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2011年8月15日 (月)

マイレージ、マイライフ

ご存じジョジクル主演の、同名小説の映画化です。

ライアンは、企業の経営者の依頼で首を言い渡しに国じゅうを飛び回っています。1年のうち322日を旅先で過ごす彼は、航空会社のマイレージをためることだけが生きがい。しかし、そんな彼に不幸が襲いかかります。経費削減のため、出張せずにオンラインで首を言い渡す方式に変えると会社が言い出したのです。もう、マイルはためられない! ライアンは、現地に行かずに首を言い渡すのはよくないと示すため、オンライン方式を提案した若い娘ナタリーを連れて実地で証明することになります。
一方、旅先で偶然知り合ったアレックスと、気楽な関係を楽しんでいたライアンですが、彼女と過ごす時間が増えるにつれ、心境の変化が起こってきます。1年中何のしがらみもなく飛び回っていた彼でしたが、落ち着きたい気持ちが出始め、マイルをためることにも、前ほどの目的意識を感じなくなっていきます。


私は、ナタリーがなかなかいいと思いました。首を切るテクニックという意味では、ライアンにかないませんが、心理学を専攻しただけあって、気楽に旅を楽しむライアンに対してするどい突っ込みをしたりして、小生意気だけど負けていません。
でも、アレックスと理想の男性談義をする時は、小娘丸出しでしたけれどね。アレックスも、「この年になると多くを求めない」とか言いつつ、どんどん要求事項を挙げるので笑えました。それ以上にナタリーは細かいことまで挙げていたのですが。

エンディングも、きれいで明るいハッピーエンドではなく、ちょっとほろ苦さも残る大人の結末でよかったです。リストラがテーマの一つにあるので、もっと重たい映画になる可能性もあったでしょうが、ジョジクルとライトマン監督のおかげで、軽快なものに仕上がっていたと思います。

監督のジェイソン・ライトマンは、「ゴーストバスターズ」や「ツインズ」、最近では「抱きたいカンケイ」も監督しているアイヴァン・ライトマンの息子で、今回パパも製作に名を連ねています。この映画のDVD特典で、ジェイソンのコメントを聞きましたが、前2作では敢えてお父さんと離れて一人でやりたかったけれど、今回は一緒にやれたことがとても嬉しかったと言っていて、その話に泣けましたweep

お父さんはコメディ映画の巨匠ですが、息子の方は、「ジュノ」のように、コメディ要素もありながら、ほのぼのとしたドラマも感じさせる作風です。ジェイソンはコメントの中で、アレクサンダー・ペインの名前も何度か出していたのですが、「サイドウェイ」や「アバウト・シュミット」などペーソス溢れるペイン監督の作風に似た雰囲気もあるなと思いました。
サンキュー・スモーキング」も、お気に入りのアーロン・エッカート主演(「ブラック・ダリア」参照)なので見たいのに、見そびれています。この機会にそろそろ見なければ。

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