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2011年6月16日 (木)

ロング・エンゲージメント

オドレイ・トトゥとジャン・ピエール・ジュネの「アメリ」コンビによる映画で、「アメリ」同様、かわいらしさに溢れていました。「ピアニスト」のようなドロドロの恋愛映画があるかと思えば、こういう可愛い作品もあるところが、フランス映画のいいところですよね! まあ、ドロドロのが多いのですが…。

直前に見たばかりの「いのちの戦場」と同じく、こちらも戦争が舞台ですが、第1次世界大戦です。出征した恋人マネクの死を信じないマチルドが、彼の行方を追って、当時一緒に戦っていた兵士仲間やその知人に消息を尋ねて回るというストーリーです。
尋ねるといっても、彼女は子供の頃の小児マヒのために足が不自由で、電話や手紙、そして弁護士や探偵を使って探すのですが、重要な証人や有力な証拠の場合には、自ら出向きます。

マネクを消息を追跡する状況や、彼の死にまつわる謎解きの要素が物語を面白くしています。後半は、どう展開するのか、結末が待ちきれなくなりました。ただ、いろんな人物が出てきてマネクと関わり、最初何気なく見ていた人が後から重要になったりするので、相関関係を追うのが結構大変でした。
マチルドが楽観的というか、花占いのように「○○ができたら、彼は生きている」と神頼み的に信じる様子が健気でした。

オドレイ・トトゥは「アメリ」で知った人が多いでしょうし、私もその一人ではあるのですが、実は「エステサロン ヴィーナス・ビューティ」という映画で見ていて、あの時の若い女の子か!と後から思いました。この映画のマチルドは、彼女の雰囲気にピッタリで、トトゥの魅力全開という感じです。でも、そういうイメージが抜けきれないのか、彼女は似たような雰囲気の役が多い気もします。
また、恋人マネクを演じるギャスパー・ウリエルは、「ハンニバル・ライジング」で有名になりましたが、フランスでは「かげろう」で注目を浴びた、期待の若手俳優の一人であります。

そして、私がびっくりしたのは、兵士仲間の妻役で、ジョディ・フォスターが出ていたこと! 「幸せの1ページ」でも書きましたが、彼女は私が好きな数少ない女優の一人で、アメリカのフレンチ・スクール出身でフランス語ペラペラなのは知っていましたが、フランス映画に出てたなんて知りませんでした。しかも、本当にフランス語が上手でした!

その他にも、「Taxi」「エディット・ピアフ」のマリオン・コティヤールに、「ニキータ」「ノストラダムス」のチェッキー・カリョ、「奥さまは名探偵」でも言及したアンドレ・デュソリエに、「ミスター・ロンリー」で言及したドニ・ラヴァン、そして直前に見たばかりの「いのちの戦場」の軍曹だったアルベール・デュポンテルがここでもセバスチャン・プーという重要な役どころで登場! オールスターでキャスト的にも満足の映画でした。

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