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2011年5月15日 (日)

16歳の合衆国

先般見た「ブルーバレンタイン」とライアン・ゴズリングつながりで見ました。少し前の作品で、彼もずっと若いですが、繊細な役に対する演技はそのままでした。

人を殺したけれど、ハエ一匹殺せないように見えるリーランド。彼の心を開こうと収容施設の教師パールが話をするという設定からわかる通り、人間の内面を探るような映画です。「愛するとは」とか「悲しみとは」など語り合いながら、リーランドがなぜ殺人を犯したのか、その背景にある過去の出来事が語られていきます。

パールと一緒に、リーランドの内面がひも解かれていくのを見るのはとても興味深いものでした。そして、被害者の家族に及ぼしていく影響も。リーランドは、被害者の姉と付き合っていて、彼女と別れたことが原因じゃないかと周りは単純に考えるのですが、そんな簡単な話ではないことが、徐々にわかってきます。

リーランドと話をするパールは、小説家を目指しているので、本のネタにと近づきますが、自分の私生活について相手に話すことで、行動を振りかえり、軌道修正することになります。人間関係は双方向的なものだと実感します。

この話は実体験が基になっているようですが、少年犯罪の中には、こういうケースもあるのだろうなと思います。そして、犯罪が連鎖的になってしまうのも…。

ゴズリングとパール役のドン・チードル以外にも、有名俳優のオンパレードで、リーランドの両親にはケヴィン・スペイシーとレナ・オリン、恋人で被害者の姉にジェナ・マローン、もう一人の姉にミシェル・ウィリアムズ(「ブルー…」だけでなくここでもゴズリングと共演してたんですね)、その恋人にクリス・クライン、父親にマーティン・ドノバンが出ていました。

そして、ちょっと出ながらリーランドにとって重要な人の役で、シェリリン・フェンが! 「ツイン・ピークス」後、しばらく映画界にいましたが、最近はドラマのゲスト・スターでちらほら見かけるだけ。こんなところに出ていたんですね。

それにしても、親の役をやる俳優の方がよく知っているようになってしまって、自分の年齢を実感してしまいました。公開時にリアルタイムで見た映画がクラシックと呼ばれるようになる日も近いかも…。

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