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2011年2月13日 (日)

パリ、恋人たちの2日間

フランス人女性とアメリカ人男性のカップルのギャップをおもしろおかしく描いたコメディかと思っていましたが、すごくリアルでシリアスな話でした。もちろん、何度も大笑いしましたが、アメリカ的なバカバカしい笑い(それも私は好きなのですが)ではなく、シュールでヨーロピアンな笑いでした。

パリに来てフランス人の間に入ってみたら、アメリカにいたときとは違う彼女の姿に、アメリカ人の彼がびっくりするというシチュエーションなのですが、確かに、フランス人は議論好きだし、言い争いも多いし、彼らの行動やパーティでの様子などはいちいちもっともで、そんなシーンに大笑いしたのでした。
と同時に、フランスに住んでいた時、映画の中のアメリカ人の彼以上に、日本人の私にとっては、それらが大きなギャップだったことを、まざまざと思い出しました。

アダム・ゴールドバーグは、私の中で、その「アメリカ的バカバカしい笑い」のコメディ役者という印象があったので、どうしてこんなヨーロッパ映画に?と、最初はミスキャストではないかと思いましたが、そんな彼だからこそ、フランス人との差が対照的で、このストーリーが活きたのだろうという気がします。

そして、私は本当にジュリー・デルピーと感性が合うのだなあとつくづく思いました。フランス人の彼女が、ちょっぴり自虐的なこんな作品を作れることに拍手したいです。

クシシュトフ・キェシロフスキのトリコロール3部作で、彼女の「白の愛」が一番好きなのですが、思えばあの頃からずっとジュリー・デルピーのファンだったように思います。その後さかのぼって見た、「ボイジャー」や「僕を愛した二つの国」、そして「汚れた血」の彼女も印象的でしたし、今回と設定がちょっと似てる「恋人までの距離」、そして脚本にも参加した続編の「ビフォア・サンセット」も大好きですが、ここにまた一つ、彼女の映画で好きな作品が加わりました。

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