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2011年4月

2011年4月29日 (金)

キッズ・オールライト

こちらも予想と異なり、異母兄弟と両方の母親が同居していて父親を探す話と聞いて、同じ男と付き合って二人とも男とは別れたけど、元カノ同士が意気投合して一緒に暮らしてるのかと勝手に想像していました…。父親がマーク・ラファロとわかっていたので、母親役のアネット・ベニングとジュリアン・ムーアの相手役にはちょっと若いなと思っていたら、何とレズのカップルと精子提供者だったのでした。
でも、それ以外は、普通の家族と同じ。うるさい親に苛立つ子供たちと、夫婦の危機を迎えるカップル、そんな出来事の中で、家族というものを見つめ直す映画になっています。

ここで重要な役割を果たすのが、父親のポール。彼の出現で、普通の家庭以上に仲良くて平和だった家族に、波風が立ち始めます。
子供たちは、今まで欠落していた男親の存在を得、どんどん彼になつきます。それもそのはず、彼はうるさいことを言わないし、自由人なので、自分の道を信じて進んでいく様子が素敵に映ります。ジュールス(ジュリアン・ムーア)も、ニック(アネット・ベニング)の完全主義に時折ついていけず、自分を卑下する傾向にあったので、彼女自身を認めてくれるポールに惹かれていきます。

ただ一人、ニックだけが、ポールに家族を奪われる気がして、敵対します。彼女が「家族がほしいなら、自分で作りなさい」というシーンがあるのですが、「まさに」と思ってしまいました。ポールは今まで、家庭を持つという責任を負いたくなくて、独身を貫いてきたのでしょうし、子供が急に現れて、一緒に過ごしてみたら楽しいからって、日々育てるのは別問題。それに、女に優しいからモテるけど、真剣な関係になってないことからみても、そうそう簡単に家庭を背負えるとは思えません。そんな彼の姿をニックは見抜いて言ったのだと思いました。

ただ、この経験がポールを、家庭というものに目を向けさせるきっかけにはなったわけで、子供たちの存在を知らなければ、一生お気楽な独身のままでいたであろう彼も、きっと近い将来に、新たな誰かと家族を持つ日が来るでしょう。

主演の大女優二人がコミカルで、ドラマながら、何度も声を出して笑ってしまいました。彼女たちのすごさは言うまでもありませんが、やっぱり私はマーク・ラファロ。最初に意識したのは、メグ・ライアンの大胆演技で話題になった「イン・ザ・カット」ですが、その後「夫以外の選択肢」や「コラテラル」などで見かけ、「オール・ザ・キングスメン」「ゾディアック」でも印象的でした。彼の風貌が、一度見たら忘れられない感じで、気になる俳優の一人となっています。

2011年4月28日 (木)

ブルーバレンタイン

気持ちがすれ違い出した夫婦がどうお互いと向き合うか、そんな話だと思っていました。
始まってしばらくは、その解釈に違わず、会話は空回りしどんどんこじれていく夫婦が描かれていました。しかし、過去の出会いの経緯が明らかになるにつれ、最初から問題の兆しがあったのだとわかってきました。

付き合い始めの頃から男の方は一目ぼれで、最後まで女を愛し、尽くすのですが、女の方はというと、他の男とのトラブルがあって(詳細は伏せますが)、その時近づいてきた彼に違うものを感じてちょっと惹かれただけ。その気持ちが冷めないうちに結婚しちゃったので、時間とともに愛が消えてしまったというか、そもそも本当に彼を愛してたかも疑問。愛してると思ってただけ、自分でもわかってなかっただけじゃないかな。まあ、世の中には、そういうカップルはいくらでもいるでしょうが。

また、彼女は学生だったのに妊娠で思うような道が進めずっていうのも、原因の一つだろうと思います。夢をあきらめた(彼女の場合は医者になること)その事実は、「こんなはずじゃなかった」と、いつまでも心の中に不満として残っていただろうと思います。一方、夫の方は高校も終えていませんが、家族がいれば十分って現状で満足している。そんな方向性の違いは最初から存在していたわけで、ただ、時間とともにギャップが明確になっていったのでしょう。

とはいえ、崩壊していく関係をなすすべもなく見守るのは、見ているこちらもとても辛くて、かなり厳しい映画でした。そう思えるってことは、裏を返せば、感情移入しやすい、よくできた映画だとも言えるのでしょうが。

ライアン・ゴズリングが冒頭で登場したときに、前頭が禿げあがってて「えっ?」と思ったのですが、その後の回想シーンで前髪のある彼が登場し、安心しました。この髪の毛は、とても印象的かつ意図的に使われていて、過去のシーンに最初に登場した彼は、最初フードを被っていて、現在のシーンと思っていたら、話の流れから過去とわかり、するとフードを脱いで前髪のある若い彼が現れるという、なかなかいい効果を出していました。

ライアン・ゴズリングは、私が若手でもっとも注目する俳優の一人で、最初に見たのは、共演のサンドラ・ブロックとも噂になった「完全犯罪クラブ」。「タイタンズを忘れない」にも出てたらしいけど、まったく記憶なし(でも映画自体はとてもよかった)。「きみに読む物語」も見たけれど、私はメロドラマチックな純愛ものがあまり好きでないので、それはパス。そして、あの奇妙な「ラースとその彼女」。もうすっかり虜になりました。
16歳の合衆国」と「スティ」が自宅のHDDレコーダーの中で出番を待っています。この機会に、そろそろ見なくちゃ。

2011年4月27日 (水)

アメリカン・アイドル

この番組のコメントを書くのは決勝戦まで終わってからにしようと思っていたのですが、応援しているステファノがいるうちにと思って、書くことにしました。それに今回は、「映画音楽」という、まさに私向きのテーマだったし。

ステファノを応援しているのは、顔が可愛いから(!)で、音楽的に好きというわけではありません。Top13で落ちかけたほどの人なのに、今まで頑張って残っているのも不思議な気がしますcoldsweats01。でも、私はブルーノ・マーズが結構好きなのですが、ステファノはなんとなく似た雰囲気のところがあり、彼がJust The Way You Areを歌った時には、なかなかいけてると思いました。今回のテーマで彼が歌ったのは、「ブーメラン」で使われたBoys II Menの曲。映画を見たのはずいぶん前で、曲もまったく記憶にありませんでしたが、結構よかったと思うのは私の欲目なのでしょうね(ワースト3になっちゃったし)。

音楽的に一番好みなのは、ジェームズです。前にBon JoviのI'll Be There For Youも歌ってたし、ビートルズのWhile My Guitar Gently Weepsも私の好きな曲。そして今回は、「アメ・アイでへヴィメタやっちゃいますかぁ?」と驚きましたが、迫力のパフォーマンスで、私の感性にドンピシャでした。彼は、持病のためにいろいろ苦労したみたいなので、最後まで残ってほしいですね。

私のアメ・アイ歴は短く、シーズン5を見たのが最初で、でも途中を見てしまったので事情がよくわかってなくてあまり面白いとも思えず、シーズン6も一回見ただけ。そしてシーズン7より地方オーディションから見始めたら、しっかりハマりました。やはり最初から見ると違いますね。

そして、アメ・アイのおかげで、私はロック好きということを認識しました。前に書いた通り(「ボン・ジョヴィ」及び「スティング」参照)、私の音楽は映画から始まっているので、好みのジャンルとかを意識したことはなかったのですが、確かに振り返ってみると、ビートルズに始まり、オアシスとかに傾倒していたし(単にUK好き?)、自分で意識していなかっただけなんですけれどね。シーズン7ではディヴィッド・クックに入れ込み、シーズン8ではアダム・ランバートに入れ込み、その頃は日本の放送前に本国のサイトでチェックしてしまったりしたのですが(インタビューだのビデオだのがたくさんアップされているので)、シーズン9以降は日本の放送だけを見ています。

審査員のサイモンも抜けて、どうなることかと思っていたシーズン10ですが、才能ある人がたくさん参加して、充実したシーズンになりましたね。審査員として新規参加のJ.Loとスティーブン・タイラーもいいし。この勢いでいつまで続くのか気になります。

2011年4月26日 (火)

ハーヴェイ・ミルク

このゲイの活動家について聞いたのは、80年代の終わりか90年代の初め頃だったと思います。その後、ドキュメンタリー映画の存在を知り、ずっと見たかったのですが、どのレンタルショップでも置いてありませんでした。そして、ショーン・ペン主演の映画ができることを知り、今度こそ公開のタイミングにあわせてテレビでやったりしてくれるかなと期待したものの空振り。そしてようやくこの日を迎えました。

まず、彼の暗殺のことは知っていましたが、同僚の委員に殺されたこと、しかもゲイ・バッシングのせいとばかり思っていたのに、復職を願って叶わなかった委員が恨んで市長と彼を撃ったことを知り、逆に衝撃を受けました。ミルク自身も、いつか暗殺に遭うかもと覚悟していたようですが、まさかこのような形で殺されるとは思っていなかったでしょう。犯人の委員は、ミルクとは正反対のストレートのWASPだったので、背景にはゲイに対する反感もあったかもしれませんが、市長を先に撃っていますし、ミルクの暗殺は副次的な気がします。

それでもミルクの死が皆に与えた影響は大きく、それはひとえに彼がゲイの擁護のために立ち上がっただけでなく、あらゆるマイノリティーの権利のために闘ったこと、そして政治的駆け引きに惑わされず、自分の信念を貫いたことに起因すると思います。

今でこそ世の中にすっかり認知されたゲイですが、彼が活動した70年代後半は、よくわからないものへの恐怖から、一般の人には受け入れがたいことだったでしょう。
私は今でも、80年代にエイズがゲイを中心に蔓延したことから起こった偏見の様子が記憶に残っています。85年にエイズで死んだ俳優のロック・ハドソンがゲイだったことから、非難めいた報道がなされたことなども。あの頃は、ゲイ=悪という構図がまかり通っていました。
今では、ゲイの形成は脳に原因があり、家庭や教育者のせいでゲイになるわけがないことも知られているので、恐怖心がなくなったのでしょう。

私は、このドキュメンタリーが84年にもう製作され、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を取ったことにも感動を覚えましたが、一方で、その後2008年に彼の映画が作られるまで、こんなにも長くかかったことにも驚きました。マイノリティーに理解のある(ゲイの人も多い)ハリウッドで、なぜもっと早く映画化されなかったのか不思議です。
でも、このドキュメンタリーで十分だったからかもしれません。彼の人となりが、十分伝わってきました。ミルクがこの中で言っていました。「歴史を見れば、いつか我々が勝つとわかる」と。時間はかかったけど、その通りになりましたね。ミルクもきっと喜んでいることでしょう。

2011年4月24日 (日)

バーン・ノーティス

シーズン3を見ています。

CIAを解雇された元スパイのマイケル・ウェスティンが、自分を陥れた黒幕を探しながら、自分の能力を活かして、日々人助けをするというストーリーです。
シーズン3からは、黒幕は探し終わってhappy01、CIAに復職することが目的になりました。

面白いのは、スパイというのは仕事を干されたらこうなっちゃうのか、って、考えたこともなかった設定と、身近な小道具を使って盗聴器だの爆発物だのを作っちゃえる技術。後者は、子供の頃見た「冒険野郎マクガイバー」ってドラマを思い出しました。もちろんマイケルのが現代的で技術も高度だけど。

マイケルが、元CIAのくせに冷酷さがなく、ヨーグルトが大好きな(しょっちゅう食べてる)ところもかわいくて、キャラ的に現実的じゃない気もするのですが、そこが彼の魅力でもあります。また、母親に弱くて、私の中では「任務のためなら家族も捨てる」的なイメージのスパイと大違いです。

私は、元カノのフィー(フィオナ)がすごく好きです。「元」と言っても、マイケルのことがまだ好きだし、マイケルのお母さんとの仲もいい。銃や爆薬が大好きで暴力的なのに、女の子らしい一面もあるのがとってもいいです。マイケルも、もちろんフィーのことは嫌いじゃないけど、彼の中では任務(黒幕を探したり復職を目指したり)のほうが重要みたいなのが、残念ですけれどね。ドラマの終わりには、きっと一緒になってくれることでしょう。

フィーを演じるのは、ガブリエル・アンウォー。彼女を初めて見たのは「セント・オブ・ウーマン」という映画で、これで注目されて、「バラ色の選択」だの「三銃士」だのに出ましたが、その後しばらく見かけず(マイナーな映画には出てたみたいですが)、このドラマで久々に見て、その姿が変わっていないのに驚きでした。相変わらずかわいくて、「セント…」でクリス・オドネルが好きになった彼女そのままでした(それは言い過ぎ?)。その後、イギリスのドラマ「TUDORS」でも、ヘンリー8世の姉役で出ているのを見かけたし、すっかり第一線に復帰したようですね。

マイケルの方は、「チェンジリング」で、アンジーの子供の捜査にあたる警部の役だったジェフリー・ドノヴァン。あの映画でも悪役ながらかっこよくて印象的でしたが、こちらは好感度抜群のキャラで、ドラマを引っ張っています。

2011年4月23日 (土)

ゴースト 天国からのささやき

シーズン5が始まりました。

死者の声を聞くことのできるメリンダが、彼らの心残りを生きている人に伝え、最後には安心して天国に行けるように助けるという設定です。

心残りがあると、霊はいつまでも現世をさまよってしまうのですが、気持ちを伝えたい相手の人たちが、いつもメリンダやゴーストに理解があるわけではないので、すんなりとはいきません。相手も、いつも遺族や愛する人たちとは限りませんし、ゴーストの方も、怒りがあると物を壊したりできるので、相手を怖がらせてしまうこともあります。でも、最後にはうまく解決し、円満に終わるのが救いです。
メリンダはゴーストが無事去るたびに涙ぐんでいますが、残念ながら私はそうそう泣けません。でも、時々感動するような話に出会えるので、とてもうれしいです。

この1話完結の出来事に加え、全編を通す話として、メリンダの能力をはばむ者、助ける者のせめぎ合いや、家族や友人たちとの関係も描かれます。

せめぎ合いの方は、かつて見た「トゥルー・コーリング」にも同様のことがありましたが、どうも私はそういう設定が好きになれません。途中はドラマとしての面白みが増すと思って加えるのでしょうが、結局うまく終結できない気がします。メリンダが完勝できるとしたら白々しいし、かといって悪に勝たせる訳にもいかないし、というので、ドラマの最後にどう終わらせるのか、見ものです。

メリンダの夫ジムは、「ミディアム」同様、理解のある夫だったのですが、そのせめぎ合いのあおりを受けて、前シーズンで死んでしまいました。だけど、その後、別で死にかけた男の人の体を見つけてのっとってしまい(というと聞こえが悪いけれど)、いくつかの障害を経て、メリンダと再び一緒になりました。

私は、シーズン1から3まで出ていたジェイ・モーア演じるペイン教授が結構好きで、ジムのファンには悪いですが、彼とメリンダがくっついてほしかったので、ジムが死んじゃう前に彼が去ってしまったのは残念でした。ペインの代わりに参加した新しい教授のイーライ(こちらはペインと違って、ゴーストの声を聞く能力もある)は、メリンダと恋愛関係に発展することはなさそうだし、ジムとはこのまま行くのでしょうね。

シーズン5はファイナルだそうですが、メリンダに子供が生まれて、いきなり5年後になり、医大を目指してたジムはもう医者になっているし(レジデントらしいけど、5年で医大に入学し、卒業し、インターンも済ませてレジデントになるのはちょっときわどい気が)、なんだか急速に進んでいます。まあ、友人デリアの息子ネッドも、最初にシーズン2で出たときは小学生だったのに、急に大きくなって、今はもう大学生だし、そういうドラマなのでしょうね。

後の私の願いは、前述の「悪との戦い」ができるだけきれいにエンディングを迎えてほしいというのと、1話完結の人助けが感動的なものでありますようにということです。

2011年4月16日 (土)

Law & Order 犯罪心理捜査班

こちらも、長寿ドラマ「ロー&オーダー」のスピンオフで、私はオリジナルを見ていませんが、「性犯罪特捜班」とこのドラマの二つを見ています。最初は、こちらの方が圧倒的に好きだったのですが、今は「性犯罪…」の方も捨てがたくなりました。
タイトルの邦題は、今では「クリミナル・インテント」という原題のままに変わっていますが、私としては、カタカナより元のタイトルの方が、何がこの作品の「売り」なのかはっきりわかっていいような気がします。

基本は、主人公のゴーレン刑事と同僚のエイムズ刑事の二人で捜査し、他の犯罪捜査ドラマが大抵キャストが多いのに比べ、こちらは少数精鋭(というより、ほとんどゴーレンの独壇場)です。
ゴーレンは博識で、犯罪現場を見て、その証拠から、どういう風に事件が起こったのか、状況を容易に推察できます。また、容疑者が浮かぶと、その心理をついて自白させたり、共犯者からの供述を引き出したりします。

アメリカ人の知り合いが、エイムズ刑事は相槌打ってるだけのお飾りのように言っていましたが、よく見ると、エイムズはとてもうまくゴーレンを補佐していると思います。確かに、犯人を導き出すのはゴーレンですが、彼が持っていきたい方向をすぐ察して、証人に質問したり、捜査を進めたりするのは彼女です。
その証拠に、シーズン3で、一時期彼女は休みを取る(弟夫婦の代理母になる)のですが、その間代わりに入った女性刑事にうまく補佐してもらえず、ゴーレンがイライラして、エイムズに早く戻ってきてほしいと嘆く場面もあります。

現在放送中のシーズン4が始まる時に、番宣で、元祖「Law & Order」の刑事役クリス・ノースが登場と大きくうたっていて期待していましたが、たった1エピソード出ただけでおしまいだったので、ちょっとがっかりでした。できれば数話くらい絡んでほしかったです。

ゴーレン刑事を演じるのは、ヴィンセント・ドノフリオ。「フルメタル・ジャケット」の印象的な役以来、いろんな映画で彼を見てきましたが、個性的な役者の彼は、この特異な役にピッタリです。

2011年4月15日 (金)

CSI:マイアミ

誰もが知っている長寿ドラマ「CSI:科学捜査班」のスピンオフ第1弾ですが、私は3作品の中で、この「マイアミ」が一番好きです。
理由としては、マイアミが舞台なので華やかで景色も美しいことと、チーフのホレイショが警部補だからか(「NY」のテイラーは刑事、「CSI」のグリッソムは刑事でもなし)、ラボにとどまらず捜査に深く関わり事件を解決していくからですね。本来の「科学捜査ドラマ」からは、外れてしまっていることになるけれど。

他の作品と違って、ホレイショが同僚に対してなぜか(?)礼儀正しいのが不思議。同じチームの部下なのに、ウルフのことは「ミスター・ウルフ」と呼んでいるし、カリーに対してはよく「マム(Ma'am)」と言っています。

最近AXNで始まったシーズン7は、ホレイショが撃たれるというシーンで幕を閉じた前シーズンの続きからですが、主役が交代するとは思えないので(でも近年他のドラマでそういうことが起こり始めていますが)、事なきを得るだろうなとは想像していました。
また、検死官のアレックスが去ったので、新しく若い女性検死官が入ってきました(2話目より)。

カリーとAFT捜査官ジェイクも、すっかり別れることになってしまったようですが、互いに想いを残している感じなので、今後再燃してほしいです。カリーはデルコともいい雰囲気ではありますが、私としてはジェイクを応援したい派です。いずれにしても、カリーは、過去に付き合ったヘイゲン刑事との辛い思い出もあるし、幸せになってほしいです。

ホレイショを演じるデビッド・カルーソを初めて見たのは、「死の接吻」という映画で、ニコラス・ケイジが主役と思って見たら、ケイジは悪役で、彼が主役を演じてたので、「この人は誰?」と思った覚えがあります。でも、おかげで、このドラマのキャストを聞いた時に、あの映画の人だと思い当たり、すんなり入り込めました。

2011年4月14日 (木)

グレイズ・アナトミー

メディカルドラマについて書くのは初めてです。今まで機会がなかっただけなのですが、このカテゴリーもよく見ます。一番はもちろん一話完結型で患者を治療する「House」ですが、多数の患者や医者が交錯する「ER」、そしてちょっと連続物語型との混合ではあるのですが、このドラマも見ています。

インターン(今はレジデントに昇格)のメレディス、クリスティーナ、イジー、ジョージ、アレックスの5人の、仕事や家族や、でもメインは恋愛を描くドラマです。
物語の核となるのは、メレディスと外科医デレクの、くっついたり離れたりの関係。クリスティーナもバークと、ジョージもカリーと付き合うし、アレックスもデレクの元妻アディソンといい雰囲気になるし、この病院は、医者同士としか恋愛しないのか!と言いたくなります。

そんな中で、私が唯一(?)よかったのは、シーズン2の、イジーと患者デニーとの純愛。デニー役のジェフリー・ディーン・モーガンは、「Weeds」の亡くなったナンシーの夫役や、「PSアイラブユー」でヒラリー・スワンクの亡くなった夫の親友役などもやっていましたが、このドラマの役で一気にファンになりました。

このほど始まったシーズン4の1話目を見ましたが、バークは去り(スキャンダルによる降板)、アディソンは去り(「プライベート・プラクティス」へスピンオフ)、と大きな展開がありましたね。メレディスの異母妹も出てきたし、まだまだ波乱が起こりそうです。

デレク役のパトリック・デンプシーは、若い頃、青春映画にいくつも出ていましたが、同世代の俳優に比べ今一つで、いつの間にか見なくなったと思ったら、このドラマで一躍人気俳優に躍り出たので驚きました。でも、昔はまったく関心のなかった私も、今の彼なら、納得できます。happy01

もう一点、特筆すべきは、このドラマで一気に注目されたと言われる、スノー・パトロールの曲。私も結構好きで、流れてくると、「あっ」と思います。普段ドラマの中で使われる音楽に特に注目したことはないので(意図的に使われる「コールドケース」は別として)、これは私としては結構珍しいです。

2011年4月11日 (月)

俺たちフィギュアスケーター & 俺たちダンクシューター

正直言って、私はウィル・フェレルが好きではありません。どうも、顔が生理的に受け付けないみたいです。「じゃあ、なぜ見るのか」と言われそうですが、そこは悲しきかな、映画好きの性分で、好きじゃない俳優の映画も見てしまうんです。
というわけで、彼の作品を二つ続けて見てしまいました。


「俺たちフィギュアスケーター」の方ですが、ウィル・フェレルが女たらしの役なのは、納得いきません…。前に「ズーランダー」を見たときに、ベン・スティラーがモデルなのが最初受け付けなかったものの、途中からは抵抗なくなったとの違い、こちらは終始ついていけませんでした。

ストーリーは、フィギュアの男子シングルでライバルだった二人が、追放されてシングルに出場できなくなり、代わりにペアを組んで再起を図るというもの。
逆境に打ち勝ち、ペア種目のライバルの妨害にも負けず、というよくある話ながら、ジョン・ヘダー演じるジミーとライバルの妹との恋愛もあり、最後まで飽きずに見ることができました。


「俺たちダンクシューター」の方は、もっとバカバカしいコメディかと思っていましたが、意外とまともな熱血スポーツ映画でした。

それはおそらく、ひとえにウディ・ハレルソンのキャラではないかと思います。バスケの弱小チームが廃止を言い渡され、生き残りをかけて呼ばれたNBAの選手(でも今は落ち目)が彼で、唯一まじめに、チームを教育し、成績を上げていくのに貢献します。
一方のウィル・フェレルは、ハーフタイムの遊びが命の選手兼オーナー。でも、その彼も、次第に影響を受け、最後には勝利目指してがんばります。

ウディ・ハレルソンは、前に「ハードプレイ」というバスケ映画にも出ていたことがあるし、バスケの選手だったのでしょうか? アメフトや野球選手から俳優に転向した話はよく聞きますが、バスケはあまり聞きません。ちょっと気になります。

2011年4月10日 (日)

Once ダブリンの街角で

公開当時に話題になっていて、その後アカデミー賞の主題歌賞も取ったことから見たいと思っていましたが、ようやく見ることができました。

ダブリンのストリート・ミュージシャンが、チェコ移民の女性と出会い、彼女とセッションするうち、本格的に音楽をやっていこうと決意するストーリーです。

私は、この映画を見ていて、何度かドキュメンタリー映画のような錯覚を覚えました。
路上で演奏する主人公が、女性と出会うシーンもとても自然でしたし、その後、スタジオで録音する様子も、ミュージシャンの実際のメイキングとかを見ているような感じでした。
そんなリアルな作りが、この映画を成功させたのだと思います。

劇中に出てくる曲はどれも素敵な曲ばかりでしたが、去年の「アメリカン・アイドル」で、優勝したリー・デワイズと準優勝のクリスタルがデュエットした曲は、あの時聞いたのと違った印象で、申し訳ないけどあの時は単調に感じた曲が、ここでは味わい深い曲に聞こえました。
やっぱりバックグラウンドって大切なのね、と思ってしまいました。

主役の人は、実際にバンドをしている人らしいのですが、私は残念ながら聞いたことがありませんでした。機会があったら、ぜひ、彼の本来の活動の方も、触れてみたいです。

2011年4月 9日 (土)

世界最速のインディアン

自分で改造したバイク「インディアン」で世界記録に挑戦する実在のバイカーの話です。

ニュージーランドに住むバートは、63歳でようやく、25年来の夢であるアメリカでのレースに挑戦しようと渡米します。彼はすでに自国で記録を作り続けていますが、ユタ州の塩平原では直線で最高時速が出せる環境があり、そこで限界に挑戦したいと思ってのことでした。


この映画は、夢をあきらめない人の挑戦するストーリーとして、もちろん素晴らしいのですが、私は、ロードムービーとしても、とてもいい映画だと思いました。

ニュージーランドを出て、アメリカに渡る船の中、上陸してからユタ州に着くまで、着いてからも様々な人と出会いますが、誰もがバートの魅力に夢中になり、彼の夢の実現を手助けします。
それは、バートの人柄がなせる技で、演じるアンソニー・ホプキンスが、それを信憑性のあるものにしています。彼が演じなければ、バートと周囲の人との関係は、もっと嘘っぽく見えたのではないかと思います。

アンソニー・ホプキンスを初めて見たのは、当然ながら、あの有名なレクター博士役「羊たちの沈黙」です。その後、デビュー作の「冬のライオン」や「ハムレット」、そしてジェームズ・アイボリー映画の「ハワーズ・エンド」や「日の名残り」を見て、イギリスの名優であることを実感しました。
普通は、レクターのような役をやってしまうと、その印象が強すぎて、他の役をやっても陳腐になってしまう気がするのですが、それをあっという間に払しょくしてしまえたのが、彼のすごいところではないかと思います。

2011年4月 8日 (金)

エバン・オールマイティ

ジム・キャリーの「ブルース・オールマイティ」の続編というべきか、スピンオフというべきか、今度はブルースに代わり、ライバルのエバンが神様から啓示を受けるというコメディ。

テレビキャスターから下院議員に当選したエバンは、神様から、ノアのように箱舟を作れと言われます。当然最初は相手にしませんが、箱舟に乗るつがいの動物たちがつぎつぎに現れ、逃げ切れなくなります。最後には、本人も、自分が意味あって選ばれたと信じるようになり、箱舟を作る決心をします。


周りの人は馬鹿にし、最初は彼を取り込もうとしてた議員仲間も彼を外しにかかり、けれど彼はめげず、ってここまでくると、もうコメディという感じではありませんでした。
道路沿いの映画館で上映してる作品が「40歳の処女マリア」(彼の主演作「40歳の童貞男」のもじり)だったりするお遊びはありましたけれどね。

主演のスティーブ・カレルは、前作「ブルース…」で見たのが最初ではないかと思います。その後「40歳の…」や「リトル・ミス・サンシャイン」のおじさん役でもいい味でした。また、イギリスのコメディ「The Office」のアメリカ版リメイク(英版は見たけれど、米版は残念ながら見ていません)でも評価され、今一番売れてるコメディ俳優の一人ではないかと思います。

映画の中で、彼のお友達ジョン・スチュワートが、自らの番組「The Daily Show」(と思われる)でエバンをからかう本人役で出ていましたね。普段の政治風刺と同じトーンで、面白かったです。

2011年4月 5日 (火)

キャッスル

シーズン2、始まりました。
ミステリー小説家のキャッスルが、容疑者になったのがきっかけで、女刑事ベケットの捜査に同行するようになる、というストーリーです。市長とも懇意にしている有名人なので、警察も断れず、ベケットもしぶしぶ受け入れます。

ドラマを見始めたころは、小説家が遊び半分で捜査に参加してどうする?ってベケット的発想で、うさんくさく思っていました。しかし、見続けるにつけ、面白さがわかってきて、今に至っています。

まず、警察と異なるキャッスルの視点が、解決の糸口になることもあります。次に、警察だと簡単にできないことや行けないところ(令状がないとダメとか)に、警察じゃないという理由でやれたりします。加えて、有名人なので、更にそれが容易になることもあります。で、結果的に、捜査に一役買うことが多くなっているという訳です。
逆に、警察じゃないために、足を引っ張ったり、助けが必要になったりすることもありますが、それはご愛嬌。その辺は、やはり捜査官でないのに捜査に参加してる「チャック」に通じるものがあります。

それと、キャッスルは、結構おちゃらけで、子供っぽい。防弾チョッキに普通は「FBI」とか「POLICE」とか書いてあるのに、自分で勝手に「WRITER」なんての作って着ちゃってるし。娘の方がしっかり者で、どっちが親なの?って関係も、なかなかいいです。

今後のパターンとしては、キャッスルとベケットの関係の発展、ってことになるのでしょうが、しばらくは「BONES」のように、つかず離れずの関係を維持してほしいですね。本国ではシーズン3まで続いていることだし、期待しましょう。

2011年4月 3日 (日)

五線譜のラブレター

伝記映画つながりでこちらも見ましたが、「クリムト」と違い、こちらは王道を行くストーリー展開でした。順序良く出来事が語られ、人物の関係も明確、コール・ポーターの人となりがよくわかる映画でした。

この中で、一番の核となる話は、妻のリンダとの関係でしょう。献身的に尽くす彼女に、本当に感心させられると同時に、人を愛するってこういうことなんだなぁとつくづく思いました。でなければ、バイセクシャルとわかって結婚できるかしら? (そういえばアンナ・パキンもバイでありながら、スティーヴン・モイヤーと結婚したとか。でも、時代も違うし。)
コール・ポーターの方も、男色はやめられないながら、リンダの愛情には感謝し、彼なりに彼女を愛していたようです。

私は、どの曲が彼の作品とか意識したことなかったので、Night&Dayという曲を聴いて、「ああ、この人の曲なのか」と思いました。その後、ケイリー・グラントの「夜も昼も」の試写をするシーンが出てきて、映画の名前は前から知っていましたが、ポーターの半生を描いた作品だとここで知りました。機会があったら、こちらも見てみたいです。

ケヴィン・クラインも、個性的で大好きな役者。初めて見たのは「ソフィーの選択」ですが、これが彼のデビューだったとは。エキセントリックな役でした。その後も、見る映画、見る映画、気に入るものばかりで、この人の出ている映画でつまらないものはないのか?と思ったほどです。
その中からあえて選ぶとすれば、デンゼル・ワシントン共演で南アフリカのアパルトヘイトを扱った社会派映画「遠い夜明け」と、ハートウォーミング・コメディの「デーヴ」(うーん、コメディからは「ワンダとダイヤと優しい奴ら」も捨てがたい)、そして近年では、死が近いと知って家族との絆を取り戻そうとする感動作「海辺の家」です。

あと、リンダ役のアシュレイ・ジャッドですが、多分同い年(?)というだけの理由で、なんとなく気になっている女優です。でも、どうも今一つ活躍できていないのが残念です。

クリムト

日本人はクリムトやシャガールが好きだけれど、私はそれほどでもありません。なので、クリムトがどういう人だったのか、予備知識はありませんでした。
しかし、この映画でクリムトの人生を知ろうと思ったら、ちょっと予定が狂うかもしれません。普通の伝記映画とは異なります。

まず、どこまでが現実でどこまでがクリムトの想像の世界なのか、区別がつかない感じでした。登場人物も、誰が実在の人か不明だし。すべて、彼の世界観を表していると言えば、そうなのでしょう。
ただ、オーストリア大使館の書記官と名乗る人は、どうやら幻覚っぽくって、「ビューティフル・マインド」のナッシュのルームメイトみたいな感じでした。母親と妹が精神障害を患っていると匂わせるシーンがあったので、クリムトもその境だったということなのでしょうか。

唯一、実在と知っている登場人物はエゴン・シーレ。オーストリアだし、同じ年代の画家ではありますが、作風も違うので、親しかったということを、これで初めて知りました。

クリムトを演じるのは、ジョン・マルコヴィッチ。個性的な俳優が好きな私は、彼も大好きな役者の一人です。
初めて彼を見たのは「太陽の帝国」。バットマンでおなじみのクリスチャン・ベール(子役)が収容所で出会い、いろいろと教え助けてくれるアメリカ人役でした。その後、(順序は逆ですが)「プレイス・イン・ザ・ハート」を見て、それが彼のデビューと知り、その才能に感嘆。
一番好きなのは、やはりこちらもお気に入りの俳優であるゲイリー・シニーズと組んだ「二十日鼠と人間」です。もちろん「マルコヴィッチの穴」も好きですけれどね!

2011年4月 2日 (土)

マダム・プレジデント

以前、1話完結でないドラマで見続けられるのは「ホームドラマ」ジャンルだけだと書きましたが、これもそうでした。政治ドラマはあまりに少ないので、忘れていましたが…。

ストーリーは、前大統領の急死で、副大統領だったマッケンジー・アレンが初の女性大統領になり、いろんな困難に見舞われながらも職務を遂行する、というものです。
大統領が女性ということ以外は、「ホワイトハウス」と似た感じです。政治的駆け引きの渦中で、どこまで自分を通せるか、あるいは納得できなくても必要悪を実行できるか、などなどの葛藤が描かれます。

ただ、「ホワイトハウス」はスタッフにかなりスポットが当たっていて、職員中心のドラマでしたが、こちらは、やはり大統領が主人公。女性であるが故に風当たりは更に強くなるし、家族との関係も、特に、ファースト・レディーがファースト・ジェントルマンになったことによる混乱は、女性大統領ならでは。マッケンジーの夫はもともと政治にかかわりたいと思っていたので、配偶者の地位では大したことができず物足りないと感じています。大統領も彼の支えがほしいと思ってスタッフに加えますが、この判断が今後どう展開するのかが興味深いです。

マッケンジーに対抗するのは、自分が本来、前大統領から指名を受けて大統領になるはずだったと知っていて、彼女の失敗を待ち構え、対立候補の準備を画策するネイサン・テンプルトン。演じるのはドナルド・サザーランド(キーファーのお父さん)で、狡猾な役どころがピッタリ。私は、子供の頃「MASH」を見て以来、彼のファンです。近年は、登場時間は短いながら重要で印象的な役が多く、すっかり映画界の重鎮という感じ。

主役を演じるジーナ・デイヴィスは、かつては「トッツィー」や「偶然の旅行者」で評価され、私の好きな「プリティ・リーグ」や「テルマ&ルイーズ」でもとてもよかったのですが、その後レニー・ハーリンと結婚しちゃったせいで(?)、アクション映画に立て続けに出てキャリア的に不振。なのに、アカデミー賞プレゼンターの常連で不思議に思っていたら、映画界の仲間うちでは評判がいいと、どこかで聞いてようやく理解したことがあります。
なので、彼女が女性大統領を演じると知った時、配役に納得できる数少ない女優の一人でした。

もう一人、特筆すべきキャストは、ハリー・レニックス。前大統領に仕えていたにも関わらず、アレンに請われて留任する主席補佐官役で、これまた印象的です。彼を初めて見たのは「ゲット・オン・ザ・バス」で(その前に出た映画も見ていますが、端役なのか記憶なし)、その後「ER」のジェニー・ブレの恋人や、最近では「24」シーズン6、そして「ドールハウス」でも主人公を補佐する役でしたね。気になる役者の一人です。

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