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2011年7月

2011年7月31日 (日)

レスラー

ブラック・スワン」も記憶に新しいダーレン・アロノフスキーの前監督作です。ミッキー・ロークも数々の賞に輝き、カムバックを印象づけました。

物語は、かつてはトップだった落ち目のプロレスラーが、20年前の名勝負の再戦で、最後にもう一度栄光を目指す、というもの。これを聞いた時、「ロッキー・ザ・ファイナル」にかぶるようなストーリーだなーと思いました。
そして、実際に見たら、先日の「クレイジー・ハート」と丸かぶり。音楽とプロレスと世界は違うものの、一時の人気はどこへやら、年老いて地方巡業の日々だった主人公が、子供とは音信不通のまま、でも出会った女の存在に支えられ再起を目指す、そのまんまって感じでした。

だからかもしれませんが、前評判とは裏腹に、私はこの映画をあまり楽しめませんでした。映画を気に入るのに、「主人公に共感できる」っていうのはとても大事な要素だと思うのですが、私はこの主人公が、疎遠だった子供に理解してもらえなくても自業自得って気がしたし、そもそもなぜプロレスという仕事なのか、お金のためでしょうか、その辺がよくわかりませんでした。

ただ、プロレスって大変な職業だということは理解できました。しかも、年取ってから体を張ってやるのはかなり悲痛でした。プロレスは筋書きのあるやらせだとは聞いていましたが、面白さを出すためにいろいろ工夫しなきゃならないし、体を保つための薬に、ヘアダイに、日焼けサロン通い! 確かに、なまっ白い体じゃ弱々しいですものね。
子供の頃、テレビでプロレス」を見ていた父の隣でちら見してたタイガー・ジェット・シンとか(古っ!)思い出しました。思えば、あの頃から私は悪役好きだったんですねー。

この映画にハマれなかったもう一つの理由は、ミッキー・ロークではないかと思います。、絶頂期だった「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」や「ナインハーフ」の80年代に、彼が嫌いでした。私の中では俳優は、好きかあまり好きでないか、どちらでもない(特に関心なし)かに分類され、嫌いという俳優は滅多にいません。でも、彼の場合、俳優としてどうかという以前に、スケベ顔が嫌で(失礼!)決して二枚目とは思えず、女性ファンに人気の理由が理解できませんでした。

2000年代に復活してからも、その印象は拭い去れず、今まで来ている気がします。先ごろNHKで放送された「アクターズ・スタジオ」のインタビューも同じタイミングで見ましたが、この番組でタバコ吸いながらインタビューに答えていた人は初めてじゃないでしょうか。灰皿もあったし許可は得ているのでしょうが、私はどうかと思いました。一時期仕事を失っていたのも自分が悪かったと認めていたし、少なくとも不遇の人って感じじゃありません。

逆に、私がこの映画でよかったのは、女性陣。特に、主人公が惹かれるストリッパーは、お客との接触が禁じられているとか、子供がいるから生活を考えなきゃいけないとか、いろいろしがらみがあって彼の好意に応えられないという葛藤が、心情として理解できました。

演じるマリッサ・トメイは、トウのたったストリッパーという設定ですが、なかなかどうして、同世代ながら見事なスタイルで、さすが女優だと思いましたね。彼女は「いとこのビニー」でアカデミー助演女優賞を取った時に、間違いではとの意見もありましたが、その後女優として見事に成功し、「イン・ザ・ベッドルーム」では堂々の再ノミネート。その後も、インデペンデント系の小粒な良作に出続けています。ハリウッドでは、ある程度の年齢を超えた女優にはいい役があまりないと聞くので、頑張ってほしいです。

2011年7月30日 (土)

コレラの時代の愛

一人の人を何十年も思い続ける話と聞くと純愛ではないかと思いますが、「君に読む物語」的な話を期待してはダメです。私は純愛とは全くかけ離れていると思いました。というのも、純愛ってイコール一途だと思うのですが、彼女だけを思い続けていたわけではなく、50年以上もの間に他に惹かれた女もいて、ただ何となく彼女はいつも心に引っかかっている存在だっただけのように思います。

確かに、最初の頃はさすがに本当に一途な純愛で、他の人に体を許さず、彼女から拒絶されても思い続けていました。それは、最初の頃に彼女が一時、彼を好きなそぶりを見せ、結婚の約束までしたから、「またチャンスはあるかも」と彼に期待を抱かせたせいもあるかと思います。そのかすかな希望にすがって彼女を思い続ける主人公の執念は、本当に気味悪かったです。

でも、彼の出生について語られるうち、私生児じゃないまでも、浮気な父親の不在と母子家庭での生活などが彼の精神に影響を与えたのは容易に想像できたし、父親譲りの狂気に近い女性遍歴も納得はできました。気持ち悪いのは否定できないですけれどね。

タイトルになぜあえて「コレラの時代」かというのは、ラストで判明します。主人公が好きになる女性が結婚する相手が、コレラの撲滅に力を尽くした医師というのもありますが、本当の意味は、最後で分かります。

私は、主人公が心惹かれる女性を演じたジョヴァンナ・メッツォジョルノという女優よりも、彼女の奔放な従姉を演じたカタリナ・サンディノ・モレノ(「そして、ひと粒のひかり」)の方がずっと美しいと思ってしまいました。ジョヴァンナは、ちょっとジョディ・フォスター似で、魅力的ではありましたが、美人という気がしませんでした。

また、ハビエル・バルデムは本当にカメレオン俳優だと思いました。この映画の気味悪さは、「ノーカントリー」を彷彿とさせましたが、彼は先日の「食べて、祈って、恋をして」や「それでも恋するバルセロナ」のような魅力的なラテン男にもなれます。

私が彼を最初に見たのは「海を飛ぶ夢」という映画で、若いのに、寝たきりの老人役でした(若い頃のシーンもあるのですが)。その後、順序は逆ですが「夜になるまえに」を見て、ゲイの作家役の好演で一気に注目しました。現在公開中の「ビューティフル」も、去年アカデミー賞にノミネートされていたし、見に行こうか悩み中なのですが、まだ決めかねています。

2011年7月28日 (木)

17歳の肖像

優等生でまじめ一本だった高校生ジェニーが、ひょんなことから大人の男性ディヴィッドと知り合い、新しい世界を見せてもらって、生活を一変させていく、というストーリーです。

私も子供の頃は、知識欲旺盛のませガキだったので、あの頃こんな大人と出会ってたら、メロメロになっていただろうと思います。5歳以上年上の男性にしか惹かれなかったし。今じゃ自分が年食ってしまったので、そんなことは言ってられませんがcoldsweats01。チェロもやってたし、読書も絵画もフランスも好きだったし、若き日の自分にちょっとだけ重ね合わせられました。

興味深かったのは、少女のジェニーが惹かれるのはともかく、いつもは口うるさくて強気のパパ(アルフレッド・モリーナ)までが、なぜかディヴィッドには弱いこと。あの穏やかな表情と語り口でお願いされたら、ノーとは言えないのでしょうか? それが、ゆくゆくは裏目にも出てしまうのですが。
それに、ディヴィッドだけでなく、友人のダニーとヘレンも、すぐにジェニーを仲間に入れてくれるところが不思議でした。特にヘレンは、自分よりも若く賢いジェニーを、同性として対抗意識も持たず、やっかみもせず、姉が妹に対するようにおしゃれを教えてくれたりして。

でも、だんだん表面的なものとは違う面が見えてきます。ただ、ジェニーは若さゆえに、結局はそれを見て見ぬふりするというか、「それも大人の世界」と思って受け入れたのか、とにかく仲間のままでいることを選びます。けれど、いくら賢くても、彼女は大人じゃないから、背伸びしすぎるとどこかひずみが生じるのも当然。彼女に試練が訪れます。やり直せるところも若さの特権ですけれどね。

原題のeducation(教育)は、ジェニーが学校で学ぶことでもあり、ディヴィッドと過ごして学んだことでもあり、そして何より、この一連の出来事全体を通して、ジェニーが人生において成長したという「学び」でもあるのでしょう。

私はディヴィッドを演じるピーター・サースガードが結構好きで、最初に注目したのは、「愛についてのキンゼイ・レポート」での、キンゼイのゲイの相手役。次に、順序は逆で見た「ニュースの天才」と、ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」で一気にファンへ。奥さんのマギー・ギレンホール(「クレイジー・ハート」)も好きなので、理想的なカップルです。

主演のキャリー・マリガンは、これでアカデミー賞ノミネーションを受け、スカヨハ、キーラ・ナイトレイに次ぐ若手注目女優だそうです。見たかったけど見そびれた「ウォール・ストリート」にも出てましたしね。でも、つい昨日、イギリスのバンド「マムフォード&サンズ」のヴォーカルと交際数か月で婚約とのニュースが。 ジェニー同様、若すぎ・早すぎの展開にならなければいいんですけれどね!

CSI:ニューヨーク

ちょうど100話目に当たる、シーズン5の記念の回を見終えたところです。

このドラマはゲストスターが多い方ではないのですが、さすがに今回は豪華で、まず、女性警視にジュリア・オーモンド! 上司に当たるはずなのに、マックったらコーヒー誘っちゃう? しかも、振りかえった彼女を見て「ナイス!」とか言っちゃうし。マックのキャラじゃないような…。でもまあ、普段クールなマックも男だってことですねbleah

それから、ミュージシャンのネリーとクリス・ドートリー! 私は「アメ・アイ」出身のクリス率いるバンド「ドートリー」が好きなので、嬉しかったです。
そして、「エバーウッド」でアンディの弟子兼ライバルだったスコット・ウルフ。彼は、同姓同名のマック・テイラーという役でした(クリスもそうだけど)。

このドラマは、ジェリー・ブラッカイマーの「CSI」3作品の中では、以前は一番下のランクに位置していましたが、最近では「CSI:マイアミ」の次に、これが好きになってきました。しかも、だんだん「マイアミ」といい勝負になりつつあります。

「CSI:ラスベガス」(と、区別をつけるために勝手にネーミングしている)が純粋な科学捜査中心、「マイアミ」は派手な展開が多いのに比べ、これは両方の要素を少しずつ取っている中間的存在であり、ただし、ニューヨークという大都会特有の変わった事件もあり、ということで、魅力を感じ始めているからだと思います。確かに、3つ目の作品であるからには、前の2つを超える魅力を持たなければ続かないわけで、それでもシーズンが続いているってことは、面白さを十分備えてるってことなのでしょうね。

そして、何と言っても、やっぱりゲイリー・シニーズだからでしょう。彼を初めて見たのは「フォレスト・ガンプ」。主演のトム・ハンクスより、彼の演じる戦争で足を無くした中尉にとても惹かれました。そして、その後見た「アポロ13」や、順序は逆ですが「二十日鼠と人間」(「クリムト」でも言及)は本当に素晴らしかったです。

キャラクターの中で好きなのは、検死官から転身したホークスも捨てがたいのですが、やっぱり今一番のお気に入りはアダム! 直近のエピソードでは、解雇されるかも?って展開もあり、「せっかくシーズン5からクレジット入りしたのに、やめてー」と思ってしまいました。

シーズン5では、フラックも要注目。新しく出てくる妹との関係も微妙だし、同僚の刑事エンジェル(「ハーパー・ボーイズ」や、最近は「ヒューマン・ターゲット」「コバート・アフェア」にも出てたエマニュエル・ヴォージェ)ともいい雰囲気ですしね。
ダニーとモンタナ=リンジーとの関係は、もう発展しないのでしょうか? そちらも気になります。

2011年7月26日 (火)

シャーロック・ホームズ

誰がホームズをアクション映画にできると思いつくでしょう? それぐらいステレオタイプな役が、この映画では見事にぶち壊されていました。でも、それだけに、後半は同姓同名の全く別の人を見ている気分にもなりました。ホームズということで最初から親しみがわくという利点以外は、まったく新しいヒーローの映画でもよかったかも?

私の中のホームズに対する認識は、常に冷静沈着。パイプをふかし、バイオリンを弾きながら、じっくり推理するタイプの人です。武術に秀でているのは知っていますが、現場で使う必要に迫られることはめったにない。
メイキングで、アクションも含め原作に忠実と言っていたけど、私は原作もしっかり読んでいるので言いますが、そんなことはないんじゃないかな? 犯人と格闘するシーンは多少あっても、この映画にあるようなド派手なアクションはないと断言できます。(まあ、せいぜいモリアーティ教授との滝壺のシーンか?)

とにかく、常識をくつがえす人物像を作るからには、相当の面白さと納得できるストーリーがなければ、世の中のホームズファンに拒絶されてしまうでしょう。でも、続編ができるそうなので、評価は上々だったってことなのでしょうか?

物語は、5人を殺した連続殺人犯ブラックウッドが、処刑されたはずなのに墓から甦り、黒魔術を駆使して恐怖をあおり人を操るのを、ホームズが阻止しようとするもの。
私がいいと思ったのは、時代はそのままホームズのいたロンドンを再現していたこと。最新アクションを入れるというと、何となく時代設定を現代的にしてしまったりしそうだけど、型破りな人物たち以外は、確かに原作のイメージではありました。

ワトソンも原作の人物像とは違いますが、こちらは良い方向に変わっていた思います。原作の彼は、物語の語り手で完全な引き立て役。人柄はいいし、銃も使えるけど、ホームズの指示で動きサポートする感じ。一方こちらは、ホームズに劣らずアクティブで、もっと対等な感じでした。
そして、映像がスタイリッシュで斬新なのも、ステキでした。現場にあるものからホームズが推理する過程を、言葉による説明でなく、映像で見せるシーンなんかは、とってもよかったです。

一つどうしても納得がいかなかったのが、アイリーン・アドラー。ファンなら誰でも知っている、ホームズが唯一心惹かれた女性ですが、レイチェル・マクアダムスは違うでしょう! もう少し大人の色気とワルな魅力がなくっちゃ。私の中では、「ポワゾン」のアンジーが近い感じなのですが。(ちょっと妖艶すぎ?)

続編の敵役はモリアーティか?と思っていたら、ラストが尾を引く展開で、本当にそうなるみたいですね。 滝壺シーンのド派手なアクションを期待しましょう。

2011年7月25日 (月)

食べて、祈って、恋をして

ジュリア・ロバーツ主演の自分探しの旅の映画です。

離婚を経験し、年下男との恋愛も失敗した主人公エリザベス(リズ)が、1年かけて、イタリア、インド、そしてバリへと旅します。
タイトルはそれぞれ、3カ国の行動を集約したもの。イタリアでは食に徹し、インドではひたすら祈り、バリで新しい出会いを経験します。


最初に思ったのは、なぜアメリカ女性は、新しい環境へ身を置こうというときにはイタリアを選ぶのか?ってこと。古くはキャサリン・ヘプバーンの「旅情」から、最近ではダイアン・レインの「トスカーナの休日」とか。どちらも結構好きな映画ですけれどね。
でも、イタリアでおいしいものをどんどん食べ、どんどん大きなジーンズに買い替えていく様には笑えました。私もダイエットしている身の上なので、あの潔さはうらやましかったです。

インドでは祈りの日々ですが、なぜインドかっていうと、離婚の反動(?)でつきあった年下青年の影響で。この男が本当に子供で、ちょっとしたきっかけで、彼女と「距離をおこう」と言い出すのですが、そんなことくらいで言うかー?と思いました。でも、ジェームズ・フランコだから許せちゃうbleah (「127時間」参照)。
インドで出会うリチャードが、自らも傷を持ちながらも、年の功で、リズを思いやり助言する人物として、私は一番印象に残りました。演じるのは、「君がいた夏」でも言及したリチャード・ジェンキンスです。

バリで出会う男性はハビエル・バルデム(「それでも恋するバルセロナ」「コレラの時代の愛」)ですが、なぜかブラジル人という設定です。スペイン人じゃいけなかったの? 原作がそうだからなのかな? とにかく、離婚と失恋で痛手を負ったリズは、男断ちしてるらしく(?)、彼ともすぐに踏み込んだ関係にならないところがいいですね。
ただ、ラストはどうなのかなー。ネタばれになるので言いませんが、私は彼女の結論の出し方に疑問を感じました。


最後にジュリア・ロバーツについてコメントします。

彼女を初めて見たのは「ミスティック・ピザ」という映画。すごくきれいな人、と脇役ながら強く印象に残りました。そして、すでに知っていた俳優エリック・ロバーツの妹と知りました(今じゃお兄さんはいずこに?って感じだけど。でも、この間「アントラージュ」にゲスト出演してるのは見ました)。その後見た「マグノリアの花たち」は、今でも大好きな映画ですが、ここでも美しくてステキでした。そして「プリティ・ウーマン」からは、誰もが知る人となりました。

でも、私が彼女の映画で一番好きなのは、「ペリカン文書」です。アカデミー賞を取った「エリン・ブロコビッチ」や、「モナリザ・スマイル」も捨てがたいけど、大好きなジョン・グリシャムが原作を書いた時に彼女をイメージしたというだけあって、この映画のダービー・ショウは彼女にピッタリな役柄です。

2011年7月24日 (日)

しあわせの隠れ場所

アカデミー賞関連の作品続きで、こちらは主演女優賞のサンドラ・ブロック主演作。実話に基づいた映画で、後にアメフトのプロ選手になったホームレスの黒人少年の物語です。

裕福な家の主婦リー・アンは、最初、帰るところのない少年(大柄なので少年って感じじゃないhappy01)をかわいそうに思って家に泊めてあげただけなのですが、彼のことや身の上を徐々に知って、部屋を与え、最終的には法定後見人にまでなってしまいます。

すごいのは、リー・アンだけでなく、夫も子供も拒絶反応を示すことなく受け入れてくれているところ。普通なら、一人ぐらい反発する人が出そうな気がするのですが。それに、生物学の教師もきちんと彼に向き合い、彼の何が良くて何が欠けているかをちゃんと見抜いてくれました。
実話だから信じられますが、そうでなかったら、こんなにいい人たちばかりに囲まれて出来すぎじゃないの?って思ってしまいます。でも、少年自身が、悪い環境に染まらずにきたイイ子だったからこそ、周りも親身になって助けてあげたんですよね。

サンドラ・ブロックは、「スピード」で注目されてからしばらくは日本でも人気が高かったものの、そのうちそうでもなくなった気がするのですが、アメリカでは常に観客動員数を期待できる、「外れのない」女優の一人らしく、コンスタントに作品が出ていました。でも、ラブコメとか軽いタッチで気楽に見られる映画が多かったと思うので、今回ドラマ系に進出して、大当たりでしたね。
私は個人的には「イルマーレ」が一番好き。オリジナルの韓国映画もよかったですが、このリメイクは何度見ても泣けてしまう、必携の映画となっています。

また、エンドクレジットで流れる「Southern Voice」という曲に何となく惹かれるものを感じていたら、歌っているのが一家のパパ役だったティム・マッグロウという人。どういうことかと思って調べたら、私は全く知らなかったのですが、本業はこっちで、グラミー賞も取っている有名なカントリー・シンガーだったんですね。甘いマスクの素敵な人だったので、俳優が本業でも十分やっていけます。私は、マルチな才能を持つ人に弱いので、一気に注目。歌の方もチェックしたいです。

ハート・ロッカー

去年のアカデミー賞作品賞の映画は、イラクで爆弾処理をする男たちの物語です。

ジェレミー・レナー演じるジェームズは、処理班の班長として赴任してきますが、登場シーンからぶっ飛んだ感じで、いっちゃってる感がたまりませんでした。彼は、アフガニスタンにも行ってたそうで、まさに戦争中毒って風。
普通は爆弾の存在と状況を確認して対応策を練るために、まずはロボットを行かせるようですが、彼は自分の足でさっさと見に行ってしまいます。そして、爆弾を「ベイビー」なんて呼んじゃって、まるで楽しんでいるかのように解除します。

ドラマなどでよく見る、アメリカ国内の爆弾処理は、処理だけが任務ですが、軍隊の処理班は戦闘もします。というより、まず軍人であり、戦闘員であり、多分、爆弾処理は後から任務として与えられるってことなんでしょう。
それで、爆弾処理の前後に、現地で敵を探したりしなければならず、砂漠の中での戦闘シーンもあり、緊迫感が増しました。

ただ、そんなジェームズが、後半で見せる人間的な側面、そしてそこから派生する展開が、どうなるのかドキドキさせられ、爆弾処理で終わらず、単調な物語から脱却していました。
また、こういう映画では、戦争の狂気とか、現実的な理性を失わせる戦争の悲惨さとかを見せて、「戦争はよくない」と訴える方向のものが多いと思うのですが、ここではドキュメンタリータッチで淡々と描かれているところも、よかったです。

ジェレミー・レナーは、この作品で注目され、今年のアカデミー賞でもノミネートされていたので、今後が楽しみな若手俳優と思っていましたが、童顔なので若いと思ってたら、もう30代後半なんですね。

脇役で出ていた名だたる俳優がチョイ役すぎなのも驚き。ガイ・ピアース(「LAコンフィデンシャル」「メメント」、「英国王のスピーチ」でも言及)、レイフ・ファインズ(「シンドラーのリスト」「イングリッシュ・ペイシェント」、私の大好きな「ナイロビの蜂」)、デビッド・モース(「グリーン・マイル」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、「Dr. House」のシーズン3にも出てた)の登場はほんのちょっとでした。

監督のキャサリン・ビグローは、昔から男勝りの映画を撮っていて、「ブルースチール」とか、私の大好きな「ハートブルー」とか、「K-19」といった作品がありますが、アカデミー賞授賞式で初めて姿を見たら、結構きれいな人で、こちらもびっくりでした。

2011年7月23日 (土)

クレイジー・ハート

アル中で落ち目の元人気カントリー歌手が、シングルマザーとの出会いを経て、再生していく物語です。

ジェフ・ブリッジス演じる主人公バッドのキャラクターは、時代は違えど、先日見た「トゥルー・グリット」とかぶっている気がします。どちらも飲んだくれで、一時は評価されていたものの、年取った今は相手にされないというところ。でも、こちらの方が先の作品で、彼はこれで見事アカデミー主演男優賞を獲得しました。

主人公以上に魅力的だったのが、マギー・ギレンホール演じるシングルマザーのジーン。バッドが惹かれ、その出会いによって、作曲への意欲を再び持つことになるのもうなずけました。
それからもう一人、バッドの弟子であり、今は人気歌手となったトミーが、意地悪でもおごりからでもなくバッドを助けているところ。尊敬し大切に思っていることがよくわかり、好感が持てました。

トミーを演じるのはコリン・ファレルですが、最初、アイリッシュの彼がカントリー・シンガー?と疑問でした。でも、実際の彼は、結構役にハマっていて、よかったと思います。でも、なぜメイン・クレジットに入っていないのでしょうか?
思えば、彼は、「デアデビル」の悪役もよかったし、脇役の方が力を発揮できるのではと思ってしまいます。初期に注目された「マイノリティ・リポート」もそうだし。悪いけど、「SWAT」や「アレキサンダー」より魅力的な気がします。

ジェフ・ブリッジスは、長年活躍している割にアカデミー賞をなかなか取れない一人でしたが、これでようやく受賞できました。

彼は、お父さんのロイド・ブリッジス、お兄さんのボー・ブリッジスも俳優の、芸能一家です。お兄さんとは「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」で兄弟役で共演し、「ノーマ・レイ」や「ホテル・ニューハンプシャー」などでも印象的だったお兄さんの方が私は好きだったのですが、その後見かけなくなりました。でも、去年、「クローザー」のゲスト出演でエミー賞にノミネートされていましたね。

ともかく、弟の方は、コンスタントに映画に出て、ノミネートも4回というキャリアだったので、やっとという言葉もピッタリな受賞でした。

2011年7月20日 (水)

名探偵モンク

シーズン6が終了しました。でも、私はファイナルのシーズン7を先んじて見てしまったので、これで全シーズン終了です。

実は、昔NHKでこのドラマが始まった時、2話ぐらい見て挫折してしまっていました。モンクの潔癖症があまりに鼻について、楽しめなかったのでした。
でも、その後いろんな犯罪捜査ドラマを見るうちに、なぜかまた見てみようかという気になり、トニー・シャルーブが何度もエミー賞の男優賞を取ったこともあって、AXNミステリーの集中放送をきっかけに、シーズン1から見始めたというわけです。
今では、彼の潔癖やその他の強迫性障害も気にならず、かえって楽しめるようになり、コロンボのような正統派推理も気に入っています。

このドラマの好評価を証明するかのように、ゲストが豪華なところも魅力の一つ。その中でも私の印象に残っているのは、シーズン3で宇宙飛行士役(!)のジェフリー・ドノヴァン(「バーン・ノーティス」)と、シーズン4でモンクの映画化のモンク役だったスタンリー・トゥッチ。
シーズン6でも、弟役のスティーブ・ザーンや大女優ジーナ・ローランズ、「ザ・ホワイトハウス」のリチャード・シフとブラッドリー・ウィットフォードらが出ていました。

シーズン7では、シャローナが久しぶりに復活、ナタリーと対決(?)します。また、ストットルマイヤー警部に新たな恋の話があり、ナタリーも、シーズン6で再会した、亡くなった旦那の友人スティーヴと順調に付き合っている風。そしてラスト・エピソードはモンクの妻トゥルーディの死の謎解きです。最後の最後まで飽きさせません。

2011年7月19日 (火)

クリミナル・マインド

シーズン3の途中までDVDで見てしまっているのですが、CS放送がようやく追いついてきたので、ここでコメントしたいと思います。

プロファイリングを基に、主に連続殺人事件などを捜査する、FBIの行動分析課を描いたドラマです。

このドラマの存在を知った時に、一話完結犯罪捜査ドラマ好きの私は、絶対外さないだろうと思ってレンタルしたのですが、実はシーズン1の当初はあまりハマれませんでした。続きを早く見たいって気持ちになれなくて、1シーズンの半分まで一気にレンタルしたのに、消化するのに結構必死でした。

期待が大きすぎたのかもしれませんし、プロファイリングに特化したストーリーがイマイチだったのかもしれません。事件があまりにグロテスクだったからってことはないと思うけれど、シリアルキラーがよく出てくるし、確かに凄惨な犯罪は多いです。ただ、普通のドラマでは一つの都市だけで捜査することがほとんどですが、このチームはアメリカ全土のあちこちに要請を受けて行くので、それは変化があって面白いとは思いました。

とにかく、ここまで見たからと、シーズン1の終わりまでレンタルして見続けたら、ようやくついていけるようになり、次も見ようという気になりました。そしてシーズン2も追ってレンタル。シーズン3も途中までレンタルしたところでストップ。放映を待つことにしました。

このほど始まったシーズン3では、番宣で予告されている通り、ジョー・マンテーニャ演じるロッシが新規加入します。ギデオンがシーズン2の終わりで起こるサラの死を乗り越えられずに辞めるからですが、ロッシがすぐに交代で入るわけでなく、参加するのはちょっと先です。ホッチナーも第1話で停職を言い渡されていましたが、ほどなく復帰するのでご安心を。

私は天才リード博士がお気に入りのキャラ。超速読ができるし、記憶力はすごいし、だからだけど知識も豊富。でも、先日フランスで見たシーズン6でも語られていましたが、家族に精神障害があって、彼も気にしているようです。天才ってそういう境遇だったりしますからね。「ビューティフル・マインド」のナッシュみたいに。

2011年7月18日 (月)

127時間

壮絶でした…。腕が岩に挟まって身動きとれないまま6日間も過ごすのですから、壮絶でないわけがないのですが、予告編で見た彼が、あまりにお気楽にビデオ撮影なんかしてるお兄ちゃんだったので、十分覚悟ができていませんでした。

実話に基づくストーリーで、本人が本を書いているのですから、主人公が生還するのはわかっています。だから、どうサバイバルするかが焦点になるわけですが、全編ほとんど一人のシーンがどう描かれるのか、興味を持って見ていました。

まず、腕が挟まった岩をなんとか動かそうとする努力の合間に、主人公が正気を保つために(?)想像する楽しいこと(パーティとか)の場面が入ります。そして、後半は、だんだん正気を失いかけてきたのか、どこまでが現実か彼の想像かわからない場面も出てきます。
そして、死に直面した人は誰でもそうなのでしょうが、家族を思い、過去を振り返り、後悔したりもします。

私は、彼の生への執着に本当に驚かされました。私だったら、とうの昔、多分1日目か2日目(?)で、あきらめてしまったと思います。まあ、大体、私は誰も来ないような渓谷には行きませんがbleah。そういう所へ行く時点で、サバイバル意識の高い人でしょうし、だからこそあきらめずに対処できたのでしょう。
それにしても、正気を失いかけながらも、結構理性的で、状況から冷静に対処出来ていたのはすごいです。なので生き延びられたのでしょうね。

ジェームズ・フランコは、ほぼ一人で映画を背負っていて、アカデミー賞男優賞ノミネートもうなずけました。アップのシーンが多いので、映像に耐え得るハンサムじゃないといけないから、そういう意味でもピッタリhappy01。ただ、6日目にも関わらず、ヒゲも思ったほど伸びてないし、ボロボロでもなかったので、それはちょっと現実的でないかも。

私は、「スパイダーマン」で見た時から、トビー・マクガイアよりも、カッコイイ彼の方が気に入っていましたが、主役を張れるような役者になってくれて、とてもうれしいです。そして、この映画のノミネーションもあってか、今年のアカデミー賞では最年少の司会も務めたし。
今後の活躍が楽しみです。(でも、新作は「猿の惑星」らしいので、それはパスかもbearing。)

2011年7月17日 (日)

プライベート・プラクティス

実は、もうだいぶ前にDVDでシーズン1全話見てしまっているのですが、今回のAXN放送開始に併せてコメントすることにしました。

ご存じ「グレイズ・アナトミー」のスピンオフで、デレクの元妻アディソンが心機一転ロスのクリニックに移って巻き起こす出来事を描いています。場所がシアトルの大病院からLAの個人クリニックに変わり、病院スタッフの数もかなり減ってキャストが限定された、という以外は、大体において「グレイズ…」と同様のストーリー。ただ、世代的に近いせいか、私は前からアディソンが好きだったし、こちらのドラマの方が大人な感じで気に入っています。

今回の放送に合わせた特番で、アディソン中心の「グレイズ…」総集編を見て、彼女の心理やデレクとの関係における辛さがよくわかり、改めて悲しくなりました。それに、実はマークとうまくいってほしいと秘かに願っていたのですが、それも叶わず、カリフォルニアで今度こそ幸せをつかんでほしいです。

直近の「グレイズ…」のエピソードでは、アディソンが手術のためシアトルに戻ってきていました。そして、LAに行ったことの是非を再確認し、「ポストは空けておく」と言ってた部長に、「そろそろ後任を探して」と言い残して本当に去っていきました。それに、デレクと別れたメレディスに、今デレクと付き合ってる看護師よりも彼女を応援する風な発言をしていたし、すっかり新しい人生を進み始めたアディソンがよくわかる、いいエピソードでした。

キャストの中では、大人な感じのドラマで好きとか言っていながら、受付の若いデル(クリス・ローウェル)に注目。このドラマをレンタルで見た後、「ヴェロニカ・マーズ」のシーズン3をテレビで見たのですが、ヴェロニカに恋するピズをやっていた彼と受付の男の子は当時結びついていませんでした。
去年、「グレイズ…」のシーズン3で、このドラマの前振りエピソードをやったときに、やっと二つの役の彼がリンクして、おお!という感じ。それで、今後は彼を見ていこうという気になりました。

また、小児科医役のポール・アデルスタインは、「プリズン・ブレイク」のケラーマンを見たときに、かわいいパッチリ目が悪役に不向きで「違うだろう!」と思ったので、今回のようなちょっと気弱な役は、彼にピッタリだと思っています。

2011年7月16日 (土)

スラムドッグ・ミリオネア

正直言って、このアカデミー賞作品賞には食指が動かず、今まで見ずにきたわけなのですが、3連休中に同じダニー・ボイル監督の「127時間」を見に行こうと思い、その前に見てみることにしました。

でも、想像してた話とは違いました。「クイズ・ミリオネア」に参加するスラム出身の若者が、クイズに勝ち進んで億万長者になる話だと思っていました。それは間違いないのですが、そんな単純な話ではありませんでした。そうでなければ、作品賞なんて取れませんよね、よく考えれば。
実際は、テレビ番組は、彼が生きてきた壮絶な半生を語る小道具にしか過ぎませんでした。スラムドッグがなぜクイズで全問正解できたか? インチキではないのか? それに答えるために、彼が今までの人生を語ることになります。そして、過去の経験が偶然答えを教えてくれたことが見事に証明されます(ちょっと出来すぎだけど、そこは映画なのでhappy01)。

前半は、まず彼の経験を見せてからクイズの場面を出して、答えを知っている理由が納得できるのですが、後半は、彼が答えを知っていることはもう推測できるので、クイズを先に見せ、するとどういう経験だったのかわかるのが待ちきれなくなり、その構成がすごいと思いました。
また、しばらくすると今度は、「じゃあ、なぜそもそも番組に参加したのか? どうやって参加できたのか?」という疑問が頭をもたげてきて、ちょうどその時に参加の経緯が徐々に語られ始め、そのタイミングのよさにも驚きました。

ダニー・ボイル監督は「トレインスポッティング」で注目されましたが、私もこの映画は気にいったものの、その後の「普通じゃない」や「ザ・ビーチ」はイマイチ。「28日後…」は世の中には評価されたと思うのですが、私にはこの手の映画は合わず、という感じだったので、ようやく私の中でも評価のできる作品ができたという気がします。

ブラック・ダリア

ジェームズ・エルロイの原作は読んだことがないのですが、映画「L.A.コンフィデンシャル」を見た時にいたく気に入り、こちらの映画化も期待を持って見ました。実際の事件を基に書かれているということだったし。この機会に、原作の方も読んでみたいです。

元ボクサーのバッキー(ジョシュ・ハートネット)とリー(アーロン・エッカート)は特捜部で相棒となり、女性の切断死体の捜査をすることになります。リーはこの捜査にのめりこむようになり、バッキーもまた捜査中に知り合った女性(ヒラリー・スワンク)と関係を持ちます。一方でバッキーはリーの恋人ケイ(スカーレット・ヨハンソン)にも思いを寄せています。

最初は何てことなかったのですが、徐々に事件の謎が解けていく面白さがあり、誰もが秘密を持ち怪しそうで、しかもバッキー1人でそれに対処していくところが心配でもあり、後半は目が離せませんでした。

ジョシュ・ハートネットは、低い声が何だか似合わず、変な感じでした。前からこんな声でしたっけ? 彼は「パラサイト」から見ていますが、「パール・ハーバー」とか「ブラックホーク・ダウン」とか大作のイメージがあり、そのせいでどうも好きになれません(偏見だとはわかっているのですが)。
だけど、「シャンプー台の向こうに」とか「ホワイト・ライズ」では、繊細なイメージで好感は持てました。もっとこういう小品に出続けてほしいです。

対照的に、アーロン・エッカートは大好きな俳優で、最初に意識したのはもちろん「エリン・ブロコビッチ」のジュリア・ロバーツの優しい恋人役です。グウィネス・パルトロウと共演の「抱擁」もよかったし、近年ではキャサゼタと共演の「幸せのレシピ」もよかったです。今後も注目しています。

スカヨハは本当に年齢不詳の魔性の女って感じ。女優としては優れているってことなのだと思いますが、この時まだ22歳! 大人の色気一杯で、ジョシュが惹かれたのも無理はないと納得しました。結局別れちゃったけどね。

2011年7月15日 (金)

南極物語

節電猛暑の夏なので、涼しそうな映画を見ることにしました。何を隠そう(隠してないけど)ペンギン好きですし。でも、残念ながらペンギンは、冒頭にちょっと出ただけでしたが。

元になった邦画を見たことがあるので、大枠のストーリーは覚えていますが、ずいぶん昔なので、細かいところは覚えていません。それに、きっとアメリカ映画風にアレンジされているでしょうし(「Shall we ダンス?」とかみたいに)、どのみち新鮮に映ったでしょう。

前半は、南極でガイドをするシェパードが、隕石を採りに来た博士に同行して遭遇する困難と、そこで活躍する犬ぞり用の犬たちの様子です。後半では、嵐のために基地から避難しなければならなくなり、犬たちを置いていかざるを得ないのですが、シェパードは犬のことが忘れられず戻ろうとします。犬たちは犬たちで、厳しい自然にさらされながら、なんとか生き延びようとします。

この映画の公開時、ポール・ウォーカーが主演と聞いて、イメージが違うと思いました。私の中での彼は、「ワイルド・スピード」や「イントゥ・ザ・ブルー」のイメージで、シリアスドラマって感じではなかったので。それに、邦画の健さんと渡瀬恒彦のタイプとも全く違うし。
でも、違和感があったのは最初だけ。理性的に判断するよう諭され、自身を納得させようとする一方で、犬たちを家族のように大切に思い、必死に南極に戻ろうとする姿に心を打たれました。

そして、何より、犬たち! 演技の賜物とわかっていても、怪我したり、やむなく死に直面したり、でも互いに助け合ってサバイバルする姿に感動…。特に、リーダーのマヤと、仲間外れっぽかったマックスとの攻防と友情(だと思う)は、セリフがなくても状況がわかるからすごいです。

私は、博士役のブルース・グリーンウッドという俳優がなぜか好きです。主役を張る役者でもなければ、目立った役がたいしてあるわけでもないのですが、おそらく最初に意識した「13デイズ」でのケネディ大統領役が、私の持っているケネディの印象に(外見的に)そっくりだったからではないかと思います。その後、順序は逆ですが「ダブル・ジョパディー」を見て、更に印象を強くし、その後は映画で彼を見る度に、小さい役でも意識してしまっています。

2011年7月14日 (木)

君がいた夏

先月「NCIS」について書いた時に、この映画について触れましたが、ちょうど放映されたので、久々に見てみることにしました。
Yahooで、「七夕に見たい映画」の一つに選ばれていたけれど、なぜかしら。夏の映画だし、ある意味「再会」を描いているからでしょうか?

まず、冒頭でマーク・ハーモンが登場したときに、「God! He's so handsome!」と叫んでしまいました。88年の映画ですから、当然ながら若い。そして、ハンサム。今も渋くてステキだけど、若い時は純粋にかっこいい。「アナザー・カントリー」の若いコリン・ファースを久々に見たときと同様の、驚きと感動でしたね。やはり、ファンの俳優の若い頃を再度見るのも悪くないと思いました。

物語は、もう30代も後半の主人公が、少年の頃に親しかった年上の女性の死をきっかけに帰郷し、昔の思い出を振り返るというもの。そして、思い出と共に、生きる目的、野球少年だった昔の情熱を取り戻します。
年上の女性は、子供の時はたばこや家を抜け出してのドライブを教えてくれた少女であり、少年になってからは恋愛を教えてくれた女性であり、父の死から立ち直らせてくれた人であり、スランプに陥っても野球を捨てないでと言ってくれた友でした。


前に見たときは20代半ばだったと思うので、少年、あるいは少女寄りの視点で見ていたと思うのですが、主人公と同じような年齢になった今は、彼の気持ちや思い出が与える意味など、大人の視点で見ることができました。昔じゃ理解できなかった人生のこまごましたことが見えて、違った意味で映画に感情移入することができました。だから、やっぱり、久々に昔の映画を見るっていいですね!

マーク・ハーモンについては「NCIS」で、少女を演じたジョディ・フォスターについては「幸せの1ページ」「ロング・エンゲージメント」で言及済みなので詳しくは書きませんが、二人とも好きな俳優なので、二人が出ている映画は嬉しいのですが、残念ながら共演シーンはありません。
新しい発見としては、ジョディ・フォスターの父役でリチャード・ジェンキンスが出ていたこと。彼を認識したのは「シックス・フィート・アンダー」の死んだお父さん役でしたが、こんなに前から出ていたんですね。
それから、大人になった主人公の妹役で、ヘレン・ハントが出ていました!

2011年7月13日 (水)

Hawaii Five-O

第8話まで見終わりました。フランスで10、21、22話を見てしまいましたが。

私はオリジナルを見ていないので、どの程度踏襲されているのかわかりませんが、70年代ごろのドラマのリメイクだそうです。
父を殺されたスティーヴが、州知事に要請されて直属の特別捜査チームを作り、日々起こる事件の捜査をしながら、父の死の謎を解こうとするストーリーだと思うのですが、今のところ父の死の捜査はほとんどなし。まずはチームメンバーの紹介とチーム内の関係づくりに焦点を当ててってところなのでしょうか。

タイトルにもなっているチームの名前「Five-O」は、スティーヴが昔アメフトやっていた時に付けていた背番号50で、ハワイの地元民と区別して「よそ者」のことを、アメリカの50番目の州であるハワイにかけて「ファイブ・オー」と呼んだのが由来のようです。

魅力の一つは、もちろんハワイ! 「CSI:マイアミ」のマイアミ並みに美しい景色と海に魅了されます。私は一度も行ったことがないので、行ってみたくなりました。番組中にハワイ観光局か何かのCMも入るしhappy01。エピソードタイトルが毎回ハワイ語なのもいいです。でも、意味は全くわかりませんdespair (今見たら、AXNのホームページに載っていました…。)

もう一つの魅力は、スティーヴとダニーが対照的なようで似ているコンビなこと。荒っぽい捜査の多いスティーヴと任務はルール通りのダニー、でも捜査以外はきまじめなスティーヴとお笑い担当っぽいダニーという感じなのですが、二人とも熱血だし、両面併せ持っているところがいいですね。

スティーヴ役アレックス・オローリンは、「スリー・リバーズ」という医療ドラマで見ましたが、ドラマ自体は数話で見るのを挫折しました。1シーズンで終わったみたいだけど、再び主役が回ってきたということは、評価されたってことなのかな?
ダニー役スコット・カーンは、名優ジェームズ・カーンの息子とだけ知っていたのですが、「オーシャンズ11」シリーズとかに出てたんですね。まったく記憶にありませんが。

その他、「LOST」のダニエル・デイ・キムに、「バトルスター・ギャラクティカ」(SF好きではないので見ていませんが)のグレイス・パークと、これだけ揃えているところもすごいです。
あ、ちなみにハワイ州知事役は、「24」でのローガン大統領夫人も記憶に新しいジーン・スマートでしたね。

新しく始まった刑事ドラマとしては、なかなかいいと思います。今後、父の死の謎がどう展開するかが気になります。

Dr. HOUSE

シーズン6、始まりました。天才医師ハウスが、原因不明の病気で苦しむ患者を治療していくという話です。
私は、このドラマが、医療ドラマというカテゴリーだけでなく、現在見ている全ドラマの中で一番好きで、犯罪ドラマの「コールドケース」と双璧をなしています。

シーズン5のラストで、幻覚を見ている自分に気づき、これじゃまずいと自ら精神病院に入ったハウスの様子から第1話は始まりました。オープニングクレジットで、ウィルソン役ロバート・ショーン・レナード以外の名前が見当たらなかったので、どういうことかと思いましたが、入院中の話だったからですね。

ハウスは、幻覚も消え、中毒だった薬も断ったので、退院できると思いましたが、担当医師が許可をくれないため、例によって、あれこれと手段を講じて医者の気持ちを変えようとします。しかし、医者の方が一枚上手。あのハウスの上を行けるなんてすごいです。
入院中の患者を見舞う女性役で、ドイツ映画「ラン・ローラ・ラン」で一躍注目されたフランカ・ポテンテが登場。ハウスといい雰囲気でした。

ハウスが退院できないうちに1話目は終了しましたが、数話のうちには退院できるのでしょう。早く医者に戻らないと、ドラマの本筋を外れてしまいますものね。

腕はいいけど性格は最悪のハウスの魅力ももちろんですが、私はロバート・ショーン・レナードが「いまを生きる」で見て以来好きなので、このドラマでも、ハウスを支えるウィルソンに注目しています。でも、ウィルソンは女性関係であまり幸せが続かないので、かわいそうです。

ヒュー・ローリーは、私の好きなジェイン・オースティンの「いつか晴れた日に」に出ていたのを見たのが最初だと思いますが、ハウスの役までは、あまり注目していませんでした。去年、「MI-5 英国機密情報部」のシーズン1の最初の頃にゲスト出演しているのを見て、イギリス人だったねぇ、と改めて思いましたが、なんかもうすっかりアメリカ人の気がしちゃっています。

2011年7月12日 (火)

またまた変な夢

今回は有名人は出ていませんが、私がよく見る突拍子もない夢の例として、お話したいと思います。

一つめは、先週見た夢です。
私は教会にいて、集会の様子を見ています。教会と言っても、そう聞いて思い浮かべるような(私がフランスで観光したときに見たような)教会ではなく、町内の集会所か学校の教室か?みたいな場所でした。部屋の隅っこで机に頬杖をつきながら、男の人が他の人から質問を受けているのをボーっと見ています。
男の人は日本人なのですが、なぜかマローンという名前で、クリスチャンだから外国名だとのことなのですが、質問者が「なぜマローンなんだ」と聞くと、男の人は「自分の家系は、イーライの時代からマローンだ! そんなこと言われる筋合いはない!」と怒って釈明します。

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2011年7月 7日 (木)

抱きたいカンケイ

機内映画2本目は、ナタリー・ポートマンとアシュトン・カッチャーの恋愛映画。こちらも、先に結論を言っちゃうと、ちょっとがっかり。でも、先日「ブラック・スワン」を見たときに隣の席にいたお姉さんが、この映画を「悪くなかった」と一緒に来ていた友達に語っているのを聞いた(お姉さんは「アシュトン・キャッチャー」と言っていたが)ので、私がイマイチに思えただけなのでしょう。

ストーリーは、ひょんなことから寝てしまったものの、体だけの関係でいましょうと決めたアダムとエマの二人が、関係が長くなるうちにだんだんそうばかりも言っていられず、気持ちもすれ違ってきて…、というもの。

結末が容易に想像できる設定です。行きの機内で見た「Just Go With It(ウソツキは結婚のはじまり)」も同様の結末予見可の映画ではありましたが、あちらはコメディの要素がたっぷりだったせいか楽しめました(しかもデブリンは予想外)。

こちらは、まず「なんでナタリー・ポートマンがこんな映画に?」と思ってしまいました。「ブラック・スワン」と全く種類の異なる役をやりたかった気持ちはわかるのですが、他にも映画はあったでしょう、と言いたくなります。

次に、私はアシュトン・カッチャーがどうもダメみたいです。ロマコメにはよく出ているので、この手の映画に手慣れてはいるのでしょうが、たぶん、最初に彼の存在を知ったのがデミ・ムーア絡みで、そのせいですかね。彼の出演作は、「守護神」とか「バレンタインデー」とかいくつか見ているのですが、どれも好印象とはいい難い。「70’sショー」で評価されたようですが、それは見ていないし。

よかったのは、「アナザー・カントリー」及び「Law & Order 性犯罪特捜班」でコメントしたケーリー・エルウィズが、医者のエマの同僚医師役(しかもエマが何となく気にかけている)で出ていたこと。ひげ面で最初はわかりませんでしたが。
それに、アダムの父親役は、ケヴィン・クライン!(「五線譜のラブレター」を参照のこと) テレビ界の元スターという設定で、弾き語りはするし、アダムの恋人は奪っちゃうし、やりたい放題な感じがとてもよかったです。
あと、「ボストン・リーガル」のレイク・ベルも、アダムの同僚役でなかなかひょうきんでした。

アイ・アム・ナンバー4

帰りの機内では2本映画を見ましたが、1本目がこれ。映画館で私が見る好みの映画ではありませんが、機内映画に選択肢が少ない(しかも行きに3本見てしまったbleah)し、ティモシー・オリファントは結構好きなのでチョイスしました。

地球にやってきた異星人がナンバー1から順に殺され、ナンバー4である主人公がなんとか生き延び、戦いながら逃げていくというストーリーです。

ちょっとネタばれ的になってしまうかもしれませんが、私は結末にちょっとがっかり。というより、続編狙い?って感じの中途半端な終わり方だったのでした。一応、ひと段落つけてはいるものの、後に余韻を残しまくりで、私はもう少しきっちり終わってほしかったです。でも、この手の映画が好きな人は、次も見ようと楽しみになるのかもしれません。それとも、続編が確定済みなの? スター・ウォーズのように最初から3部作とうたっているような映画もあるから、何とも言えませんが。

ティモシー・オリファントは、主人公の父親のふりをして彼を守る役なのですが、父親という設定にしては彼は若すぎると思うのですが…。あ、でも、今調べたら、もう43歳なのね。私の中では「Sex and the City」で、サラ・ジェシカ・パーカーがひっかける20代(当時)のサムのイメージが強いせいかもしれませんねcoldsweats01。いずれにしても、ティモシーの登場も思ったより短くて、さらにがっかり。

でも、これから日本公開なので、先にこのコメントを見てしまっても、気にしないで映画を楽しんでください! 評価は人それぞれなので…。

2011年7月 6日 (水)

Omar m'a tuer

フランス滞在中にもっと映画を見たかったのですが、仕事で行ったのでなかなか時間が空かなかったのと、夜疲れてしまってホテルにいたかったのとで、結局一本だけになりました。ちょうど映画週間のキャンペーン期間中で、1本3ユーロで見られたのでもっと行けばよかったのですが、仕方ありません。

で、唯一見た映画がこれなのですが、まず、タイトルの「オマールが私を殺した」は、フランス語のわかる方なら、Omar m'a tuée が正しいと知っていると思います。これは、現実の事件を基にしていて、私も知っていたぐらい有名な事件なのですが、殺された女性が、「Omar m'a tuer」と間違った文法で書いていたことに依るものです。

事件が起こったのは、1991年。モロッコからの移民オマールは、殺された女性の家で庭師として働いていました。現場に残された血の告発により逮捕され、裁判で一度は犯人と断定されるのですが、後に恩赦を経て釈放されます。

まず、オマールが移民であるだけでなく、母国語のアラブ語でさえも読み書きできず、フランス語に至っては話すこともできないことから、警察が最初から疑ってかかっている(もちろん例の告発もあるし)ことに、同情しました。私はオマールと違って全くフランス語が話せないわけではないし、殺人の罪に問われたことがあるわけでもありませんが、言葉ができず歯がゆい思いは痛いほどわかります。反論したくても反論できない、相手が何を言っているのかもよくわからない、そんなオマールの苦悩が実感できました。

でも、彼は収監されている間に、同郷の同房者の忠告に従い、フランス語を学び、最初に有罪とされた裁判では通訳を通してしか話ができなかったものの、釈放された時には、自分の言葉でフランス語で話していたことにも感動しました。と、同時に、それだけ長い年月が経ったこと、刑務所ではフランス語を学ばずには過ごせなかったという環境が容易に想像でき、辛くもありました。

映画では、ある作家がオマールの無実を信じて、警察が探す気にもならなかったような証言の検証や現場調査などを行い、それを本にして出版します。その反響の影響で、シラクが恩赦を出すという流れなのですが、現実にはシラクはモロッコ側の要請で恩赦を決定したようですし、どこまでが映画用のフィクションなのでしょうか? ただ、オマールの裁判見直しに力を注いだジャーナリストは実在したようです。 
オマール自身も後に自伝「Pourquoi moi ?」(どうして私が?)を出し、映画はそれに基づいて作られたとのことでした。

オマールを有罪とするような現場のDNAや被害者の血のついた彼の服などは全く見つかっていず、逮捕の根拠は壁の血文字だけ。しかも被害者の女性は前述のような文法間違いを犯すような人ではなかったことから別の人が彼女の血と指で書いたのではないかと推測ができることなど、オマール有罪に対する反証は多くあります。
が、真犯人がいまだ逮捕されていないことが気になります。それまでは冤罪は完全には証明されないとも言えるでしょう。いえ、たとえ真犯人が捕まったとしても、自分が投獄されていた事実は消えることはないし、オマールが心休まることは一生ないのかもしれません。

2011年7月 3日 (日)

しあわせの雨傘

機内で唯一上映されていたフランス映画を最後に選びました。
監督は最近日本でも知られるようになったフランソワ・オゾン。主演はカトリーヌ・ドヌーブです。

時代は70年代で、女性の進出がそれほど容易ではなかった時に、専業主婦のスザンヌが、倒れた夫の代わりに会社経営に携わったところ、大成功して軌道に乗った時に、夫が戻ってきます。

私は勝手に夫がジェラール・ドパルデューだと思っていたのですが、夫はファブリス・ルキーニでした。まあ、彼のが陰険な夫役にピッタリかも。そして、スザンヌを手助けするのがドパルデューだとわかった時に、今度は甘いロマンスを想定したのですが、これも違いました。

家庭的そうに見えたスザンヌが、どんどん社会進出して、男に頼る生活から男を袖にする生活になっていくのが、とても興味深くて、特に、ドパルデューとの過去のロマンスがちっとも甘いものでなかったとわかった時には、いい意味で期待を裏切られました。
しかも、夫の会社にとどまらず、周囲の女性の期待を背負って進む彼女は、今でこそ女性の社会的地位は改善されたものの、ふた昔前ぐらいの女性の苦労を思うと、見ていて本当に頼もしかったです。

でも、そんな堅苦しいコメントは抜きにして、単純にコメディとして見ても、フランス流のちょっぴりシニカルさも入ったコメディではありますが、楽しかったと思います。

フランソワ・オゾンは、たぶん「海をみる」・「サマードレス」の短編を見たのが最初で、その後「まぼろし」を始めいくつも見ましたが、「8人の女たち」やこの映画のようなコミカルな作品の方が、私は気に入っています。

トゥルー・グリット

コーエン兄弟と西部劇って初めての組み合わせではないでしょうか? 少なくとも私の知る限りでは、見たことがありません。なので、どんな感じか想像がつきませんでしたが、結構正統派の西部劇でした。まあ、こちらも69年の「勇気ある追跡」が元になっているそうだから、当然かもしれませんが。

父を殺した男に正義の裁きを受けさせるため、少女が飲んだくれの保安官を雇って男を追跡します。途中、同じ男を探すテキサス・レンジャーに出会い、最終的には3人で追跡することになります。

保安官のジェフ・ブリッジスに、レンジャーのマット・デイモン、父を殺した男にジョシュ・ブローリンと、そうそうたる俳優が出ているにもかかわらず、この映画は、とにかく少女を中心に成り立っていました。保安官もレンジャーも最初は少女を追跡に参加させるつもりなどなかったのですが、彼女は賢く、交渉上手で、大の男2人が彼女に諭され動かされていく様がとてもよくて、彼女がすべてといっても過言ではありません。そして、ある意味、その3人の様子を描くロードムービーでもありました。

コーエン兄弟は、当然ながら「バートン・フィンク」で注目されたときに知り、その後「未来は今」「ファーゴ」「ビッグ・リボウスキ」と立て続けに見た映画がどれもよくて、期待が大きくなりすぎたのか、「ディボース・ショウ」あたりから以前ほどの好感触が持てなくなってしまい、「ノーカントリー」もオスカー取った割にっていう感じだったのですが、久々に味わいのある良作を見た思いがしました。あ、でも「バーン・アフター・リーディング」は単純に楽しめて悪くなかったかな。
「ビッグ・リボウスキ」で組んだジェフ・ブリッジスも、ずっといい役者でしたが、オスカーで箔がついて、円熟みを増した気がします。

Just Go With It (ウソツキは結婚のはじまり)

フランスへ行く機内で見た最初の映画は、アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンのロマコメです。

結婚している、でも不幸な結婚でもうすぐ離婚する、という状況が女性にモテると気付いた整形外科医のダニーは、独身にもかかわらず、その口説きで女性を手に入れますが、本気で気になる女性に出会ってしまい、結婚していることがしがらみになってしまった彼は、病院の助手のキャサリンに妻のふりをしてもらい、離婚することを見せようとします。

結末はわかっているものの、途中のコミカルさが飽きさせず、助手のキャサリンは最初外見にこだわらずボロボロなのに、ダニーの妻に見せるためお金をかけて変身していく様子がなかなか小気味いい感じでした。また、キャサリンの生意気な子供たちも魅力。ダニーの弱みに付け込んで、いろいろと要求します。

そして、キャサリンがダニーを助けるだけでなく、キャサリンも元親友の天敵デブリンに会ってしまい、ダニーと幸せな結婚をしているふりをする、二重のドタバタが発生します。このデブリンをやっている大女優ニコール・キッドマンが超見もの。この人、こんなコメディ出るのぉ?しかも脇役?とびっくりしました。

この映画は「サボテンの花」という1969年の映画が元だというのを、ラストクレジットを見て知りました。このオリジナルを私はずっと前に見たので、すっかりストーリーを忘れていて、クレジットになければ気付きませんでした。ゴールディ・ホーンがオスカーを取り、イングリッド・バーグマンも出ていた有名な映画なんですけれどね。

私は、アダム・サンドラーが好きだとは以前は思っていなかったのですが、彼のコメディはけっこう気に入っているものが多いので、コメディアンの中では彼が一番好きなのでは?と思います。「再会の街で」の時に、これからシリアスに転向するのか?と書きましたが、とりあえずそんなことはなさそうですね!

2011年7月 2日 (土)

サイモン・ベイカーの夢

フランスで見た映画の話を書く前に、フランスで見た夢を書きます。
先日のジェフリー・ドノヴァンに続き(詳細は「ジェフリー・ドノヴァンの夢」参照)、月曜日の晩に、サイモン・ベイカーの夢を見てしまいました。

今回、私は直接彼と関わってなくて、部外者として見ているというシチュエーションでした。
彼は、とある女の人、白人でブルネットで私は見たことがない女の人でしたが、彼女を気に入って何とか気を引こうとするのですが、彼女の方は、それほどサイモンに興味がない様子。でもそれが、単なる振りなのかよくわからず、サイモンもあきらめずに声をかけ続けるのですが、そのうち彼女は、別の女の人とくっついてしまい、実はレズビアンだったということがわかりましたcoldsweats01
私は、さぞかしサイモンが気落ちしているだろうと思ったら、何のことはない、彼はちゃっかり別のブロンド娘をつかまえてて、すっかりできちゃっていたのでした…という夢。

フランスに来てから「メンタリスト」も見てないし、それらしいシチュエーションのドラマも見ていないし、夢とのつながりは全くわかりません。でも、サイモンは、「プラダを着た悪魔」で、似たようなプレイボーイぶりを発揮していましたけれどbleah

こうちょくちょく有名人の夢をみるんじゃ、次に新たな夢の報告をするのもすぐかもしれませんね。記憶の整理とも関係ないような夢も多いし、私自身、楽しみにしています。

フランスにて2

フランスから無事帰ってきました。ホテルを変わったら無料WiFiがなくなってしまって、アクセスできず、結局今日に至りました。
まずは、ホテルで見たテレビドラマについて続報します。

まず、「ラスベガス」のシーズン5を見ました。私は、シーズン3で見るのをやめてしまったのですが、あらためて見ると、また見たくなりました。(先日の「デスパレートな妻たちもしかり。) ジェームズ・カーンの代わりに、トム・セレックがモンテシートのボスになっていました。

次に「BONES」。こちらはシーズン6のようです。メンバーは特に変わらず、ゲストスターに知った顔がぞろぞろ出てて、このドラマの人気を感じました。と、思ったら、このゲストスターたちは、どうやらこれから本国で始まるスピンオフの顔見せのようです! どうりで、「ホームタウン」のジェフ・スタルツに、マイケル・クラーク・ダンカン、サフロン・バロウズと、揃いも揃ってると思ったら!(サフロン・バロウズは本放送では降板するみたいです…後日談)。
さらに連続放送でシーズン5のエピソードもやっていました。フランスのテレビでわからないのは、どうしてシーズンの違う(しかも古い)エピソードを続けて放送するのでしょうか? 関連があるエピソード、もしくは見逃した人のために直前のエピソードを流すのならわかるのですが。

翌日は「HAWAII Five-O」。これは、日本でも始まったばかりで、私も見ていますが、フランスでやってたのはシーズン1の21話目と22話目らしいです。こちらもその後、シーズン1の10話目を続いて放送。

次の日は「FBI失踪者を追え」。こちらは、3話とも見たエピソードで、シーズン6の3話目と9話目と11話目。飛び飛びのエピソードを続けて見せるのが理解に苦しみます。

翌日は、夕方の時間帯がちょっと空いたのでホテルにいたら、「サード・ウォッチ」をやっていました。こちらも私は、途中のシーズンで見るのをやめてしまったのですが、シーズン6のようです。ボスコが襲われたかで入院してて、ヨーカスが聴取を受けてました。
その後、夜戻って来た後、「Law&Order:性犯罪特捜班」を見ました。シーズン9がもうすぐ日本でも始まりますが、その2話目と3話目のようです。シーズン8でちらっと出てたアダム・ビーチが、正式メンバーとしてキャスト入りしてました。

フランスでの最後の晩は、「ラスベガス」の続きと「クリミナル・マインド」の続き。そして、「サイク」というドラマを見ました。私は当然このドラマを知らなくて、ただ「ザ・ホワイトハウス」のデュレ・ヒルを見かけたので、「あれ?」と思って見始めました。ながら見だった上に、フランス語なので、ほとんどストーリーは不明。ただ、どうやら主人公が、刑事でもないのに捜査に首を突っ込んでいるらしい、コメディ・タッチのドラマだということはわかりました。
そしたら、帰国後の今日、7月からユニバーサル・チャンネルで放送開始と知り、この偶然にけっこう感動しています。

フランスで見た映画や、往復の機内で見た映画については、別途報告します。

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