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2011年6月

2011年6月24日 (金)

フランスにて

フランスに着いて三日目です。時差のせいか4時半に起きてしまって、これを書いています。ホテルには無料WiFiがあるので、スマートフォンでアクセスしました。無料アクセスできてると思って、後で高額請求が来ないか、ちょっと心配ですが。bearing

フランスで映画はまだ見ていませんが、テレビでドラマは見ました。

一昨日は、「クリミナル・マインド」。たまたまなのか、3話連続で放送されていました。いつのシーズンなのか全く情報がないのですが、私はシーズン3の途中までは見ていて、その時点でレギュラーだった一人は抜け、もう一人も抜けそうな状況だったとだけ言っておきましょう。ネタばれになっても申し訳ないので、詳細は控えます。

夕べ見たのは、「デスパレートな妻たち」。こちらも3話連続だったので、それがフランスでは普通なの? こちらもシーズンは不明ですが、私はこのドラマを、シーズン3を最後に見るのを止めてしまったので、バネッサ・ウィリアムズがレギュラーになってて驚きました。相変わらず波乱万丈な皆さんでした。スーザンがフランス式にスザンヌに名前が変わってるのが面白かったです。

「デスパレート…」の後に「Weeds」も始まったのですが、こちらは見ずに寝てしまいました。

今日以降も、どんなドラマが見られるか楽しみです。

2011年6月19日 (日)

譜めくりの女

子供の頃にピアノの試験に失敗したのは審査員のせいと思い、審査員だった女性に近づく若い女性の話です。

審査員は有名なピアニストで、審査の途中でサインを求められ気軽に応じてしまうわけですが、確かに試験の途中にサインするなんて失礼極まりないとは思うものの、それで恨まれてしまうのはかなりキツイですよね。彼女の態度ぐらいで動揺して試験に失敗してしまうなら、才能と同時に度胸も必要な芸術家においては、ある意味致命的な気もするし。

だけど、そんな度胸のなさを克服したのか、大人になってピアニストに近づく彼女は、顔は可愛くておとなしそうなのに、他人の感情を操り、何を考えているのかわからない気味悪さも併せ持っていて、恐ろしかったです。

そして、復讐をするらしいことはわかっているものの、どういう行動に出るのか展開が不明なところが、とてもサスペンスフルでした。しかも、彼女の考えが読めないために、どこまでが意図的なのか、最初の最初からすべて計画していたことだったのかも、結局最後までわからないままでした。でも、きっと全部計画のうちだったんでしょうね...ああ怖い。shock

ピアニストを演じるのは、「奥さまは名探偵」のカトリーヌ・フロ。若い女性に翻弄される気弱な女性を巧みに演じていました。
そして、彼女に近づく若い女性役は、デボラ・フランソワという人で、ダルデンヌ兄弟の「ある子供」(残念ながら見ていないのですが)に出ていたらしく、まだ若いしかわいいのに、無表情で気味悪い感じがすごかったです。

さて、これで日本における「勝手にフランス映画週間」は最後です。
次は、帰国後(7月)にまた、海外ドラマも含めてアップします。来月は、新しく始まるドラマもあり、「House」など新シーズンの始まるドラマもあり、楽しみです。

2011年6月18日 (土)

マルセイユの決着(おとしまえ)

刑務所から脱獄したギュ(ギュスターヴ)が、ひと稼ぎしてから国外逃亡しようと金塊強奪の計画に乗るのですが、警察の追っ手も執拗に迫ってきて…というストーリーです。ギャング同士の抗争とかの話かと思ったら、ギュを追う警察との攻防に焦点がある感じでした。特に、ミシェル・ブラン演じるブロ警視は、ギュの逮捕にかなり執着し、容赦ない追跡とするどい捜査でギュを追いこみます。

そのせいなのか、58年のジョゼ・ジョバンニの原作だからか、近年のフィルム・ノワールに比べ、バイオレンスとしてはかわいいものでしたね。愛する女(モニカ・ベルッチ)に影響されて、若干冷酷さに欠けたってことなのかもしれません。
仁義を大事にする昔堅気のギャングっていうのは、設定としてはいいと思いました。ただ、忠実な部下アルバンやギュを助けるオルロフの方が、その分印象的に見えました。

フランスのフィルム・ノワールって、どうして妙に気障な邦題をつけるのでしょうか。「あるいは裏切りという名の犬」とか「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」とか。原題がシンプルなので、そのまま訳すと面白くないというのはわかりますが、もう少し普通の題にしてほしいです。

それに比べれば、この映画の邦題は、まだましな方です。原題はLe Deuxieme Souffleで、日本語に訳しにくいことは確かです。意味は、直訳の英語題The Second Windから推測できる通りで、おそらく刑務所に入る前のギュがThe First Windで、二番目の(そして最後の)ひと風(=ひと暴れ?)ってことなのかもしれません。

ダニエル・オートゥイユは、子供の頃「ザ・カンニング」という映画を見て、決して二枚目とは言い難かったのですが(今は渋いけど)、ジェラール・ドパルデューといい、一昔前は二枚目じゃないほうが成功したのでしょうか。中堅どころのヴァンサン・ペレーズやシャルル・ベルリング、ジャン・ユーグ・アングラードは結構いけてる顔だし、若手に至ってはブノワ・マジメルやメルヴィル・プポーにギャスパー・ウリエルと二枚目のオンパレードですが。

オートゥイユは、顔つきがあまり冷酷そうでなく、この映画では特に、潜伏中の姿が気のいいおじさんに見えちゃって、ギャング役には向いていない気がしました。「ジャック・メスリーヌ」のヴァンサン・カッセルとかは、冷たい表情がとても似合っていたけれど。
彼はむしろ、当時の恋人のち妻のエマニュエル・べアールと共演した「愛を弾く女」や、「僕と一緒に幾日か」、「ロミュアルドとジュリエット」、「橋の上の娘」のような恋愛ものや、「八日目」、「サン・ピエールの生命」といったドラマ要素の強いものの方が合っている気がします。

2011年6月16日 (木)

ロング・エンゲージメント

オドレイ・トトゥとジャン・ピエール・ジュネの「アメリ」コンビによる映画で、「アメリ」同様、かわいらしさに溢れていました。「ピアニスト」のようなドロドロの恋愛映画があるかと思えば、こういう可愛い作品もあるところが、フランス映画のいいところですよね! まあ、ドロドロのが多いのですが…。

直前に見たばかりの「いのちの戦場」と同じく、こちらも戦争が舞台ですが、第1次世界大戦です。出征した恋人マネクの死を信じないマチルドが、彼の行方を追って、当時一緒に戦っていた兵士仲間やその知人に消息を尋ねて回るというストーリーです。
尋ねるといっても、彼女は子供の頃の小児マヒのために足が不自由で、電話や手紙、そして弁護士や探偵を使って探すのですが、重要な証人や有力な証拠の場合には、自ら出向きます。

マネクを消息を追跡する状況や、彼の死にまつわる謎解きの要素が物語を面白くしています。後半は、どう展開するのか、結末が待ちきれなくなりました。ただ、いろんな人物が出てきてマネクと関わり、最初何気なく見ていた人が後から重要になったりするので、相関関係を追うのが結構大変でした。
マチルドが楽観的というか、花占いのように「○○ができたら、彼は生きている」と神頼み的に信じる様子が健気でした。

オドレイ・トトゥは「アメリ」で知った人が多いでしょうし、私もその一人ではあるのですが、実は「エステサロン ヴィーナス・ビューティ」という映画で見ていて、あの時の若い女の子か!と後から思いました。この映画のマチルドは、彼女の雰囲気にピッタリで、トトゥの魅力全開という感じです。でも、そういうイメージが抜けきれないのか、彼女は似たような雰囲気の役が多い気もします。
また、恋人マネクを演じるギャスパー・ウリエルは、「ハンニバル・ライジング」で有名になりましたが、フランスでは「かげろう」で注目を浴びた、期待の若手俳優の一人であります。

そして、私がびっくりしたのは、兵士仲間の妻役で、ジョディ・フォスターが出ていたこと! 「幸せの1ページ」でも書きましたが、彼女は私が好きな数少ない女優の一人で、アメリカのフレンチ・スクール出身でフランス語ペラペラなのは知っていましたが、フランス映画に出てたなんて知りませんでした。しかも、本当にフランス語が上手でした!

その他にも、「Taxi」「エディット・ピアフ」のマリオン・コティヤールに、「ニキータ」「ノストラダムス」のチェッキー・カリョ、「奥さまは名探偵」でも言及したアンドレ・デュソリエに、「ミスター・ロンリー」で言及したドニ・ラヴァン、そして直前に見たばかりの「いのちの戦場」の軍曹だったアルベール・デュポンテルがここでもセバスチャン・プーという重要な役どころで登場! オールスターでキャスト的にも満足の映画でした。

2011年6月15日 (水)

いのちの戦場

副題に「アルジェリア1959」とありますが、「ジャック・メスリーヌ」でも登場したアルジェリア戦争を舞台にした話です。
新任のテリアン中尉が、アルジェリア戦争の前線に派遣され、ナイーブで倫理観も強かった彼が、だんだん冷酷かつ狂気さえ感じさせる人に変わってくる様子を描いています。

大体のストーリーを聞いていたので、もっと早くから、戦争の影響でおかしくなるのかと思っていましたが、捕虜を拷問するのを完全拒否し、敵によるひどい虐殺を目の当たりにしても、意外と理性を保っていて、すごいなと思いました。
そんな彼を変えたきっかけとなる事件があるのですが、これは「ジャック・メスリーヌ」にも通じる出来事で、ジャックの犯罪は正当化できないけれど、やはり戦争が彼の人生を狂わせたと言えるのだろうなと改めて感じました。

そしてその事件を含む過酷な48時間作戦を機に、中尉は理性から狂気への境を越えはじめ、ヤワだった彼が強く冷酷になっていきます。せっかく休暇をもらっても、心が折れてしまった彼は家族に対面することもできず、結局戦場に戻ってしまう程でした。

中尉を支える部下の軍曹がとてもよく、拷問や銃殺に抵抗のある中尉に理解を示してカバーしたり、ある意味主役とも見える人でもありました。常に冷静な判断力を見せる彼が時折する奇行も、中尉とは別な形の狂気と言えなくもありませんでした。

それほど、この戦争は、目的を見出せない、大義を感じられない戦争だったのだろうと思います。ある意味、アメリカに於けるベトナム戦争と一緒で。
原題の「L'ennemi Intime」は、近しい敵、という意味ですが、これからも分かるように、前の戦争では共に「フランス」として戦ったアルジェリア人が、ここでは全くの敵になってしまっているという、往々にして起こる戦争の理不尽さを描いています。

私自身は、無意識に気持ちを一歩引きながら、この映画を見ていました。でないと、悲惨な状況に対処できないからだと思います。私は犯罪捜査ドラマやフィルム・ノワールを好んで見るので、残虐性には強い方だと思っていますが、リアリティ溢れる戦争映画が、残虐シーンを一番直視できない気がします。

中尉を演じるブノワ・マジメルは、この映画の発案者でもあるそうです。まだ若い彼が、どうしてこの戦争を描こうと思ったのかはわかりませんが、力を入れているだけあって、「ピアニスト」以上に渾身の演技でした。今後の彼にも期待したいです。

2011年6月14日 (火)

ピアニスト

まさにフランス映画。倒錯した愛の世界を垣間見ました、って感じです。

ピアノ教師のエリカと生徒のワルターの恋、というと綺麗そうに見えますが、ドロドロの愛憎劇です。

そもそも、エリカの方がちょっと病んじゃっていて、というのも、威圧的な母親と同居して抑圧された生活をしているからです。まるで先日の「ブラック・スワン」そのもの。ただし、こちらはオールドミスなので、なおタチが悪い。倒錯した愛と性の妄想にどっぷりはまっています。

一方、ワルターの方は、工学部なのに音楽の才能もあり、アイスホッケーもやる背の高いハンサムガイで、純粋な好青年でした。彼が、エリカと出会ったコンサートで才能ある彼女に惹かれたのはわかりますが、彼女に虐げられるような扱いを受けた段階で、なぜ彼女をまだ好きでいるのか不思議でした。そして彼は次第にエリカの妄想に影響され始め、好青年とは言い難くなっていきます。

イザベル・ユペールの迫真の演技は、カンヌの主演女優賞も納得でしたが、ブノワ・マジメルの方は、最初単に「年上のピアニストに恋してます」って感じだったので、男優賞に値するのだろうか?と思いながら見ていました。でも、エリカの狂気が感染しはじめたようなあたりからは、彼もすごいと思いました。

私は、ハンサムでかわいいブノワ・マジメルが、若手のフランス人俳優の中では一番好きです。最初に彼を見たのは「王は踊る」だと思っていたのですが、「人生は長く静かな河」の男の子は彼だったんですね! 「裏切りの闇で眠れ」の彼もかっこよかったです。映画自体は超バイオレンスで、フィルム・ノワール好きの私もちょっと食傷気味でしたが。
この後、待機中の「いのちの戦場」も見る予定でいます。

2011年6月13日 (月)

ジェフリー・ドノヴァンの夢

私は突拍子もない夢を見ることがよくあります。現実世界で知っている家族や友人・同僚などの夢を見ることは、まったくと言っていいほどありません。逆に、有名人でもなく普通の人で一度も会ったことのない人や、まったく現実からかけ離れた行動をしている夢をよく見ます。有名人の夢は、一応知っている人が出るだけましかもしれません。

昨夜は、なぜかジェフリー・ドノヴァンの夢で、彼が日本で入院しているので、お見舞いに行くという設定でした。入院を教えてくれたのは彼のお母さんで(でもシャロン・グレスじゃありません、雰囲気似てたけど)、彼女は息子の嫁候補を探していましたhappy01。私も声がかかった一人でしたが、お母さんとしばらく話すうちに却下されちゃったcoldsweats01。でも、入院を知ってお見舞いに行くことに。

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2011年6月12日 (日)

ソフィー・マルソーの三銃士

最初、この日本語タイトルから勝手に、三銃士のダルタニヤンを女性に置き換えた設定かと思っていました。そうしたら、原題は「ダルタニヤンの娘」。で、娘が主人公ということはわかりましたが、お父さんと三銃士もちゃんと登場しました。

母親が死んでから、修道院に預けられ、父親と離れ離れで暮らすエロイーズは、修道院が襲われたことから、父親に助けを求めるためパリへ行きます。そこで宮廷を巻き込む陰謀を阻むため、父の友人の三銃士も呼んで、悪者たちと戦います。

エロイーズは、剣は使えるものの、修道院にいたのでちゃんと習っていないのだから当然ですが、あまり上手ではなく、戦ってる途中で負けそうになり、いざって時にはパパが助けてくれるというのが笑えます。それから、パリへの道中で出会った詩人カンタンとのロマンスも、男勝りのエロイーズと彼は対照的で面白いです。

ソフィー・マルソーが胸を見せるシーンがあるのですが、絶対必要ない流れなので、単なるファンサービスなんですかね? 「無ケーカクの命中男」という映画でセス・ローゲンが、胸を出す映画のシーンの個所を教えるインターネット・サイトを作ろうとしてましたが、あのサイト用にはとってもいいかも(笑)。

ソフィー・マルソーは、当然ながらデビュー作「ラ・ブーム」で見たのが最初ですが、アイドルという感じだったので、女優として意識したのは、「ブレイブハート」や「ワールド・イズ・ノット・イナフ」などのアメリカ映画に進出してからですね。彼女の作品では、「恋人たちのアパルトマン」が一番好きで、自由奔放なファンファンは、彼女にピッタリな役だと思いました。

父のダルタニヤン役は、フランスの名優フィリップ・ノワレ。でも、私はあまり彼が好きではありません。アラミス役のサミ・フレーは「家族生活」という作品を見て好きだったのですが、その後見かけなくて、ここで久々に見ることができました。

ジャック・メスリーヌ

来週から10日ほどフランスに行きます。毎年恒例で楽しみにしている東京のフランス映画祭は見られませんが、代わりにフランスでしか見られない映画を現地で見ることができたらいいなぁと思っています。
というわけで、頭をフランス語モードに切り替えようと、今日から自分の中で勝手に「フランス映画週間」です。

第1弾は「ジャック・メスリーヌ」。フランスに実在した犯罪王を、彼の自伝を基に映画化したものです。
自伝だから、きっと自分に都合のいいように書いているところも多いのでしょうが、でもでも、やっぱりこの主人公に惹かれました。

まず、犯罪に足を踏み込むに至った経緯が説明されます。アルジェリア戦争から帰ってきて、堅気の仕事があったにも関わらず、お金ももっとほしいし、昔の仲間は闇商売をやっているし、というので、悪の道に進んだのは褒められませんが、戦争で人を殺す感覚がマヒしてしまい、戻ってからも平気ですぐ銃を取り出すようになったというのはあると思います。でなければ、あの優しいお父さんからジャックのような犯罪王が育つとは思えません。

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2011年6月10日 (金)

NCIS

ワーイsign01 シーズン7が始まりました。不本意にもスピンオフ「NCIS:LA」の方を先にコメントしてしまいましたが、私はこちらの本家の方が断然好きです。

でも、見始めたころは、こんな人気ドラマになるとは思っていませんでした。骨だけで続くのか?と思った「BONES」と同様、海軍だけが舞台で続くのか?とも思っていました。
確かに、私は最初からはまりました。これはとっても珍しいことで、大抵は2-3話見てからでないと評価が固まりません。おそらく、当時は、「24」や「CSI」といったシリアスなドラマが多く、このドラマのように、ちょっとおちゃらけ入ったドラマが少なかったので新鮮だったのだと思います。今でこそ、「BONES」や「キャッスル」など、いくつもありますけれどね。

そして、他の人もそう思ったのか、多分みんなきっとこういうドラマを待っていて、製作者も予定外の長寿ドラマになったわけです。

海軍および海兵隊が関わる犯罪を捜査するドラマですが、捜査そのものよりも、登場人物がみんな魅力的なのが、一番の見どころですね。
女好きでおふざけ専門のトニーはおそらく一番人気ではないかと思いますが、演じるマイケル・ウェザリーが「ダーク・エンジェル」のクールなイメージと正反対で、私は受け入れるのに時間がかかりました。映画好きなところはいいんですけれどね。

シーズン1の途中から参加したマクギーは、ITオタク系で、私は大好き。でも、ベストセラー小説家という別の顔を持っているのが、イマイチ信じられません。
ゴス系の分析官アビーもかわいくて大好き。マクギーといい仲になりそうだったのに、結局進展なくって、ちょっぴり残念です。

私はシーズン1でメンバーだったケイトが好きだったので、モサドから参加のジヴァについては、どうしても彼女と比べてしまいます。前シーズンでジヴァはモサドに戻ったので、てっきりドラマを離脱するのかと思っていたら、再登場した上、本国情報では、演じるコート・デ・パブロが契約延長(シーズン10まで?)とのことなので、人気があるのかもしれませんね。

検死官のダッキーは、チームのボスであるギブスとも古くからのつきあいで、唯一彼に鋭い指摘のできる、重要な存在です。「0011ナポレオン・ソロ」のデビッド・マッカラムが演じていて、私にはとっても懐かしかったです。

そして、私が一番好きなのは、リロイ・ジェスロ・ギブス! 頼りになるボスであり、冷静かつ鋭い尋問で犯人を追いつめる捜査官です。海兵隊出身で、「センパーファイ」がモットー。コーヒーが大好きで、自宅ではなぜか船を造っている。そして、とっても疑問なのが、4回も結婚(離婚)していること。女好きのトニーならともかく、ジェスロは女に弱そうには見えないのですが。きっと、女性の方がほっとかないんですね!(と勝手に判断)

ジェスロを好きな大きな理由として、マーク・ハーモンが好きということもあると思います。私が彼を初めて見たのは「プレシディオの男たち」。そして続く「君がいた夏」の彼を見て、すっかりファンになりました。その後しばらく見ていなかったのですが、久しぶりに見た「ザ・ホワイトハウス」での報道官CJといい雰囲気になるシークレット・サービス役がとってもよく、すてきに年を重ねている彼に惹かれました。そして、このドラマ。もう彼にメロメロheart02です。

2011年6月 7日 (火)

ロッキー・ザ・ファイナル

あの音楽を聞くだけで気分が高揚してくる、これって刷り込みのようなものでしょうか?! あれから30年も経ったんですね。「エイドリアーン!」で有名な第1作の時には私は小学生だったのですから当然ですけれど…。

ストーリーは、ご存じロッキーがボクシング界に復帰するというものですが、単なる夢追い物語ではありません。大体私は、いい年して復帰できるなんて思ってなかったので、どういう展開に持っていくつもりか興味津津でした。

キーポイントは息子だった気がします。最初、なぜ息子とうまくいっていないのかわかりませんでした。よくあるのは、母親を顧みなかった父親を息子が恨むって設定ですが、ロッキーはエイドリアンを大切にしていたし、いくら有名人の息子だからって、あんな風にすれ違いになるかなって。
でも、息子は決してロッキーを嫌いだったわけじゃないので、ただ単に父が有名人であることにどう対応していいかわからなかっただけなのでしょう。そして、常に前進しようとする姿を見せることで、ロッキーは息子が恥ずかしがることなく自慢できる父親像を体現しました。

現役チャンプとの復帰戦の詳細は語りませんが、結果はどうでもいい、挑戦することが大切ってことなのでしょう。でも、結果がついてくればなおいい、と。
私にとっては、戦いに備えるロッキーの様子の方が見せ場でしたね。肌に張りはなかったけれど、「ヒューマン・ターゲット」のマーク・ヴァレーよりお腹は出てなかった気がしますbleah。お約束のフィラデルフィア美術館前の広場のガッツポーズもあるし。

先日シュワちゃんの不倫・隠し子騒動で、スタローンがコメントしているのを見た知人が、老けててびっくりしたと言っていましたが、映画の中では、さすがに彼は年齢を感じさせませんでしたね。
彼を含むかつてのアクションスターが大集結した昨年末公開の「エクスペンダブルズ」にかなり興味を惹かれていたのですが、ついぞ見そびれてしまいました。これを機にレンタルして見たいです。

2011年6月 6日 (月)

24 TWENTY FOUR

このドラマについて書くことになるとは思っていませんでした…。というのも、3年前にシーズン6を見たのを最後に、見るのを止める気でいたからです。私にとってこのドラマは苦手なタイプ。でも6シーズン見続けたのは、面白かったから。矛盾しているようですが、このハラハラドキドキの連続は結構辛かったし、一話完結好きとしては、集中して見ないと続かないというのもあって、結局6年目で止めてしまったわけです。

なぜ今回再開したかというと、最近知り合った人が今更ながらはまっていると言っていて、彼女はまだシーズン2の途中なのですが、シーズン2のストーリーを彼女と話しているうち(メイソンが死ぬとことか)懐かしくなってきたのと、当時は知らなかったけれど、シーズン8で終わりになったので、ついでだからファイナルまであと2シーズン見るか!と思えたことからです。
というわけで、このほどFOXで始まったシーズン7の集中放送を見始めました。

トニーが復活したというのと、大統領が女性になったのだけは、予備知識として持っていましたが、それ以外のストーリーは不明。でも、とりあえず、今のところは落ち着いて見ることができています。気のせいか、ハラハラ度は以前より減っていませんか? 私としては、安心して見られるのでいいんですけれど。

海外の虐殺事件・国内のテロ・大統領の息子の死、と3つの主な出来事が同時並行的に起こっていますが、実は裏の裏でつながっているっていうのが、今までの定番の流れですよね。さてどう展開しますか。今見えている事件は予兆でしかなく、これからどんどんすごい事件や展開が待っていそうな気がして、とても怖いです。bearing
また、トニーが本当にダークサイドに落ちてしまったのか、今後どういう行動に出るのかが、これからの焦点でしょうね。

見ていない人にはネタばれになってしまい申し訳ないのですが、過去のシーズンで私が印象に残っているシーンとしては、一番はやはりシーズン3でのライアン・シャペルの殺害。決してジャックと仲良くはなかったけれど、目的のために冷酷に彼を殺すことのできるジャックに驚きを覚えました。まあ、逆にそれ以降彼が何をしても、もう驚かなくなったけれど。

そして、シーズン4より登場のCTUのエドガーがお気に入りのキャラだったので、シーズン5で彼がCTUにまかれた有毒ガスの犠牲になってしまった時は、本当に悲しかったです…。

また、このドラマから顔と名前を覚えた俳優も数多く、「レイジング・ザ・バー」でコメントしたカリー・グレアム(シーズン1に登場)もその一人ですが、最近は山ほどドラマを見ているので、逆にシーズン7では、他で見た人がここにも出ている、という発見に変わりました。それが嬉しくもあり、自分の海外ドラマ歴の年月も実感させられました。

きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー

私は実話を映画化したのに弱いという話はしましたが、実話にはやはり説得力があり、たとえ一見ありえなさそうに見えても、「事実は小説よりも奇なり」という言葉の基に信じられてしまう要素があるからだと思います。フィクションでもリアリティを追求するタチなので、信憑性のある話には惹かれてしまいます。

この映画も実話に基づくストーリーで、海軍で問題ばかり起こしているアントワン・フィッシャーが、精神科医の診察を受けるうち、自分を見つめ直し、人生を取り戻していくというもの。ありがちな話ながら感動するのは、やはり実話ということが大きいと思います。

問題を抱えるアントワンですが、一見幸せそうに見える精神科医のダベンポートも決して順風満帆ではないところがミソ。子供がいない夫婦にとって、アントワンが子供のようでもあり、アントワンにとってダベンポートが父親のようでもあり、そんな相互関係がこの映画の魅力であります。
アントワンが精神科医に話をしはじめたとたん、彼の問題が解決してすべてがうまく行くようになったのが、実はひどく短絡的に見えたのですが、それだけで解決してなかったというところに深みを感じました。

後半、アントワンが家族のルーツを探す部分は、まさに自分探しの旅。そして、自分を虐待した里親と対峙することで、自分を取り戻す意義の大きさは、そのような環境に身を置いたことがない私でも、その重要性を実感しました。世の中には、親を知らない子、子を捨てた親も少なくないことを思うと、この映画のようなハッピーエンドが増えることを願ってやみません。

デンゼル・ワシントンは、これが彼の初監督作。精神科医役として出ていますが、重要ながら脇役に徹していましたね。
彼を初めて見たのは「遠い夜明け」という社会派映画(「五線譜のラブレター」でも言及)で、その後も良作に山ほど出ていますが、敢えて好みを挙げるなら、エイズの問題に踏み込んだ「フィラデルフィア」と、黒人という設定ではない原作にも関わらず彼が配役されたということで彼の力量を見た思いの「から騒ぎ」及び「ペリカン文書」。いずれも1993年の作品です。

2011年6月 5日 (日)

ジェシー・ジェームズの暗殺

原題は「臆病者ロバート・フォードによるジェシー・ジェームズの暗殺」。歴史に詳しい人ならもともと知っているのでしょうが、このタイトルから誰が殺すのか皆が冒頭から知ってしまっているわけです。つまり、誰がではなく、どうしてかにスポットが当てられ、ジェシーに憧れて仲間に入りたがったボブが、ジェシーを暗殺するに至った経緯が語られます。

ジェシーはもともと英雄として語られているので、この映画のように冷酷かつ気難しい描かれ方は、ある意味新鮮であり衝撃的でもありました。私は、同じくジェシー・ジェームズを描いた「ロング・ライダーズ」という映画が好きで、その中ではジェシーたちが強盗を始めた頃の活躍の時代に焦点が当てられ、まさにヒーローという感じでした。最後の列車強盗で始まる彼のその後を描いた本作で私が見出したのは、正反対のジェシーの姿でした。

彼に直接会っていない人たちは、噂だけで彼を英雄視し、ボブもその一人だったわけですが、現実の彼を見て、ちょっと違うなと感じたのかもしれません。でも、心の底では、ボブは彼を尊敬し続けていたと思うし、そうであってほしいとも思います。
ジェシー自身も、晩年に思うところあってか、「ロング…」の若いころに比べ、陰鬱かつ繊細でもありました。

演じるブラピの存在感は目を見張りました。常にボソボソと静かに語る様子に、誰一人として信用していない、ジェシーのクールな性格が現れていて、とてもよかったです。

私は、先日のレオ同様(「ブラッド・ダイヤモンド」参照)、アイドル化した二枚目俳優に拒否反応があるのですが、ブラピのことも、初めて見た「リバーランズ・スルー・イット」で感銘を受けたものの、その後「レジェンド・オブ・フォール」や「ジョー・ブラックをよろしく」などで、ちょっと幻滅してしまっていたので、近年いい俳優になってくれたのをとてもうれしく思います。

直近の「バーン・アフター・リーディング」や「ベンジャミン・バトン」と本作の3作品をとっても、どれ一つとして同じキャラ・同じ演技ではなく、スターとしての宿命から、いずれも「ブラピが演っている」という意識は拭えないものの、別の顔を見せてもらったという印象は残ります。

他にコメントしたい役者として、お兄ちゃん(ベン)よりも演技派の道を進んでいて頼もしいケイシー・アフレックはもちろん、ボブの兄チャーリーを演じたサム・ロックウェルも、「コンフェッション」や、私の大好きな「銀河ヒッチハイク・ガイド」と全く違う印象でよかったです。
ジェシーの兄役のサム・シェパードは、私が本当に好きな俳優の一人で、出番は前半だけながら、彼の姿を見ることができただけで感無量でした。

2011年6月 4日 (土)

ヒューマン・ターゲット

新しいドラマを見るときは、大体5話ぐらい見終わってからコメントするようにしています。1,2話で見るのを止めてしまうドラマもありますし、内容や評価が固まってからの方がいいと思うからです。本来なら、面白くなかったものも、評価の一つとして書くべきなのかもしれませんが。まあ、最近は、自分の好みも分かってきて、選び上手になってきたので、見ると決めたドラマで外れはほとんどありません。

というわけで、このドラマも、7話まで見たので書くことにします。

クリストファー・チャンスは雇われのボディガード。依頼人は誰かに狙われて助けを求めてくるのですが、誰なのか・理由は何かわからないこともあり、なおかつ狙われる依頼人にも秘密があったりして、時にはそれを探りながら、任務を全うするというストーリーです。

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2011年6月 3日 (金)

ブラック・スワン

いやー、すごかった、怖かったです。結末は言いませんが、「そういう展開でしたか!」と思ってしまうラストでした。

舞台はバレエの世界。新解釈・新振付の「白鳥の湖」で、白鳥と黒鳥を一人のダンサーで演じることになり、監督のトマ・ルロワは、ベテランのプリマではなく、新しいプリマを選ぶことにします。技術は素晴らしいものの清純なニナは、最初、男を誘惑する妖艶な黒鳥を演じるのは難しいと判断されますが、彼女はトマに直談判し、プリマの座を射止めます。しかし、黒鳥を演じるため、トマが要求することに答えようと、だんだん自分を追い込んでいきます。


芸術においては、努力で一定のところまで行く人と、本当に才能があって、本能のようにできてしまう人がいると思うのですが、私は最初、ニナは前者だと思っていて、所詮才能がなければ黒鳥は無理なのよ、と思いながら見ていました。必死でトマについていこうとする彼女は見てて痛々しく、いい加減あきらめたらって言いたくなりました(もちろん、それじゃ映画として成り立たないけど)。

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