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2011年3月

2011年3月27日 (日)

ロード・オブ・ドッグタウン

この映画には、私の好きな3大要素が入っていました。
実話に基づく映画にはいつもなにがしかの感銘を受けるのですが、これも、70年代に実在したスケートボードチームに所属する3人の少年の話。
それにサーフィンしないくせにサーフィン映画が好きで、古くは「ビッグ・ウェンズデー」から「ブルー・クラッシュ」、ドキュメンタリーの「ステップ・イントゥ・リキッド」まで見ましたが、これも冒頭はサーフィンやっている少年たちが、スケートボードに乗り換えるという展開。
そして、「旅するジーンズと19歳の旅立ち」でも書きましたが、なぜか青春映画にも惹かれます。サーフィンと青春はセットと言えなくもないですが。

サーフボードを売っているショップのオーナー(今は亡きヒース・レジャー)が作ったスケートボードチームがあちこちの大会で頭角を現し、その3人のメンバーが、最初は仲良かったのに徐々に別々の道を歩んでいく、というストーリーです。

大会で優勝し、名前が売れ、雑誌にも載り、と栄光への道を進むにつれ、名前を利用して儲けようという人が出てきたりして、若くて成功に慣れてない彼らは翻弄されます。でも、最後は、「旅する…」と一緒で、友情を確認し合うようなさわやかな終わり方は、青春映画の王道ですね。(そういう、大人映画のドロドロ感のないところが、実は好きだったりするのでしょうか?)

3人の少年は、この映画の脚本を書いたステイシー本人と、成功に酔ってしまうトニー、貧しい暮らしで母親を助けるために大会に出るも、地味な道を最後には選ぶジェイです。

ステイシー役にはジョン・ロビンソン(「エレファント」など)、ジェイにはエミール・ハーシュ(「イノセント・ボーイズ」「卒業の朝」など)ですが、ジェイの母親にレベッカ・デモーネイ。「卒業白書」で初々しいトム・クルーズの相手役だった彼女も、こんなにくたびれた役をやるようになってしまったんですね…。そして、ステイシーを引き抜く別のチームのオーナーには、「CSI:NY」のエディ・ケイヒルでした。

2011年3月26日 (土)

BONES

シーズン5が終了しました。100話を超すドラマとなりましたが、アメリカでは100話を超すことが一つのハードルとなっているので、初めて見たときに「骨だけでそんなに話が作れるものなのかな?」と考えたことを思い出し、感慨深いです。

法人類学者のボーンズことテンペランス・ブレナンとFBI捜査官のシーリー・ブースがパートナーとなって事件を解決するという話で、科学者で物事を理論的にしか考えないボーンズと、直観で行動するブースの、対極にありながらもお互いを尊重し助け合う関係が一番の見どころ。
当然、二人の関係がどう発展するかが今後見逃せないポイントでしょうが、なかなか進展しないところが、見ている人にはじれったくもあるのではないかと思います。私の中では、くっつく時はドラマが終わる時、と腹をくくって見ているのですけれど。

逆に、ボーンズの同僚アンジェラとホッジンズは、一度結婚し損ねて別れ、その後どうなるのかと思いましたが、シーンズ5でめでたく再び関係を修復しました。その他、所長のカミールも落ち着いてきたし、最後の数話はこのままドラマが終了するのかと思えるような収束ぶりで進んだので、シーズン6もあることを知っている私はあれあれ?という感じ見ていました。
結局、ボーンズとブースは一旦コンビを解消、別々の任務に専念するというところで次シーズンに持ち越しました。

ボーンズの助手だったザックが抜けてからは、助手数人が入れ替わり登場して、それぞれ個性ある人たちなので、今回は誰だろうというのも楽しみの一つになっています。私の一番のお気に入りは、ホッジンズとも仲良しの、ハンサムなうんちく野郎ナイジェルマリー(ライアン・カートライト)。シーズン5の後半は全く出ていなかったので、もっと出てほしいです。

2011年3月25日 (金)

Scrubs

こちらもコメディですが、メディカル・ドラマは数あれど、医療をコメディにしてしまうところはすごい。とはいえ、治療や患者より、人間関係が笑いの中心です。

主人公の医者(インターンのちレジデント)JDとルームメイトのターク、その彼女(のちに妻)で看護師のカーラ、JDとタークの医者仲間エリオットの4人に加え、JDの指導医コックスと、病院長、用務員が主な顔ぶれ。その中で日々起こる出来事をコメディにしています。

シーズン3まで見終わりましたが、JDとエリオットの関係は、つかず離れずでなんだかなーという感じです。そこがコメディとして成り立っているわけではあるのですが、ちょっとイライラします。ショーン(「ザ・ユニット」のスコット・フォーリー)とさっさとくっついちゃって!と思いながら見ていました…。

逆に面白いのは、コックス先生とジョーダンの関係。一度離婚してるのに、なぜか子供ができて再び同棲中(でも再婚はしないみたい)。憎まれ口言い合ってるのに、でもそんな気心しれた相手がやっぱり好きみたいで、今後もこのまま行ってほしいです。

コックス先生を演じているのはジョン・C・マッギンリーですが、彼はどうも「インテンシティ」の怖い役のイメージが強く、最初このコメディでの役がしっくりきませんでした。シーズン3まで見て、ようやく最近、この役の彼になじんできた感じがします。

2011年3月24日 (木)

30Rock

エミー賞を何度も受賞しているので、興味をひかれていましたが、テレビで放映したのをきっかけに、シーズン1の最終話まで見ました。

テレビ界の内幕ものコメディですが、これと双璧をなす(?)映画界の内幕もの「アントラージュ」が結構好きなので、期待して見始めました。「アントラージュ」に比べて、本人役のゲストスターは少ないですが(今のところ)、「サタデー・ナイト・ライブ」出身のティナ・フェイだけあって、あの番組はこうやって作られたのかなぁと思う裏話的シチュエーション満載です。

ティナ・フェイのアラフォーぶりはどうなのか微妙ですが、コメディとしてはもちろんOKだし、アレック・ボールドウィンとの掛け合いは最高ですね。アレックがすっかりシリアス離れしてしまった感があるけれど(「私の中のあなた」には出ていたけれど)、よかったのかどうか。彼はコメディの方が実は好きなのかもと思うくらい、生き生きしています。いずれにしても兄弟の中で一番長く幅広く活躍しているところを見れば、選択眼はあったと言えるのでしょうね。

アレック同様、コメディを楽しんでいるようなのは、元妻役のイザベラ・ロッセリーニ(ご存じイングリッド・バーグマンと名匠ロベルト・ロッセリーニの娘)。見ているこちらも嬉しくなってしまいました。「エイリアス」でシドの叔母さんを演じていた時も思いましたが、圧倒的な存在感はさすがです。

登場人物の中で一番好きなのは、「アリーmyラブ」でもおなじみのジェーン・クラコフスキー演じるジェナ。あそこまで自分を主張できて、めげることを知らない超ポジティブ・シンキングはうらやましい! アラフォーとしては、リズよりジェナを見習いたい(でも無理なところがミソ)です。

2011年3月23日 (水)

グッド・ワイフ

シーズン1が終了しました。
法廷ドラマが好きなので、当然ながら楽しめましたが、もう一つの側面、家族や同僚との人間関係も深く描かれていて、とてもよかったです。

州検事の夫がスキャンダルで失職して収監され、家族を支えるために弁護士に復帰するというストーリーですが、事務所では若い同僚と競争させられ、夫のライバルである現・州検事との争いに巻き込まれ、夫のスキャンダルにも傷つけられ…と苦労ばかり。

そんなドラマで根幹をなしているのは、タイトルの通り、よき妻であるアリシアのキャラクターです。窮地の夫を支えますが、家族のために義務としてやっているのであって、本当に夫を信じ愛しているからではなさそうなところがミソ。事務所では正義を信じて戦いますが、上司で学生時代の友人でもあるウィルとは微妙な関係。でも、それらはすべて大人の女性の現実的な姿である気がします。

今後ウィルとの関係がどう発展するのかが見どころのようですが、私としては、夫にきちんと尽くしてほしい。個人的にはウィルは大好きですが、一時の感情でウィルに走ってしまったら、まじめなアリシアは後悔すると思います。
もちろん、そこはドラマなので、「やっぱりこの気持ちは止められない」とか言い出しちゃってくっつく展開もあるのかもしれませんが、彼女のキャラに統一性を持たせるなら、まずはきちんと筋を通してほしいです。

アリシアを演じるのは、ご存じ「ER」のキャロル・ハサウェイ看護師だったジュリアナ・マルグリース。また、夫のピーターは「SATC」のビッグことクリス・ノース(ほとんど毎回出ているのに、なぜかゲスト扱い)です。
また、個性派アラン・カミングが、ピーターの州検事再選を手伝う参謀役で出ていて、相変わらずの独特なキャラが印象的でした。

2011年3月21日 (月)

旅するジーンズと19歳の旅立ち

以前、前作「旅するジーンズと16歳の夏」を見て、結構よかったので、この続編も見てみました。今回もなかなかよかったです。

前作では、高校の親友4人組が、夏休みに離れて過ごすことになり、なぜか体型の違う全員がはけるジーンズを回しながら、お互いの近況を知らせ合うという、ちょっと変わった設定です。高校生の彼女たちの、恋愛や家族にまつわる悲喜こもごもを体験しながら成長していく様子をつづった映画でした。

今回は、別々の大学に進学した4人が夏休みに集まる、と思いきや、それぞれ予定があって、やはりバラバラに夏を過ごし、ジーンズを回しあう、というストーリー。今回も恋愛や家族との関係に悩みますが、ちょっぴり大人の悩みになってきました。でも、最後には、4人の友情を確認し合います。
4人が別々の体験をするので、ちょっとオムニバス風でもあり、だけど同時並行的に語られるので、飽きずに最後まで見ることができます。そして、別々に過ごしながらも、いざって時には駆けつけたり助けあったり、そんな友情の大切さを感じられます。

主役の4人は、「アグリー・ベティ」のアメリカ・フェレーラに、「ゴシップガール」のブレイク・ライヴリー、「ギルモア・ガールズ」のアレクシス・ブレデルと、テレビ界で活躍する女の子たち。アンバー・タンブリンだけ違うのかな?
脇を固めるのも、カイル・マクラクラン(なぜかノー・クレジット)に、ショーレ・アグダシュルー(「砂と霧の家」でアカデミー・ノミネート)に、ブライス・ダナー(グウィネス・パルトロウのお母さん)と大物揃いでした。

青春ドラマや青春映画を楽しめるのは、自分も同世代である時期だけだと思っていましたが、なぜか今でも楽しめるので不思議です。自分の高校時代を思い出させるとかそういう感じではなく、彼女たちの悩みや行動も、「あの年齢なら仕方ないよね」とか、「高校生はそういうものよね」とか、大人の感覚で見ているのですが、それが結構心地いい。それは、自分がその時代を抜けてこれたことに対する安堵と同時に、当時の純粋さをもはや失ってしまったことに対する喪失の入り混じった感覚のような気がします。

Without A Trace FBI失踪者を追え!

シーズン6が始まりました。
私はこのドラマで初めて、アメリカでは、誘拐捜査はFBIになるのだと知りました。こういう管轄って日本にない(というよりFBIって機関そのものがないけど)から面白いです。

私がこのドラマを好きなのは、前出「コールドケース」にも通じるのですが、背景となる失踪者や家族の過去が明るみに出るにつれ、最初に見えていた失踪状況と違う事実や思惑が表面化し、それが事件解決につながるという、その人たちの人生そのものを垣間見るようなドラマだからだと思います。

とてもいい人のように思っていたのに、実は裏で悪事に手を染めていたり、明らかに悪人のように見えて、実際は人を助けたり守ったりしていた、ということがよくあります。大体においては、残念ながら、失踪者は亡くなっていることが多いのですが、たまに生存して見つかると、こちらも嬉しくなります。

捜査チームの中では、ダニー・テイラーが一番好き。ヒスパニックなのにらしくない名前なのは、里親のもとで育ったからですかね。彼の過去の一端を知ることができる、「月影のクレア」というエピソード(第1シーズン16話)は、何度見ても感動です。
いいとこのお坊ちゃんのマーティンを、最初は嫌っていたのに、すっかり仲良しになり、FBI干をされた時は一緒に店をやろうと冗談を言い合うほど。また最近は、同僚のエレナといい仲に…。

ダニーが好きなのは、俳優エンリケ・ムルシアーノ(「デンジャラス・ビューティー2」などにも出てます)の魅力もさることながら、何といっても、日本語吹替の小山力也さん(「ER」のダグ・ロスや「24」のジャックの声で有名)によるところも大きいです。

最初に見たシーズン1の吹替が関西弁で、私はダニーの雰囲気に合ってていいと思った(だから、日本側スタッフは、敢えて関西弁という選択をしたのだろうと思う)のですが、評判が良くなかったのか、その後標準語に戻りました。でも、他のキャラに比べ、まだ多少くだけたしゃべりで、雰囲気は残しています。

ドラマや映画は基本的に字幕で見ることが多く、吹替放送の場合は副音声の原語で見たりしますが、このドラマは、一時期原語で見てたのを、小山さん恋しさに吹替に戻しました。
ダニー=エンリケ=小山さんの、この最強トリオが、今見ている全ドラマの全キャラクターの中で一番好きです。heart

2011年3月20日 (日)

ゼロ時間の謎 & 奥さまは名探偵

こちらも2本、続けてみました。

フランス人はなぜかアガサ・クリスティーのアダプテーションが好きみたいで、近年いくつも作られています。イギリスで作られる原作に忠実な作品と違い、舞台はフランスに、時代は現代に設定されていて、これもそのうちの二つ。他に、以前、「華麗なるアリバイ」も見ましたし、AXNミステリーで放映した「クリスティのフレンチ・ミステリー」(原題はLes Petits Meurtres d'Agatha Christie)というドラマも見ました。


「ゼロ時間の謎」は、「ゼロ時間へ」が原作で、海辺の避暑地に集まった人たちの間で渦巻く人間関係、特に、元妻・現在の妻との三角関係と、遺産相続にまつわるいざこざは、クリスティによくある設定ですね。そこで殺人事件が起こり、捜査をするのはフランス人探偵です。

フランス映画界の第一線で活躍するメルヴィル・プポー(「夏物語」「キッドナッパー」など)の他、マルチェロとドヌーヴの娘キアラ・マストロヤンニ、そして、あのダニエル・ダリューが祖母役で、「8人の女たち」に続き健在ぶりを見せています。


「奥さまは名探偵」の方は、「親指のうずき」がベースで、トミーとタペンスの代わりに、フランス人夫婦(というより、題名からわかるように、ほとんど妻のみ)が事件を捜査します。老人ホームにいた叔母が亡くなり、遺品の中に不思議な絵を見つけたことから、それに導かれるように、捜査を始めます。

主演のカトリーヌ・フロは、フランスではよく知られる女優ですが、私は、事件のきっかけとなる老女を演じるジュヌビエーヴ・ビジョルド(「1000日のアン」「大地震」など)が、すごく久しぶりに見たので感動しました。また、すっかり老けてしまったアンドレ・デュソリエ(「赤ちゃんに乾杯!」「愛を弾く女」など)にもちょっとショック。昔はあんなに二枚目だったのに、すっかりいいおじいさんになって…。年にはあらがえませんね。人のこと言えないけどcoldsweats01


私は子供の頃に推理小説が大好きで、クリスティの作品はほとんど読みましたが、原作を知り尽くしていると、時には原作に適度に手を加えたストーリーの方が、改めて楽しめる気がします。フランス人もそういう気持ちで見ているのかもしれませんね。
クリスティ好きの人は、賛否両論あるかもしれませんが、たまには違うバージョンを見てみるのもいいかも。

デアデビル & エレクトラ

2本セットで見ました。好きなジャンルではないのですが、私は映画そのものが好きなので、基本的にいろんなタイプの映画を見るようにしています。でも、これは意外と面白くて、私は実はコミックヒーローが好きなのではと思ってしまいました。

「デアデビル」は、子供の頃に弱視になってしまった主人公(ベン・アフレック)が、代わりに他の感覚が超人的になり、結果、悪を成敗する正義のヒーローになったというもので、小道具を使わず、自分の体一つで戦う彼は、正統派ヒーローという感じでした。
ストーリー自体はよくある勧善懲悪ですが、アメコミ好きなら、かえってそれが当然の流れであり、爽快なのかもしれません。

コリン・ファレルとマイケル・クラーク・ダンカンが悪役で、どうも私はこの手の映画では、悪役に惹かれる傾向があるのですが、ここでも、コリン・ファレルのいっちゃった感がグッド! 彼は主役より悪役向きかも?なんて思ったりして。


「エレクトラ」は、「デアデビル」のスピンオフで、前作で死んじゃったはずのエレクトラがよみがえり、悪と戦うというストーリーです。いろんな出来事の末に、良心を失って暗殺者となった彼女が、標的の親子と出会って良心を取り戻し、親子を守って戦います。

「デアデビル」でも思ったのですが、ジェニファー・ガーナーは、とてもアクション向き。ドラマ「エイリアス」で培ったと思われる身体能力を駆使して、かっこよく戦っていました。日本語を話すシーンもあるけど、「エイリアス」より上達していたしbleah
エレクトラが守る親子の、父親の方は、「ER」のルカ・コバッチュ役でおなじみ、ゴラン・ヴィシュニック。また、エレクトラの師匠役のテレンス・スタンプが渋くてとてもクールでした。

2011年3月19日 (土)

ザ・ユニット

第4シーズンの最終回まで見ました。

私の中では、カテゴリー分けしにくいこのドラマ、実在のデルタ・フォースに着想を得た、軍の特殊部隊を描いています。以前見たメイキングで、この手の話で家族のことまで描いているドラマは珍しいと、キャストが語っていましたが、確かに、隊員たちの活躍もさることながら、家族との関係にも焦点が当てられ、特に最終シーズンでは、家族も潜入捜査に加わって危険な目にあったりしていました。

任務の中には、一見失敗に見せかけて、実はそこまで計算してて、実際は任務に成功してるという、どんでん返し的な展開も多く、目を離せないエピソードが多かったです。さすがデビッド・マメット。

このドラマのプロデューサーであるデビッド・マメットを最初に知ったのは脚本家としてで、私も大好きな「アンタッチャブル」などを手がけています。監督業にも進出してますが、テレビドラマを手掛けるのはこれが初めてなのかな?

主役の隊長ジョナスを演じるのは、ご存じ「24」のパーマー大統領である、デニス・ヘイスバート。彼は、「ラブ・フィールド」や「エデンより彼方に」で印象に残っていますが、石橋貴明も出てた「メジャーリーグ」にも出てたんですよね。後で気がついて、結構ショックでした。
ボブを演じるスコット・フォーリーは、他では「Scrubs」や「クーガータウン」などコメディに出ているので、ここの硬派な役がちょっと変な感じです。すっごくかっこいい役なんですけれどね。

ユニットの中では、グレイが一番好きです。他の人は「クールブリーズ」とか「ダートダイバー」とか、かっこいい暗号名なのに、「ベティブルー」なんて名前なのがかわいそう。家族のいる人たちに比べて私生活が充実してなかったのですが、最終シーズンではようやく春を迎えられて、私も嬉しかったです。

2011年3月18日 (金)

ミディアム

先日終了したシーズン4まで見ました。

アリソン・デュボワは霊能者で、犯罪捜査に協力しています。夢を見て、それが実際の犯罪につながり、犯人や犯行の経緯がわかったりします。ときどき、夢の解釈を間違えて、横道にそれてしまうこともありますが、最後には解決できます。娘も霊能力があるので、最近は、娘の夢が役立ったりもします。

私は、霊能者を特に強く信じているというわけではないのですが、「ゴースト」や「デッド・ゾーン」、「トゥルー・コーリング」など、霊能系のドラマも結構好きで見ています。先日見た映画「ヒアアフター」もそうでしたし。

中でもこのドラマは、私の犯罪捜査ドラマ好きともリンクしているので、二重の意味で好きです。夫のジョーがあまりに理解があるのが、ちょっと信じがたい気はするのですが、アリソンもジョーも実在するので、ジョーが献身的なのも本当なのでしょう。
個人的には、スキャンロン刑事が好きで、彼の過去が語られるエピソードがあるのですが(詳細は伏せます)、彼の人柄が感じられました。

アリソンを演じるのは、パトリシア・アークエット。過去にもいくつかの映画で女優としての彼女を見てはいたものの、このドラマを見るまでは、私の中では、失礼ながら、ニコラス・ケイジの奥さん(もう別れちゃったけど)というのが強いイメージでした。
長女のソフィア・ヴァジリーヴァは、映画「私の中のあなた」のキャメロン・ディアスの娘役で見ましたが、名演でした。

ドラマ自体は、本国では、一度終了が決まったけれど、放送局を変えて継続というドタバタがあったようです。結局、その後終了したみたいですね。でも、日本ではまだもう少し楽しめます。

2011年3月 8日 (火)

レイジング・ザ・バー

公選弁護人たちと、彼らをとりまく検事・判事を描いた法廷ドラマで、最初はあまり期待していなかったのですが、結局、先日終了した第1シーズン最終話まで、全部見続けてしまいました。

見始めた頃は、主人公が熱血で正義感が強すぎるのが青いなって感じで、加えて、検事が弁護士たちと仲良すぎて、主人公に言われて判断を変える(もちろん、正義の人から言われるのだから、理にかなってはいるのだけれど)のもどうなのかなと思っていました。

でも、後半は、検事が譲らなかったり、主人公が失敗する(正義感だけでは無罪にならない)ことも出てきて、それなりにリアルさが感じられるようになりました。また、判事の書記官がゲイで、カミングアウトするかどうかの葛藤など、周りの人のさまざまな背景が描かれたのもよかった。こうしたことが、見続けられた理由ではないかと思います。

出演者の中では、カリー・グレアムが、女好きの主席検事役でいい味出しています。彼は、「24」シーズン1のドレーゼンの仲間役で見た時から、チョイ役にも関わらずとても印象に残り、その後も「デスパレートな妻たち」のリネットの上司とか、「ハウス」のハウスの元カノの夫など印象的な脇役が多く、その他、あちこちのドラマでゲスト出演しているのを見ましたが、このドラマの軽薄なキャラが、私の中では一番のお気に入りです。

カリーの対極で、公選弁護士たちの上司を演じているのは、グロリア・ルーベン。彼女は、ご存じ「ER」で、HIVポジティブになってしまうジェニー・ブレでしたが、このドラマでは年下の部下から好かれてしまう役で、第2シーズンではこの関係がどう展開するのか、ちょっと楽しみです。

2011年3月 7日 (月)

ジェイン・オースティン 秘められた恋

私がオースティンが好きなことは言及済みですが、この時代の英国文学が全般的に好きで、昔から読んでいました。でも、やはり彼女が一番で、彼女の書簡集なども読みましたし、当然ながら、トム・ルフロイのことも知っていました。

オースティンをよく知らない人は、なんとなく「高慢と偏見」のリジーや、「エマ」のエマのイメージにダブらせるのでしょうが、トム・ルフロイとの話を知ってから、私の中では、「分別と多感」のマリアンヌのようだと思っていました。または「ノーサンガー・アビー」のキャサリン。

けれど、この映画のトム・ルフロイとのいきさつは、ほとんど推測とフィクションと思われます。実際には、お互いに惹かれあってるとは感じながらも、気持ちを直接確認してはいなかったようですし、ましてや駆け落ちしようとは思っていなかったでしょう。
ただ、オースティンの唯一と言ってもいい恋愛であったことは間違いありませんし、彼女の小説に少なからず影響を与えていると思うので、彼の存在は貴重です。

主人公を演じるアン・ハサウェイは、この役にピッタリだと思いました。彼女は、学生時代の論文のテーマにしたほど、オースティン好きとのことです。最近、やたらあちこちで見かけるジェームズ・マカヴォイと共に、先が楽しみな役者です。

オースティン作品で一番好きなのは、昔はもちろん「高慢と偏見」だったのですが、年齢が上がるとともに「説得」になりました。強くて自立心旺盛な女性が好きなので、最初はこのアンという主人公が、周りに振り回される弱い女性のように感じていたのです。でも、実は芯のしっかりした女性だったのだとわかってきました。

それに、テレビドラマで見たウェントワース大佐(「MI-5 英国機密情報部」のルパート・ペンリー・ジョーンズ)が私のイメージそのものだったので、印象が良くなったというのもありますhappy01 その前に見た「待ち焦がれて」の大佐役(キアラン・ハインズ)は、お世辞にもかっこいいとは言えなかったので。ストーリー自体は原作に近くてよかったのですけれどね。
映画版「エマ」のジェレミー・ノーザムが素敵で、ミスター・ナイトリーが大好きになったし、やはり配役は侮れません!

2011年3月 4日 (金)

アナザー・カントリー

コリン・ファースつながり(前出「英国王のスピーチ」)で、久しぶりに見てしまいました。

最初に思ったのは、コリンてこんなにカッコよかったっけ?ってこと。もちろん、今でも素敵heart01ですが、若い頃こんなにハンサムだったことをすっかり忘れてました。この映画を見たのをきっかけに彼に惹かれたのだから、当然と言えば当然なのですが。
ルパート・エヴェレットは、当時から特に好きではなかったのですが、その後の活躍を知っている上、「アーネスト式プロポーズ」ではコリンと再共演していたし、まあまあの印象に格上げされました。

当時、美形の極致と思っていたケーリー・エルウィズに至っては、その後「プリンセス・ブライド・ストーリー」の主役を演じて大好きだったにもかかわらず、近年は「ソウ」なんかに出ちゃってて(この手のジャンルがあまり得意でないだけで、映画自体を批判してはいません)、その後見かけないので、とても寂しく感じました。

映画自体は、昔見たときには、ファース演じる共産主義のジャドでなく、エヴェレット演じるゲイのガイの方がパブリックスクールから脱落していくことが理解できませんでしたが、今改めて見ると、思想や嗜好以前の問題だと感じました。ガイは、とても政治的で戦略的な寮の世界での犠牲者だったという気がしてなりません。時代が異なれば、もう少し生き易かっただろうに、と思います。

というわけで、昔の映画を改めて見直してみるのもいいもんだなー、と思いました。時間がないので、つい新しい映画の方に手が出てしまうのですが。
主人公のガイのようなソ連の二重スパイを扱った、グレアム・グリーンの「ヒューマン・ファクター」も久しぶりに読み返したくなりました。

2011年3月 3日 (木)

ママと恋に落ちるまで

先日から始まったシーズン3を見ています。
主人公のテッドとルームメイトのマーシャル、マーシャルの彼女(今は妻)のリリー、友人のバーニー、テッドの元カノのロビンの5人で繰り広げるコメディです。なんてことない日常ではあるのですが、ちょっと「フレンズ」を思い起こさせる作りで、今見ているシットコムでは一番好きです。

バーニー役のニール・パトリック・ハリスがプライベートでゲイを公表しているので、プレイポーイ気取りの役がどうも引っかかるのですが(私の先入観のせいで、決して彼の演技が下手ということではありません)、それ以外は結構笑えて、楽しんでいます。
今シーズンでは、ブリトニー・スピアーズが出るらしいので(番宣で見たときには、バーニーとベッドにいたみたいなのですが?!)、どう絡んでくるのか楽しみです。

面白いのは、設定が、2030年に子供に向かって、ママと出会ったいきさつを語る(だからこのタイトル)ということ。でも、今本国ではシーズン6までいっているので、まだまだ先は遠そう。テッドが無事にママと出会うまで、がんばって見続けたいです。

2011年3月 2日 (水)

英国王のスピーチ

最初にお伝えしますが、コリン・ファースの大ファンの私は、公平に判断しているとは言えません。でも、ひいき目に見なくても、文句なしにこの映画は、傑作だったと思います。アカデミー賞を受賞したことが、それを裏付けています。

主人公バーティ(ジョージ6世の愛称)は、子供のころから吃音に悩まされ、公式行事でのスピーチはほとんどできないありさまでしたが、オーストラリア人の言語療法士に出会い、障害を克服するという実話に基づいたストーリーです。

今のエリザベス女王の父、ジョージ6世がそんな苦難を乗り越えたということをこの映画で初めて知りました。
彼が最初の頃、あせったり緊張したりして余計にどもりながらも必死でしゃべろうとする様子は、とても愛らしく(ファンの欲目?)、がんばれーと応援したくなりました。そして後半、戦争勃発という大事な局面で、重大なスピーチをするときには、うまくいくという予測はついていても、成功しますようにとつい祈っていました。

それに、「王冠を賭けた恋」で有名なエドワード8世のことは知っていましたが、その弟ということもつながっていませんでした。飛行機から降りてきたバーティの兄がガイ・ピアースだったときには、私の中で王子というイメージのまったくない彼(「LAコンフィデンシャル」や「メメント」で知られ、好きな俳優ではあるのですが)の登場に驚いてしまいましたが、後で少し納得しました。

世紀の恋は美談として語られてきた印象があるのですが、見方を変えると、こうも違った話になるのですね。私は、王位を継がずに恋を選んだと思っていたので、王位についてからの軽薄で無責任な様子は、さすがにどうかと思いました。彼がバーティに王の職務について話すとき、Kinging(キングしてるってこと?)という表現を使っていたのは、彼のふざけた態度を見事に表していたと思います。

ジェフリー・ラッシュ演じる療法士も、とても興味深く感じました。どちらかというと精神科医に通じる治療法で、吃音の矯正そのもの以外に、その原因となったと思われる少年時代の話を掘り起こしたりして、バーティを精神的に強くしていくそのやり方は、当時本当に革新的だったと思います。そして、それに出会えたバーティは本当に幸せだったし、バーティが感動的なスピーチをすることで、イギリスが戦争を強く乗り越えられたのなら、イギリス国民にとっても幸せだったと言えるかもしれません。


ここで、コリン・ファースという人について語らせてもらいます。

アナザー・カントリー」で、主人公のルームメイトで共産主義に傾倒する印象的な役柄を見て惹かれたのが最初ですが、その後、マイナーな作品「恋の掟」(何度も映画化されているド・ラクロの「危険な関係」)のヴァルモンを観てすっかりファンになりました。

そして、極めつけはもちろん、BBCの「高慢と偏見」です。NHKで放送されたときに見て、原作も大好きな私が、「コリン・ファースはミスター・ダーシーそのものだ!」といたく感激し(それもそのはず、その後購入したDVDのメイキングで知りましたが、製作陣は原作を損なわないストーリーやキャストにとても気を配っていたらしい)、私の中で不動の地位を獲得しました。

けれど、アカデミー賞大作の「イングリッシュ・ペイシェント」と「恋に落ちたシェイクスピア」では、どちらも主人公に妻とか婚約者を奪われる役だったので、とても辛かったですsweat02 そしたら、ご存じ「ブリジット・ジョーンズの日記」のマーク・ダーシーですっかり一般的に認知され、本当にうれしく思いました。「高慢と偏見」がなかったら、ヒュー・グラントを振ってコリン・ファースを選ぶなんて設定はありえなかったのですから。

「アーネスト式プロポーズ」や「秘密のかけら」など、彼が出演してなかったら何てことなかった作品も私の中ではまあまあの評価になってしまったし、「ラブ・アクチュアリー」や「真珠の耳飾りの少女」のように、一般にも評価された出演作もあります。

でも、昨年の「シングルマン」のノミネーションを経て、とうとう今回、見事オスカーを獲得しました! コリン、本当におめでとうsign03

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