 (火)

シェイム

雑誌「カイエ・デュ・シネマ」(詳しくはこちら)で話題に上っていたので、見に行くことにしました。

ブランドンはニューヨークに住むビジネスマン。きちんとした生活を送っているように見えますが、実はセックス依存症です。そこへ、恋人と別れた妹シシーがやってきます。少しの間ということでアパートに泊めますが、妹は恋愛に依存するタイプで、今度はブランドンの既婚者の上司と寝てしまいます。

セックス依存症ってどんなものかわからず、古くはマイケル・ダグラスや、最近ではデビッド・ドゥカブニーなんかが告白していたことから、俳優には女性が寄ってくるから、そういう傾向になるのかなとか思ったりもしていました。
ブランドンを見ていると、地下鉄で視線だけで女を釣ることができて、女に不自由してなさそうなのに、娼婦を呼んでセックスし、自宅はもちろん会社のパソコンにまで危ない画像を入れちゃうし、仕事の合間にトイレで自慰行為など、確かにここまでくると、ホント病気ですよね。

この映画のブランドンがどこまで現実の依存症に近いかはわかりませんが、少なくともブランドンについては、原因となる心の傷が存在し、それを忘れ、心の隙間を埋めるために、体だけの絆を求めているように見えました。

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2012年3月19日 (月)

アジャストメント

公開時に予告編を見て、あまり魅かれなかったのですが、テレビ放映されたので見てみることに。アクション映画と思って見始めたのですが、結局SFチックな恋愛映画という感じでした。

下院議員のディヴィッド・ノリスは、現在上院議員を目指して選挙運動中です。しかし、ちょっとしたスキャンダルで、優勢から一転落選してしまいます。
敗北宣言のスピーチをする前に寄った男子トイレで、女性と出くわし、一瞬でお互いに惹かれ合います。名前も聞かずに別れた彼女と、偶然バスの中で再会。でも、本当は再会してはいけない運命だったのです。
ずれてしまった運命を調整(アジャスト)しようと登場してくる調整員のリチャードソンたち。その中で、ハリーだけはディヴィッドに同情し始めます。


トイレで出会った女性エリースとバスで再会したのは、ハリーの手違いからで、ディヴィッドのコーヒーをこぼすのを忘れてしまい、バスに乗り損ねるはずが乗れてしまったというものですが、その理由がベンチでうたた寝してしまったからってのに大笑い。ちょっと職務怠慢過ぎじゃない?

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2012年3月18日 (日)

シャッター アイランド

だいぶ前に友人が見てほしいと言っていた映画で、この度ようやく実現しました。レオの映画は先月の「レボリューショナリー・ロード」の後、これで今年5本目ですが、あらかた見たので、さすがにもうこれで最後でしょう。

精神病院のある隔離された島で、女性患者失踪事件が発生し、連邦捜査官のテディは、新しく相棒となったチャックと共に、フェリーに乗って孤島へと向かいます。そこには怪しげな警備隊や職員たちに、院長やドイツ人の医者。みんな何かを隠しているようなのですが、捜査を進めるほど謎は深まるばかり。
実はテディは、妻を死に追いやったレディスという男が、この島に収容されていることを知り、彼を探しに来るという別の目的を持っていました。捜査の過程でなかなか彼を見つけられず、折しも島が嵐に巻き込まれてしまったことから、島で足止めを食らったテディは、だんだん現実を見失っていくようになります。

結末は言いませんが、元来、展開を深読みするタチなので、半分もいかないうちに想像できてしまいました。それでも、最後まで集中力を切らさず見られたので、結構面白かったってことかも。

まず、テディの現実と過去が交錯するのがいいですね。

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2012年3月15日 (木)

モダン・ファミリー

アメリカで放送されてコメディ部門の賞を総なめして以来、ずっと見たくてしかたなかったドラマがいよいよ放送されました。現在10話まで見たところです。

典型的なアメリカの家族フィル&クレアの夫婦とその子供たち、クレアの弟ミッチェルとそのゲイのパートナーはヴェトナムから養子を迎え、クレアとミッチェルの父ジェイはコロンビア人の若妻とその連れ子と暮らす、そんな3家族兼親戚同士の織りなすコメディです。

それぞれの家族形態は、今のアメリカの実情を反映し、珍しくないのでしょうが、3家族揃うとなると、そうそうあり得ないでしょう、という設定。ありそうであり得ない家族を描くという意味では、「ブラザーズ&シスターズ」に通じるものがあります。ただ、あちらはドラマ、こちらはシットコムということで、あり得なさは上手。大笑いは時たまですが、クスクス笑いは度々というコメディです。

私のお気に入りは、先日ハワイでインタビューも見た(詳しくはこちら)ジェシー・タイラー・ファーガソン演じるミッチェル。お父さんにもお姉ちゃんにも頭があがらなくて、子供の頃から肩身が狭かったであろう様子がありありでカワイイ。普通、そういう家族では、お母さんが唯一の理解者だったりするものですが、この離婚した母親(「ハロー・アゲイン」や「恋のためなら」などのコメディエンヌ、シェリー・ロング!)がまた変人で、ミッチェルを他の家族との仲介役に利用し、いつも彼は損な役回り。そんな現状にめげず、頑張ってほしいです。happy01
お姉さんのクレアを演じるジュリー・ボーウェンは、「ボストン・リーガル」や「Weeds ママの秘密」などにも出ていて、コミカルな演技はお手の物なのでしょう。

驚いたのは、先日の第8話で、エドワード・ノートンが出てたこと! クレアが結婚記念日に呼ぶ、ビミョーなバンドマンとして登場。「アンタ、こんなとこで何してんの!」と思わずツッコミたくなりました。彼については、「幻影師アイゼンハイム」でコメントした通り、かつて大好きだった俳優ながら、最近の動向が理解できずにいる人で、ここで彼を見ることになるとは、ちょっと衝撃的でした。

2012年3月11日 (日)

チェイス/逃亡者を追え!

先日、同じく女性の連邦保安官が主人公の「ザ・プロテクター」について言及したとき、こっちはイマイチだと触れたのですが、とりあえず最終話まで見終わりました。

アニー・フロストは、逃亡者を追いかけるのが専門の連邦保安官。相棒のジミーや、新人のルークらと、テキサス州を拠点にして、犯罪者を追いかけています。時には、逃亡者を捕まえて賞金を稼ごうとするハンターたちともやりあいます。

アニーは、犯罪者の気持ちになって逃亡先を推測したりしますが、プロファイリングのドラマは多いし、はっきり言って目新しくない感じ。男勝りで向こう見ず、犯人を追いかけたら他は目に入らないってのも、まあ、よくあるパターンかな、と。だから、新鮮味に欠けて、イマイチだったのかも。
アニーと賞金稼ぎのベン(「サード・ウォッチ」や「CSI」のエディ・シブリアン!)の関係も、もう少し発展するかと思いきや、なんだか中途半端なままだったし。

シーズン後半は、アニーが誘拐されたり、同僚デイジーの過去にまつわる事件など、なんとか視聴者を繋ぎとめようとシナリオを工夫したのかもしれませんが、残念ながら、1シーズンで終了とあいなりました。
犯人がまんまと逃亡しきってしまう回もあり(どれかは言わないでおきます)、もし次シーズンも続いてたら、犯人の再登場とかもあったのかもしれませんが、こちらもそれっきりです。

よかったのは、テキサスが舞台のドラマが少ないので、メキシコも近いし、そういう中西部の雰囲気を感じられたこと。ロデオのカウボーイとかカントリーとか、それらしいネタも最初の頃は出てました。でも後半はあまりなかったなー。他州に出ることも多かったしね。

最終話は、アニーの父親と、彼女の子供の頃の話が出てきて、いよいよ幕引きという感じでした。関係のよくなかった父親を、それでも気にかける娘って、これまたよくあるストーリーですが、エンディングとしてはまあまあだったかも。父親役は、「HAWAII  FIVEーO」でも主人公の父親だったウィリアム・サドラーです。

実は、このドラマは、私がジェリー・ブラッカイマーのドラマ好きということで、初回ブログの「コールドケース」の中で「この秋始まるドラマ」としてコメントしていたもの。今まで一度も外れがなかった彼のドラマに期待が大きすぎたのが、最終的ながっかりの理由なのかもしれません…。

2012年3月 7日 (水)

フー・ファイターズのライブ

本当は今日は横浜アリーナにライブに行く予定でしたが、デイヴ・グロールの不調により、来日がキャンセル…、しくしくweep

発表があったのは先月の27日だそうですが、ご存じのように、私は先週ハワイに行ってたので、そんなことなどつゆ知らず、昨日「もう来日してるよね?」と滞在状況を得ようとネット検索したところ、「来日中止」の文字発見! しばし立ち直れませんでした。
せっかく、グラミー賞の快挙直後のライブと思っていたのに…。しかも、普段は都内の会場しか足を運ばない私が、横浜でやるなら行くっきゃない!と重い腰を上げて、チケット購入したのに。(しかも、その後追加公演で東京会場も出てしまった。)
まあ、愚痴っても仕方がないので、まずはデイヴの回復を祈りましょう。

ちなみに、私がフーファイを知ったのは、それほど昔のことではないのですが、最初ニルヴァーナの人だとは知らず(邪道…)、しかも私はニルヴァーナが好きではない(更に邪道…)ので、純粋にフーファイの音楽が気に入ったんですね。だから、ニルヴァーナ・ファンから見ると、フーファイはどういう存在なんだろう?と思ったりもします。
先日WOWOWで「バック・アンド・フォース」というドキュメンタリーを見て、デイヴの苦労やバンドの紆余曲折を詳しく知り、今ようやく報われ充実したバンドになったことを、心から祝福したいです。
とにかく、どうか早く再来日スケジュールを決めてね~。note

2012年3月 4日 (日)

ラブ・アゲイン

この際だからと(?)、「スーパー・チューズデー」「ドライヴ」に続き、最後にもう一本、ライアン・ゴズリングの映画を機内で見てしまいました。これは、前に映画館で予告編を見た時に、ナンパなゴズリングがどうかと思ってやめていたもの。結果は…。

仕事も家庭も問題なく過ごしていたはずのキャルは、突然妻から離婚を切り出され、しかも、職場の同僚との浮気まで告白されてしまいます。落ち込む彼がバーで一人愚痴っていると、イケメンのナンパ師ジェイコブが近づき、奥さんを見返すために色男になる手伝いをすると言いだします。
ジェイコブの手引きで男っぷりをあげていくキャル。しかし、心は妻に残したまま。どうやってこの気持ちを振り切れるのか…?

ゴズリングのナンパぶりは、最初こそ抵抗があったものの、スティーブ・カレルのサポートのお陰か(?)なかなか板についていて、楽しんで見ることができました。でも、何が直接のきっかけかっていうと、やっぱりあのセミヌードでしょう! 6つに割れた腹筋にもうクラクラ。大好きだった「孤独で陰のある」ゴズリングよ、さようなら~、って感じでした。bleah
でも、このジェイコブも、派手な見かけの割には、家で寂しく一人食事をしているシーンや、深夜の通販番組でつい買い物しちゃう話など、けっこう孤独感のある男なのですよ。キャルを指導し、毎晩違う女をお持ち帰りしていたにもかかわらず、ある時出会った女性に夢中になり、キャルに逆に相談するなど、カワイイところもあるし。

そして、後半のドタバタも笑えて、コメディとしても楽しめました。お約束っぽいところや展開の読めるところもありましたが、そこは良しとしましょう。

キャルが指南されて最初にバーで引っ掛ける女性に、マリサ・トメイ(「スーパー・チューズデー」で書いたばかり)。キャルの奥さん(ジュリアン・ムーア)が浮気する職場の同僚はケビン・ベーコン! 私の好きなシリアス俳優2人がこんなコメディに!と、嬉しい驚きでした。

ドライヴ

行きの機内に引き続き、帰りもライアン・ゴズリングです。「スーパー・チューズデー」より、こっちのがずっとずっと良かったです。

主人公は、昼間は映画のスタントをし、夜は強盗の運転手をする、腕のいいドライバー。ある日、同じアパートに引っ越してきた若い女性に心を惹かれ、ちょっとしたきっかけで彼女に近づく機会を得ます。しかし、彼女は既婚者で、夫は刑務所にいるため、今は幼い息子と2人で暮らしていたのでした。

まず、全編に漂うダークな感じが、もうたまりませんでした。主人公が隣人の人妻に惹かれてもすぐには行動に出ないところ、自然な感じで近づいていく様子もよかったし、常に冷静でクールな彼が、彼女と息子と一緒に過ごしている時に、ほんの少し口角をあげているだけなのに、心から楽しんでいることがよくわかり、こちらも嬉しくなりました。
だからこそ、後半、彼女の夫が出所して、主人公が身を引き、夫を助けてあげることにした時も、すごく納得がいったし、他に失う物もない彼が、マフィア相手に戦いを挑んでいくクライマックスも、信憑性がありました。
そして、エンディングもグッド! 詳細は言いませんが、私の中では非常にしっくりくる終わり方になっていました。

「スーパー・チューズデー」で書いたように、ゴズリングは、暗い陰のある孤独感たっぷりの役がよく似合います。決して女を口説くことに上手くなく、ただひたすら愛するしかできない男。「ブルーバレンタイン」もそうだし、ある意味「ラースとその彼女」も、「16歳の合衆国」も、「きみに読む物語」だってそういう役と言えます。この映画では、その極致。私にとっては、最高のゴズリング映画です。

また、人妻アイリーン役のキャリー・マリガンは、最初、子持ちの役だったので??と思いましたが、17歳で夫と出会い妊娠ということで納得。しかも、若いのに苦労を背負った感じが良く出ていて、「17歳の肖像」「ウォール・ストリート」に加えて、彼女に対する評価はウナギ登りです。

人生はビギナーズ

先日のアカデミー賞で、史上最年長の82歳で助演男優賞を受賞したクリストファー・プラマー。その作品を見ました。

母が亡くなった後、オリヴァーは突然、父親のゲイ宣言を受けます。そして、若い恋人を作り人生を謳歌する父親。しかし、ガンを宣告され、闘病生活に。その姿を見ながら、オリヴァーは、愛について考えさせられます。

私は、父親のゲイ宣言に振り回される息子、というストーリーを想像していたので、いきなり、父親が亡くなったところから始まったことに驚きました。すべては父親の死後、カミングアウトして余生を十分に生きた父を回想し、また、自分の子供の頃の母親を回想するという話で、その合間に、「今」として、パーティーで出会ったアナというフランス人女性との関係が描かれます。

オリヴァーの回想を通して、父親・母親との関係が見えてきます。子供の頃のシーンは、母親と彼だけ。父親は出てきません。そして、母親の様子から、どうやら、彼女は父親の性癖を知っていたのだと推測できてきます。
また、カミングアウトして人生や恋愛を楽しむ父親から、恋愛に奥手な感じのオリヴァーとの対比が見え、オリヴァーがアナとの恋愛にも試行錯誤する様子が、よく理解できます。オリヴァーもアナも孤独を抱えていて、似たものを持っているにもかかわらず、ちょっとした気持ちの行き違いが起こって、うまくいきません。

父親はアーサーという犬を飼っていて、彼の死後は、オリヴァーが面倒を見ているのですが、どこに行くにも一緒のアーサーが、彼の唯一の理解者で、時々彼と会話しているのが楽しかったです。私には、単なる犬というだけでなく、お父さん亡き後は、彼が代わりに見守ってくれているように思えました。

冒頭で言及したクリストファー・プラマーは、古くは「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐として知られ、以降長い映画人生を歩んでいますが、先日の受賞スピーチで名前が出ていた娘のアマンダも、「パルプ・フィクション」でのティム・ロスとの強盗カップルなど、女優として活躍しています。

スーパー・チューズデー

行きに見た機内映画は、年始にコメントした(詳しくはこちら)ライアン・ゴズリングの映画です。

大統領選を戦うモリスの広報官として、若いながらも実力を発揮するスティーブン。選挙事務所で働くインターンのモリーに惹かれています。
ある時、ライバル事務所の選挙参謀から、実力を買われて引き抜きにあいます。スティーブンは断りましたが、密会したことが記者にばれ、ボスの心証を悪くして首になってしまいます。
ライバル事務所に向かったものの、記者にばれてしまった以上、もう雇えないと言われたスティーブンは、策略を用いることにします。

ゴズリングにジョジクルということで、かなり期待して見てしまったのが仇になったのか、機内映画にありがちな、客室乗務員、機内アナウンスによる中断で集中力が欠如したからか、はっきり言って、ちょっとがっかりな内容でした。

今年はアメリカ大統領選の正念場ということで、タイムリーさを狙った映画なのかもしれませんが、政治の駆け引きに目新しさはなく、足の引っ張り合いも見飽きた感じでした。ドラマ「ザ・ホワイトハウス」や、大統領選ではなく州検事選だけど「グッドワイフ」でも同様の選挙戦を展開しています。なので、今更な感じで、特に興味をかきたてられる要素はありませんでした。

注目したとすれば、ライバル事務所の選挙参謀を演じたポール・ジアマッティ(「幻影師アイゼンハイム」でも言及)。狡猾な感じがグッド!
それから、記者役のマリサ・トメイ(「レスラー」でコメント済み)もよかったです。

大好きなライアン・ゴズリングは、欲目に見てもちょっとイマイチ。きっと彼は、どちらかというと、素朴で陰のある役が似合い、こういう狡賢い役はダメなのかも(私のイメージでは)。

2012年3月 3日 (土)

ハワイから戻りました!

アロハ! ハワイから、無事帰国いたしました。
機内映画については、明日またご報告するとして、今日はとりあえず、その他のご報告を。

まず、「Hawaii Five-O」について。予告してたマラサダは食べ損ねてしまいましたが、Five-O本部の建物や、マリーナ、タンタラス山も見てきました。

ロイヤル・ハワイアン・センターに行ったときに、「Five-O」というバーがあって入ってみたのですが、お店の人に聞いたら、番組から名前を取ったわけではないとのこと。
でも、その時、お店の人がテラスの方を指しながら、「名前わからないけど、誰かがそこで飲んでいた」と言ったのですが、よく意味がわからず過去の話かと思っていたら、その少し後に、何と!ダニエル・ディ・キムが私の後ろを通って出て行ったではありませんか! いやーん、もっと早く気付けば、サインは無理でも握手くらい求められたかもしれないのにー。店の人も、名前ぐらい知っておけー!

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