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2011年7月26日 (火)

シャーロック・ホームズ

誰がホームズをアクション映画にできると思いつくでしょう? それぐらいステレオタイプな役が、この映画では見事にぶち壊されていました。でも、それだけに、後半は同姓同名の全く別の人を見ている気分にもなりました。ホームズということで最初から親しみがわくという利点以外は、まったく新しいヒーローの映画でもよかったかも?

私の中のホームズに対する認識は、常に冷静沈着。パイプをふかし、バイオリンを弾きながら、じっくり推理するタイプの人です。武術に秀でているのは知っていますが、現場で使う必要に迫られることはめったにない。
メイキングで、アクションも含め原作に忠実と言っていたけど、私は原作もしっかり読んでいるので言いますが、そんなことはないんじゃないかな? 犯人と格闘するシーンは多少あっても、この映画にあるようなド派手なアクションはないと断言できます。(まあ、せいぜいモリアーティ教授との滝壺のシーンか?)

とにかく、常識をくつがえす人物像を作るからには、相当の面白さと納得できるストーリーがなければ、世の中のホームズファンに拒絶されてしまうでしょう。でも、続編ができるそうなので、評価は上々だったってことなのでしょうか?

物語は、5人を殺した連続殺人犯ブラックウッドが、処刑されたはずなのに墓から甦り、黒魔術を駆使して恐怖をあおり人を操るのを、ホームズが阻止しようとするもの。
私がいいと思ったのは、時代はそのままホームズのいたロンドンを再現していたこと。最新アクションを入れるというと、何となく時代設定を現代的にしてしまったりしそうだけど、型破りな人物たち以外は、確かに原作のイメージではありました。

ワトソンも原作の人物像とは違いますが、こちらは良い方向に変わっていた思います。原作の彼は、物語の語り手で完全な引き立て役。人柄はいいし、銃も使えるけど、ホームズの指示で動きサポートする感じ。一方こちらは、ホームズに劣らずアクティブで、もっと対等な感じでした。
そして、映像がスタイリッシュで斬新なのも、ステキでした。現場にあるものからホームズが推理する過程を、言葉による説明でなく、映像で見せるシーンなんかは、とってもよかったです。

一つどうしても納得がいかなかったのが、アイリーン・アドラー。ファンなら誰でも知っている、ホームズが唯一心惹かれた女性ですが、レイチェル・マクアダムスは違うでしょう! もう少し大人の色気とワルな魅力がなくっちゃ。私の中では、「ポワゾン」のアンジーが近い感じなのですが。(ちょっと妖艶すぎ?)

続編の敵役はモリアーティか?と思っていたら、ラストが尾を引く展開で、本当にそうなるみたいですね。 滝壺シーンのド派手なアクションを期待しましょう。

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