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2011年9月

2011年9月28日 (水)

パラノーマル・アクティビティ

映画好きの私は、ジャンルを問わずいろんな映画を見るようにしていますが、唯一苦手なのがホラー映画(スプラッター、パニック系なども含む広義の)です。でも、そこは映画好きのサガで、話題になった作品は、ホラー映画でも見てしまうこともあります。これもそんな映画の一つです。

ケイティは子供の頃から、身の回りに起こる怪奇現象に時折悩まされていましたが、今また恋人のミカと住む家で、不審な物音や声を聞くようになり、ミカはビデオカメラで寝ている間の様子を撮影することにします。
最初は何も起こりませんが、そのうちに、ドアが急に動いたり、電気が急についたり消えたりといった現象が映像で確認できるようになり、それと同時に、ケイティはだんだん参ってきます。ケイティは悪魔払いの専門家を呼びたいと主張しますが、ミカは自分の彼女のことは自分で守りたいと言って拒否します。
こうして二人の仲もぎくしゃくし始め、怪現象もエスカレートしていきます。


冒頭でホラーは苦手と言いましたが、はっきり言って、この映画は大したことありませんでした。本国で小規模限定からクチコミで上映拡大したとの鳴り物入りで日本公開されたので、かなり期待してしまったせいもあるかもしれません。それに、怖くないように、明るい部屋でお気楽に見たので、暗い映画館で見たらまた違ったかもしれません。

でも、カップルの間で交わされる会話や、霊能者を呼んで説明をする時間が長くて、なかなか実際の怪現象は始まらなかったし、始まった最初がドアのギイギイだったので、思わず笑ってしまいました。

ただ、ドキュメンタリー・チックな設定(モキュメンタリーって言うんでしたっけ)はいいと思いました。ホームビデオで撮影していて、アングルがぶれたり切れちゃったりするところは、”らしい”感が出ていてました。

私の中での「ホラー映画」は、「リング」とか「チャイルド・プレイ」のようなイメージ。どちらも見たことないけれど、すごく怖そうbearing(→だから見られないでいる)。
スティーブン・キング原作のホラーもいくつか見ましたが、怖くはあったけどなんとかついていけました。「ソウ」(1作目のみ見た)なんかもこの部類。

そして、今回同様、話題作だったのに拍子抜けだったのは「ブレアウィッチ・プロジェクト」。この2作品は、製作費も少なく似たタイプだと思うのですが、こういう作品に期待するほうが無理なんですかね。あ、私はホラー嫌いなので、もとから「期待外れ=怖くない」ほうが○ではあるんですがhappy01

2011年9月24日 (土)

グレイ・ガーデンズ 追憶の館

エミー賞の時期に合わせて、過去に受賞した作品が放送されたので、見てみました。

ジャクリーン・ケネディの叔母ビッグ・イディとその娘リトル・イディ。この実在の人物を描き、社交界の花だった彼女たちの栄光と衰退を描くテレビ・ムービーです。

私は、この作品がエミー賞&ゴールデン・グローブ賞で取り上げられた時に初めて、彼女たちの存在を知ったわけですが、今回詳細を知るに至って、時代というものに大きく左右されたんだなぁと、つくづく感じました。

リトル・イディがもう少し遅く生まれていれば、ジャクリーンの代わりにケネディ家へ嫁いだかもとまでは言いませんが、彼女とその母親は、大恐慌の時代を乗り切らなければならず、また、女性は夫となる男の人に養ってもらわなければ生きていけない時代だったから没落してしまったのだろうと思いました。
彼女たちの自由奔放さが、大人しく男性の言うことを聞いて妻に納まっていれば苦労せずに暮らせたかもしれない人生を狂わせ、自分を通しすぎたせいで、母は夫に捨てられ、娘は婚期を逃すという事態になってしまいました。

でも、リトル・イディはちょっとかわいそう。ビッグ・イディが自分の都合で一人になりたくないために自分の元に呼び寄せて、彼女のチャンスをつぶしてしまいました。それにそもそも、あの母に育てられたので、娘も同様の人生を歩むことになったとも言えるわけだし。
でも、リトル・イディは歌手・ダンサー・女優の夢を捨て切れなかったけれど、ドキュメンタリーに出ることで、夢を叶えることができたのだから、うれしく思います。この、原作となった、実在するドキュメンタリーも見てみたいです。

主役を張る女優2人のうち、エミー賞を獲得したジェシカ・ラングもよかったのですが、私はゴールデン・グローブを取ったドリュー・バリモアの方が、溌剌として魅力的な若い頃だけでなく、ストレスで脱毛し肌もたるんだ中年の姿に迫力を感じて印象的でした。

考えてみると、私は、結構ドリューが好きかも。名門バリモア家に生まれ、子役として「ET」で早くに注目を集めてしまった彼女は、十代のうちにお酒や麻薬で身を持ち崩しましたが、見事に復活して今ではプロデューサーなんかもやっているし、彼女の「25年目のキス」や「50回目のファースト・キス」などは、ラブコメが好きじゃなかった私の好みを一転させました。

2011年9月23日 (金)

救命医ハンク

以前Wowowで1話目を見た時に面白かったので、今回シーズン1を一気レンタルしました。
ちなみに、シーズン2の1話目と最終話もWowowで見ました。(無料放送で見てるのがバレバレhappy01

ニューヨークのERドクターだったハンクは、黒人の青年を助けて理事長を死なせたとして、解雇された上、理事長ファミリーの圧力で他の病院でも働けなくなりました。弟エヴァンは、彼を元気づけようと、リッチな人たちが集うハンプトンズへ誘います。そこで偶然女性を助けたハンクを見て、ボリスという怪しい(?)お金持ちが彼を主治医として雇うことにします。
クチコミであちこちのリッチな家の主治医として生計を立て始めたハンクは、現地のハンプトンズ記念病院の女性院長ジルとも知り合いになり、親しくなっていきます。


まず、いくら理事長を死なせたとはいえ、優秀な外科医がそれだけで他の病院からもお払い箱になるものなのでしょうか? 理事長はニューヨークですごく有力な人だったのかもしれませんが、ハンプトンズでボリスを通じてお金持ち達に雇ってもらえたところを見ると、大して有力でもないような…。まあ、そんなこと言ったら、ドラマになりませんが。

病院長が若くてきれいな女性というのも不思議。彼女が院長になった経緯とかは語られていないので何とも言えませんけれど、シーズン2でマーシャ・ゲイ・ハーデンが出てきたり、結構な人たちを部下で使っているんですよねー。どういうことなのか気になります。
ジルとハンクはくっついて別れて、でもまだ心を残してたり微妙な関係なのですが、そもそも別れた理由も釈然としない。でも一方では、大人の恋愛ってそういうことで別れちゃったり意外とするもんなのよねー、とも思ったり。

ところで、ジルの元ダンナ(実はまだ正式に離婚してなかった)チャーリーがめちゃかっこよくて、私なら絶対ハンクよりチャーリーを選ぶけどなー、と思ってしまいました。
演じるブルーノ・カンポスを初めて見たのは「Nip/Tack」ですが、その後「ER」でも見たし、医者の役が意外と多いんですよね。でも、今までは、こんなにカッコいいとは認識してなかったので、たまたま今回そういう風に見えるシチュエーションなだけかもしれません。

一方ハンクを演じるマーク・フォイアスタインは、「
ヒューマン・ターゲット」のマーク・ヴァレーに次ぐ「この人が何で主役?」的なイメージでした。彼を初めて見たのは、「SATC」でミランダと付き合ういわくつきの眼医者だったので、その印象のせいでしょうか。でもそのあと、「ザ・ホワイトハウス」でドナ・モスと知り合う共和党員役でも見てるんですけれどね。

ハンクの代わりにカッコいいのは、チャーリーの他にボリスも! 演じるキャンベル・スコットは、名優ジョージ・C・スコットの息子で、ジュリア・ロバーツと共演した「愛の選択」や、「シングルス」「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」なんかで印象に残っている俳優ですが、久々に見た彼はとてもダンディなおじさまになっており、かなりheart01きてます。

2011年9月18日 (日)

噂のモーガン夫妻

公開時にはあまり興味を引かれなかったのですが、ちょうどラブコメ系が見たかったので、見てみることにしました。

弁護士事務所を持つポールと不動産業を営むメリルは、ニューヨークのセレブカップルですが、ポールの浮気をきっかけに別居中。しかし、話し合いのため一緒にディナーした帰りに殺人を目撃してしまった彼らは、犯人から狙われて証人保護の対象に。そして、バリバリのニューヨーカーがド田舎のワイオミングに引きこもることになります。そして、仕方なく二人で過ごすうちに、関係は徐々に改善されていきます。

ここでもヒュー・グラントの情けないヤサ男全開! 浮気がばれてその修復にいそしむ姿は、ヒューが娼婦とのゴシップの時にエリザベス・ハーレイにしたのと一緒かしら?と想像してしまいました。
そして、サラ・ジェシカ・パーカーも「SATC」や「幸せのポートレート」同様の都会のキャリア・ウーマンで、役柄としてはピッタリでした。ただ、ステレオタイプになりすぎてしまって、女優としてはかわいそうな気もしますが。(それを言うなら、ヒューも同じか。)

でも、一番良かったのは、ワイオミングで二人を受け入れる保安官夫婦(サム・エリオットとメアリー・スティーンバージェン)。人生・夫婦の先輩として、優しく見守りアドバイスする二人はとても魅力的でした。

トワイライト -初恋ー

ご存じでしょうが、今はやりのヴァンパイア物の、きっかけとなった原作を映画化した作品です。もう3作も続編が作られているのに、私は、ようやく最初の作品を見ました。

両親が離婚したベラは、今まで一緒に住んでいた母親の元を離れ、父親と住むことになり、ワシントン州の小さな町に越してきます。高校で、エドワードという謎めいた男の子と出会った彼女は、徐々に彼に惹かれていきます。そして、彼が実ヴァンパイアだということを知ってしまします。


正直、あまり期待していなかったのですが、思ったよりは楽しめました。ただ、ヴァンパイアということで日が当らない所で生活している彼らの白すぎる肌はちょっとキモかった(失礼!)です。

それにしても、エドワードの家族たちが、みんなベラに好意的(若干違う子もいたけど)なのが不思議。もう少し拒絶反応をするかと思いました。一家の長であるカレン医師の教育の賜物なんですかねー。
あと、エドワードがベラに惹かれるのは、血がほしいからなのか、愛情なのか、その辺も微妙な気はしました。まあ、両方ってことなんでしょうが…。

私は基本的に、「Xファイル」や「スーパー・ナチュラル」などの超常現象系のストーリーが得意ではなく、ヴァンパイアものもどうかと思いながら見たドラマ「トゥルー・ブラッド」に3話ぐらいで挫折したので(だから「ヴァンパイア・ダイアリーズ」とかも見ていない)、この映画もどうかなーと思いながら見ました。

でも、意外といけたことから、続編も見てみようかなという気になりました。それに、「トゥルー・ブラッド」はダメでも「…ダイアリーズ」はいけるかもしれないし、見ず嫌いは止めて、機会があれば見てみることにします。

2011年9月17日 (土)

スタスキー&ハッチ

私はオリジナルのドラマを見ていないのですが、ドラマの方もこんなコミカルなのでしょうか? それとも、ベン・スティラー&オーウェン・ウィルソンだから?

まじめすぎるスタスキー刑事といい加減なハッチがコンビを組むことになります。水死体があがって捜査をするうち、麻薬の大きな取引情報を得た彼らは、協力して犯人を挙げようとします。

私は、正反対の性格の二人がもっと衝突するかと思ったのですが、意外とすぐに相棒として馴染んだので、不思議でした。水死体からビッグ・アールという人物が浮上し、バイカー・バーに行くことになった時、二人で「イージーライダー」よろしくバイクに乗って向かうあたりから、いいコンビになってきた気がします。ちなみに、ビッグ・アールを演じるのは、なぜかノン・クレジットのウィル・フェレルです。

そして、見つけた新種のコカインを最初は甘味料と言われ、コーヒーに入れて飲んでしまったスタスキーがハイになってやるダンス・バトルが笑えます。
ところで、ラストでベン&オーウェンと同じ服装で出てくるオジサンたちが、オリジナルでスタスキー&ハッチを演じた俳優さんたちなんですね?

ベン・スティラーについては、「トロピック・サンダー」や「ドッジボール」でも言及したので、ここでは、オーウェンについて。

彼を最初に見たのは、「エネミーライン」ではないかと思います。顔は二枚目ながら、あの鼻がどうもダメで。その上、プライベートのゴタゴタ(ケイト・ハドソンと破局後の自殺騒ぎ)などで、あまり好きとは言えない俳優です。
でも、ベンと一緒の彼は、その魅力を引き出してもらっているようで、「ミート・ザ・ペアレンツ」や「ナイト・ミュージアム」などは評判いい感じ。私もそろそろ評価替えしたほうがいいでしょうかねー。

2011年9月16日 (金)

ノッティングヒルの恋人

もう何度となく見ている映画なのですが、ちょっとしたきっかけで、また見てしまいました。
基本的に恋愛モノは好きではないのですが、いくつか外せないラブストーリーがあり、また時折気軽に見たくなるラブコメがあります。本作もそんなうちの一本です。

主人公のウィリアムは、売れない旅行本を扱う書店のオーナー。そこへハリウッドスターのアナ・スコットがやってきます。彼女の服にオレンジジュースをこぼしてしまった彼は、着替えのために自宅へ招き入れ、そこから二人は急接近します。でも、彼はしがない一般人、彼女は大スターということで、いろいろなトラブルが出てきます。

アナが、昔のヌード写真の流出騒動で、傷心を癒しにウィリアムのところへやってきますが、ちょうど昨日、スカヨハのヌード写真騒動があったばかりなので、興味深かったです。
それにしても、アナがウィルの部屋を去る時に見える、和服姿の女の子のポスターが気になるのですがsmile。どういう意図であそこに貼ってあるのでしょう!

アナを演じるのは、演じるというよりまさに彼女そのもののジュリア・ロバーツ。多分、私がこの映画を好きな理由は、「ペリカン文書」同様(詳細は「食べて、祈って、恋をして」を参照のこと)、ジュリアがハマり役だからだと思います。
正直、ヒュー・グラントは、私の好きな俳優ではないので、このヤサ男役は彼らしいとは思うものの、特に興味なし。でも、知り合いの「ノッティングヒル」ファンは、大抵「ヒュー」ファンなので、私がリス・イヴァンズのが好きというと、拒絶反応を起こします。

リス・イヴァンズが、この映画を好きなもう一つの理由で、ウィリアムのルームメイトの変人スパイクを演じているのですが、これがチョー笑えて、私は本作で彼のファンに。その後、ミシェル・ゴンドリーの「ヒューマン・ネイチュア」を見て彼の独特な個性にもう圧倒されましたhappy01。「パイレーツ・ロック」も見たくて見逃しているので、近々是非見ます!

2011年9月15日 (木)

クリスティのフレンチ・ミステリー

以前、「ゼロ時間の謎&奥さまは名探偵」の項で、フランス人のクリスティ好き?について書きましたが、その時に言及した本ドラマの新エピソードが放映されたので、コメントします。

このドラマは、舞台はフランスに置き換わっていますが、時代はほぼ踏襲されているようです。事件を捜査するのは、ベルギー人のポワロではなく、フランス警察の警視ラロジエール。原作でよくポワロはフランス人と間違えられて、「ベルギー人です!」と主張していますが、ラロジエールはまさにフランス人。美食家なのは一緒ですが、女好きで、容疑者に恋をしてしまうエピソードまであります。ポワロなら考えられません。年齢も、ポワロが引退してイギリスに越してくるところから始まるのに対し、ラロジエールは現役で違うからというのもありますが。

もう一つ、ポワロにはヘイスティングスという友達兼助手のような人(ホームズでいうワトソン)がいますが、ラロジエールにはランピオン刑事という部下がいます。彼は、警視に比べて捜査能力という点では劣るかもしれませんが、人が良く、そして何より隠れ(?)ゲイってのがフランスらしい…。

今回見たのは「鳩の中の猫」という原作で、フランス語題はなぜかLe Chat et les Souris(猫とネズミたち)ですが、今回も原作と違って、ラロジエールの私生活&過去に関する逸話があったり、ランピオンのゲイネタもあったりして、なかなか面白かったです。
ただ、そういう原作からそれた話があったせいか、王女がらみのストーリーは宝石の発見のみ。確か失踪騒ぎがあったと思ったのですが...。
いずれにしても、今回はあと3話新作放映ということで楽しみにしています。

ここで、ポワロの映画&ドラマについても語らせてもらうと、最初に見たのは、「オリエント急行殺人事件」で、ポワロ役はアルバート・フィニーでした。次に「地中海殺人事件」や「ナイル殺人事件」でピーター・ユスチノフのポワロを見て、かなりそれに馴染んではいたのですが、大柄な彼は、原作で描かれる小柄で卵のような頭のポワロには、大外れ。

そしてBBCのデビッド・スーシェの一連のドラマを見たときに、ポワロはまさしくこの人だと思いました。外見もピッタリだし、イギリス出身らしいけど名前はフランス系っぽい(でも実際はリトアニア‐ロシア系らしい)。ポワロに「ベルギー人です!」と言われてしまうかもしれませんが、そこは許してもらいましょう。

2011年9月13日 (火)

サイク

フランス滞在中に見かけたこのドラマ(詳しくは「フランスにて2」を参照のこと)、8話まで見終わったところです。

ショーンは見たものを瞬時に記憶する才能を持っています。超能力者と嘘をつき、うまく事件を解決して気をよくした彼は、親友のガスと共に探偵事務所を開き、警察に捜査協力の押し売り(?)をします。

ちょっと見、「メンタリスト」に似ている気がしますが、ジェーンは人の表情や動作などから心理を読み取り、ショーンは犯罪現場にある不自然な物や供述との不一致を目ざとく見つけて解決するので、どちらかというと「名探偵モンク」に近い気がします。

実は地道な調査で見つけた事実を、超能力でわかったように見せるところがすごく大げさでわざとらしいのですが、そこはコメディ。でも、警察でも見つけられない事実関係を見つける捜査能力・推理能力は優れているのだから、超能力にする必要あるのだろうかという気はしなくもありません。モンク、あるいはジェーンのように、普通に「才能あるコンサルタント」として事件解決を目指してもいいのに、って言ったらこのドラマは成り立ちませんけれどね。それに、シリアスなドラマばかり見ていると、このバカバカしさが時々必要だったりしますbleah

このショーンの才能は、もって生まれただけでなく、警官だったお父さんのしごき(?)によるところも大きいです。冒頭で見せる、お父さんがショーン少年に張り込みの仕方を教えたり、物事を見る視点を説明したり、しかもエサで釣るというか、「うまくできないとアイスをあげないぞ」みたいな鍛え方をしているシーンも面白いです。

ショーンの幼馴染で親友のガスは製薬会社で働いていて、ショーンの探偵稼業に嫌々付き合わされているのですが、いつまでも会社勤めを辞めていない、というより辞めずに済んでいるのが不思議。本業に費やす時間がそうそうあるように思えないのですが、そんな働き方でいいのでしょうか?
ガスを演じるのは、「フランスにて2」でも触れた「ザ・ホワイトハウス」のデュレ・ヒルです。

2011年9月12日 (月)

キャント・バイ・ミー・ラブ

最近はセクシー俳優と言われるパトリック・デンプシーは、昔はイマイチだったと「グレイズ・アナトミー」で書きましたが、その「昔」の時代に主演した青春映画がこれです。

ダサダサのファッションで、地味なグループとして、誰からも注目されていないロナルドは、チアリーダーのシンディに恋焦がれて、その人気者グループに入りたいと思っています。シンディが困っているところに偶然遭遇した彼は、シンディを助ける代わりに1か月恋人のふりをしてくれるよう取り決めをします。
1か月が終わり、シンディとは予定通り別れますが、すっかり人気者グループに入ったロナルドは、だんだん調子づいてきます。


まず私は、「25年目のキス」を思い出しました。あの映画でも、人気者グループに入るため、人気者の一人(実は弟)に協力してもらったし、グループに入った後は、何をしても好意的にとってもらい、変なことをしてもそれが受け入れられるようになってました。ただ、ロナルドの方が調子に乗りすぎてしまうのは、男の子だし高校生(「25年目…」は高校生のふりする大人coldsweats01)だからですかね。

一昔前の青春映画って感じはありましたが、結構面白く見ることができました。「25年目…」と被ることからもわかるように、青春映画は普遍と言わないまでも、1987年製作ぐらいならまだいけるのかもしれませんね。シンディが人気者なのにとてもいい子なのは、ちょっと出来すぎな気がしなくもありませんが。
時代を感じたのは、天文好きのロナルドが、シンディと月を見ながら、「大人になる頃には、あそこに住んでる」って言っていたこと。もうすっかり大人になったぐらいの時代だけど、残念ながら実現しませんでしたねdespair

当時のパトリック・デンプシーは、さすがにセクシーな二枚目とはいきませんが、なかなかかわいくて、今の魅力の片鱗は感じることができました。
でも、直後に「グレイズ…」のシーズン7を続けて見てしまったのですが、やっぱり大人の彼の方が断然いいですねhappy01

2011年9月11日 (日)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

ティム・バートンらしい、キッチュでおどろおどろしい映画でした。happy01
有名なミュージカルで、私もストーリーは知っていましたが、実際に見たことはないので比較はできませんが、きっと、”らしい”作りになっているのでしょうね。

主人公の理髪師ベンジャミンは、美しい妻と生まれたばかりの娘と幸せの絶頂でしたが、妻を見初めた判事に無実の罪で投獄され、15年後にようやく戻ってきます。
彼は、スウィーニー・トッドと名前を変え、以前いた場所に再び理髪店を開きます。大家のラベット夫人から、妻は不幸のあまりに毒を飲んでしまったこと、そして残された娘は判事が引き取ったことなどを聞かされ、判事に復讐することが生き甲斐になります。

ジョニー・デップは、この映画出演に(というより歌に)抵抗があったらしいのですが、私は「シザーハンズ」といい、「チャーリーとチョコレート工場」といい、バートン印の扮装ものになると彼は生き生きとしているように見えます。きれいな顔立ちをわざと隠して喜んでる風なのは、気のせいでしょうか。

また、バートンの公私にわたるパートナーであるヘレナ・ボナム・カーターも、バートンは「ちゃんとオーディションして選んでる」と言っているようですが、スウィーニー・トッドをけしかけたり、こわーいパイを作ったりする様子が鬼気迫っていました。彼女は、いつもレッド・カーペットで変なファッションをしてひんしゅくを買っていますが、女優としてはすばらしいことは、「英国王のスピーチ」でもよくわかります。

悪役がお似合いのアラン・リックマンももちろんよかったのですが、私は、トビーという男の子が一番気に入りました。最初、スウィーニー・トッドのライバルである、理髪師ピレリ(サシャ・バロン・コーエンがビミョーでしたdespair)の使い走りをしているのですが、トッドがピレリを殺しちゃった後は、ラベット夫人の手伝いを始めます。かわいいし、歌も上手だったし、ラストも重要な役どころで、とても印象に残りました。

扉をたたく人

普段、脇役で見るリチャード・ジェンキンス(「君がいた夏」「食べて、祈って、恋をして」で言及)が初主演で、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた作品です。

愛妻を亡くしてから、心を閉ざして孤独に生きているコネチカットの大学教授のウォルターは、大学の指示でニューヨークの学会へ論文発表に行きます。ニューヨークにもアパートを持っている彼は、久しぶりにその別宅に行ったところ、見知らぬ外国人のカップル、シリア人のタレクとセネガル人のゼイナブが住んでいます。すぐに出ていくという2人でしたが、ウォルターは、次の住まいが見つかるまで泊めてあげることにします。
タレクはジャンべという楽器の演奏家で、そのリズムに惹かれたウォルターは、タレクからジャンべを習います。

冒頭でウォルターがピアノを習おうとするシーンがあるのですが、お世辞にも上手とは言えず、そこへ結婚指輪が映り、妻のピアノを弾くことで妻を身近に感じていたいと思っている気持ちが容易に想像できました。なので、ドラムを習う話と知っていた私は、なぜ?と思いましたが、そこに至る経緯がとても自然でした。そして、ジャンべを通してどんどんウォルターとタレクの気持ちが近づいて行くのが、手に取るようにわかり、そして、孤独感でいっぱいのウォルターが心を開いていく様子も見事でした。

後半は、タレクが移民局に捕まり、彼を救うためにウォルターが奔走する様子が描かれます。不法移民である以上、強制送還になるのは仕方ないとは思うのですが、9・11以降、急に方針転換した政府の犠牲になっているのは間違いありません。それまでは、何年もアメリカに住んでいる事実があれば、極端な対応には出なかったと思うのですが、9・11を口実に何でもありになってしまっている状況が伺い知れました。

私は、この邦題が素晴らしいと思いました。原題は「The Visitor」(訪問者)で、ウォルターにとって、外から来た人であるタリクは、ウォルターの閉ざされた心を開き入ってくる訪問者でもあります。ただ邦題は、その意味合いに、2人が太鼓を叩くのもかけて、趣のある言葉に変えました。
私は、このブログでも、何度か変な邦題に文句を言っていますが、だからこそ、たまにこういう、原題を凌ぐような邦題に出会うととても嬉しいです。

2011年9月10日 (土)

Law & Order

ようやく始まりました。すでに、2つのスピンオフ「Law & Order 性犯罪特捜班」「Law & Order 犯罪心理捜査班」(「クリミナル・インテント」)を見ていますが、元となったオリジナルのドラマをなかなか放映してくれなくって(当然DVDにもなっていない)、ずっと見たいと思っていたので、念願がようやく叶いました。

でも、どうしてシーズン15からかなぁ。時代を映すドラマなので、あまり古いと視聴者を掴みにくいと判断してのことでしょうが、やっぱりシーズン1から見たかったです。まあ、確かに9・11の前と後じゃ、描かれ方がずいぶん違うでしょうし、仕方ないですけれどね。それに、1話完結で、スピンオフからの情報もあるので、途中から見てもついてはいけました。

まず、オープニングからワクワクしてしまいました。同じ曲ながら、「…性犯罪…」「…犯罪心理…」と違うアレンジで、しかも、まず「LAW」の文字の後に、警察の二人とそのボス、次に「ORDER」の文字の後に、検察の二人とそのボスのクレジットが出ます。

ちなみに、検察のボス、アーサー・ブランチは、「性犯罪」でも時々出てますよね。その他、共通のキャラクターとして、検死官も「性犯罪」「犯罪心理」共に出ていますし、「性犯罪」のシーズン1には、精神科医(「クローザー」のJ・K・シモンズ)や、検察のメインキャラであるジャック・マッコイ(サム・ウォーターストン)も出ていました。マッコイは、先日のシーズン9最新エピソードで、ノバクのボスになったのかな?

スピンオフ2つと大きく違うのは、このシリーズの本来の趣旨である、警察と検察の両方をきちんと描いていること。「性犯罪」にも裁判の様子は出てきますが、警察の捜査に重点が置かれていますし、「犯罪心理」に至っては捜査のみで、検察(ADA)は時々司法取引などに絡んで出てきますが、法廷にまで話が行くことはかなり少ないです。
1時間の半分を検察側に費やすので、捜査の方は、普通の犯罪捜査ドラマに比べて、若干物足りない気もします。まだ5話見ただけなので、何とも言えませんけれど。

逆に、検察側のストーリーは、とても充実していて、見ごたえがありました。法廷ドラマがめっきり少なくなってしまった上に、大抵は弁護士側の話が描かれるので、検察の目からのドラマが珍しいというのも理由の一つかもしれません。それに、まだ5話だけですが、いろんなケースが出てきて面白いし、判事や弁護士とのいろんな駆け引きもリアルで、今までに見たどの法廷ドラマよりも充実感がありました。

多分、1時間丸々の法廷ドラマは、「グッド・ワイフ」や「ボストン・リーガル」のように、裁判以外の要素が含まれていることも多く、単純に裁判そのものだけなら、30分でも十分踏み込んだドラマが作れるということなのかもしれません。
期待を持って見始めましたが、予想以上に良くて、全話見終わるのが今から待ちきれません。

また、もうひとつのスピンオフ「Law & Order: LA」も、もうすぐ始まるということで、予告を見ましたが、アルフレッド・モリーナにテレンス・ハワード(かっこいー!)、久々に名前を聞いたスキート・ウールリッチに「アリーmyラブ」のレジーナ・ホールなど、豪華キャストで、こちらも楽しみにしています。

2011年9月 4日 (日)

幻影師アイゼンハイム

同じ時期に公開された「プレステージ」が、やはり奇術師が主人公の映画ということで、被った話じゃないかなーと勝手に想像し、「プレステージ」の方は映画館で見たものの、こちらは見そびれていました。
今回見てみたら、たまたま奇術師が主役という以外、ストーリーはまったく別物だとわかりました。

19世紀のウィーンが舞台。主人公のエドゥアルドは、子供の頃からマジックが好きで、才能にも恵まれました。しがない家具職人の息子でしたが、ちょっとしたきっかけで公爵令嬢のソフィと出会い、恋に落ちますが、身分違いのため引き離されます。傷心のエドゥアルドは、世界中を旅して腕を磨き、奇術師アイゼンハイムとして戻ってきます。
そこで、大人になった二人が出会うのですが、その時ソフィは皇太子の婚約者になっていました。エドゥアルドは不幸なソフィを助けようとし、皇太子が信頼を寄せるウール警部に監視されます。ソフィが不審な死を遂げたとき、エドゥアルドは皇太子を疑います。


ラストは途中で予測がついたのですが、でも想像通りのエンディングだったことに、かえって安心しました。そこまでに至る経緯も、なかなか面白くて、期待以上でした。
19世紀末という時代もよかったのかもしれません。それに、ウール警部にしても皇太子にしても個性的で、飽きさせなかったのだと思います。でも、一番は彼の舞台ですね。いわゆるマジックではなく、この時代なのに、ほんとにイリュージョンって感じでした。映画だからCGで何とでもなることはわかっていながら、見ごたえがありました。

ウール警部を演じるのは、「サイドウェイ」や「アメリカン・スプレンダー」のポール・ジアマッティ。独特な風貌ですが、私は結構好きな俳優です。
皇太子役はルーファス・シーウェルという人で、私が彼を最初に見たのは「娼婦ベロニカ」という映画ですが、彼のクセのある顔立ちは、「マーサ・ミーツ・ボーイズ」のような現代劇より、こういう時代もので映えるなー、と思いました。

そして、アイゼンハイム役のエドワード・ノートン。「真実の行方」のデビュー作でアカデミー助演賞ノミネート、その後「アメリカン・ヒストリーX」や「僕たちのアナ・バナナ」などで大好きになった俳優なのですが、ハンサムなのに線が細いせいか、イマイチ華がなくてスターになれず、才能があるのに十分活躍できていなくて残念です。
近年は「インクレディブル・ハルク」とかやっちゃって、どこを目指してるの~と思っていました。この映画のようなインディペンデントな小品に、今後も活躍の場を見出してほしいです。

2011年9月 3日 (土)

JAG×NCIS

私の大好きな「NCIS」がスピンオフした元のドラマ、「犯罪捜査官ネイビーファイル(JAG)」での、NCIS顔見せエピソードが放映されたので、見てみました。
NCISがスピンオフと知った時に、JAGも見ようか迷ったのですが、シーズンがずいぶん進んでしまっていたので、シーズン1から見たい私は、結局諦めてしまったのでした。でも、今回JAGを見て、法廷ドラマの要素もあって面白いと思い、シーズン1からの集中放送でもやってくれないかなー、と秘かに願っています。

JAGでの話ではありますが、NCISスピンオフ用ということで、NCISのドラマを見ているような気になりました。事件が起こり、JAGのラブ中佐が疑われるのですが、こちらのドラマの主役だから犯人じゃないことは明白ながら、ギブスの追及の鋭さに、「NCIS」に出てくる怪しい容疑者と同じに見えました。
後半は、ギブスはラブ中佐が犯人でないと見抜き、そちらの捜査はトニーに任せ、ギブスは別件でテロリストを尋問しに行きます。そして見事テロリストを捕まえますが、手柄をCIAに譲っちゃうところが、NCISらしいですね。

「NCIS」は現在シーズン7を見ていますが、このエピソードの頃と、ギブスもトニーも変わっていませんでした。もっと「若っ!」とか思うかと思ったのに。
「NICS」の第1話でシークレット・サービスから引き抜かれるケイトと、シーズン1途中加入のマクギーは当然いませんでしたが、アビーはそのまま、初代局長(アラン・デイル)も出ていましたね。ダッキーは女の人を口説くのに一生懸命で、「トニーじゃあるまいし、ダッキーのキャラじゃないでしょう!」とテレビの前で突っ込んでしまいました。

トニーはというと、ボルチモア警察から来てまだ間がない雰囲気。捜査もギブスが中心で、トニーは指示されて証拠集めしてるだけでした。そして、FBIから来てやはり日が浅そうなお姉さんもいました。このお姉さんはエピソード中にギブスの心証を悪くしていたので、本編で出なくなったのも納得です。
尋問のプロであるギブスをアピールするシーンもありました。無愛想で部下に厳しいところも。それに、コーヒー好きなとこも、しっかり映ってましたね!

2011年9月 2日 (金)

トロピック・サンダー

こんなに楽しめたコメディは久々でした! 「ドッジボール」でも言及したベン・スティラーは、多分アダム・サンドラーと1,2を争う、私の好きなコメディ俳優なので、当然といえば当然ではあるのですが。

戦争映画に出演する俳優のタグ、カーク、ジェフたちが、いつのまにか本当に敵と戦うことになってしまったというコメディ。この概要だけ聞いた時には、やはり俳優が仕事と思って行ったら実際の出来事だったという「サボテン・ブラザーズ」を思い起こし、2番煎じじゃないのー?と疑いの目で見始めたのですが、ハンパじゃなく面白すぎました。

多分、笑いのネタの多くが、映画好きが楽しめる要素だったからだと思います。戦争映画ということで、「地獄の黙示録」や「プラトーン」をパロディ化したようなシーンも多く、映画俳優たちが主役なので、劇中劇で行軍中も映画についての世間話が笑えました。

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2011年9月 1日 (木)

サンキュー・スモーキング

少し前に「マイレージ、マイライフ」の時に、見たいと言っていたこの映画を、ようやく見ることができました。

ニックはロビイストという肩書きではありますが、世の中から憎まれ者のタバコ産業のスポークスマンです。口がうまいので、テレビ出演しても、禁煙派相手に立ちまわり、仕事の評価も上々ですが、別れた妻が引き取った息子とはコミュニケーション不足を感じています。


私は、ニックの仕事の話というより、私生活の立て直し映画のように見えました。息子は、最初彼の仕事を理解していないのですが、仕事先に彼を連れていくようになって、息子は父親のことを尊敬し始めます。その息子の目を通して、世間的には憎まれっ子のニックが、だんだ素敵な人物に見えてきます。(もちろん、中身は超ブラックなのですが。)

論点をすり替えることで負けをかわしたりすることや、悪人といえども弁護士がついて弁護できる機会を与えられるのと同じように、企業が弁明するチャンスを与えられることも必要なのだということを、息子に対して説明するのを聞き、見ている私たちも彼を憎めなくなっていきます。
そして、息子が父に鍛えられて(?)、自らも議論上手になっていくところが面白いです。カエルの子はカエル、みたいな感じで。

私の大好きなアーロン・エッカートがステキなのはもちろんですが、ニックがタバコのイメージを上げようと、ハリウッドで俳優たちにタバコを吸わせるために協力を依頼したLAのエージェント役のロブ・ロウが笑えました。
彼はアジア風なものに凝っているという設定で、夜中にニックのところに電話してきた時の出で立ちにはショーゲキ! あまりのことに思わずDVDを一時停止して大笑いしてしまいました!happy02

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