2017年6月26日 (月)

お知らせ

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

公私ともに忙しくなってきて、最近また更新が疎かになっていましたが、何とかフランス映画祭までは頑張ろうと思っていました。

が、それも昨日で終了しましたので、7月いっぱいぐらいまで更新をお休みさせていただきます。


たちばな・よう

2017年6月25日 (日)

パリは今夜も開演中

フランス映画祭2本目はオドレイ・トトゥのコメディで、彼女狙いと思われる女性がたくさんいましたが、監督・脚本を兼務のエドゥアール・ベール演じる劇場支配人に振り回されるインターンの女性の方が中心でした。

主人公のルイジはかなりいい加減なキャラクターで、私の知り合いにも同名の迷惑な人がいるので、名前からして印象が悪かったのですが、トークショーで登場した監督も、まさに主人公のような陽気な語り口の人だったので(勿論いい加減な人ではないでしょうが)笑いました。

かなりフランスっぽいドタバタ喜劇でしたが、次々といろんな騒動が巻き起こって、これが舞台初日前日のたった一晩の出来事とは思えませんでした。でも、最後は丸く収まって、終わりよければってことなのかな?

昨年亡くなったミシェル・ガラブリュが本人役で出ていましたが、これが遺作なんですよね? 映画の最後に彼に捧げられていました。

トークショーの写真を撮ったのですが、会場が暗くて失敗でした・・・。残念。
代わりに、昼間に撮った、こちらの映画を含むポスター写真をアップします。

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Ouvert la Nuit」(2016年フランス)

2017年6月24日 (土)

セザンヌと過ごした時間

フランス映画祭が始まり、今回は2本見ますが、1本目がこちら。

ポール・セザンヌとエミール・ゾラのことはそれぞれ知っていましたが、2人が幼少時代からの親友だったとは知りませんでした。
それに、小説家として成功を収めたゾラに対しセザンヌは生前の評価が低かったことと、更にはゾラの小説「制作」が原因で、2人が袂を分かつ結果になったということも。

芸術家は気難しくて自分の作品に妥協を許さない人も多いですが、セザンヌがこれほどまで人付き合いに問題を抱えていたとは驚きでした。
陽光あふれる南仏の絵を描くセザンヌは陽気な人で、ゾラの方がドレフュス事件での弾劾のイメージなどから激しい気性かと勝手に想像していたのに、全く違いましたね。

皆がセザンヌを敬遠する中で、ゾラがずっと彼を擁護し続けていたのは、イタリア移民でいじめられた子供の頃に助けてもらったから、彼の優しい本質を信じていたということなのでしょうか。

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2017年6月19日 (月)

ルビー&カンタン

本当は俳優つながりで別の映画を見る予定でしたが、疲れて気分も良くなかったので、シリアスな映画を見る気になれず、コメディに鞍替えしました。

冒頭からカンタンが本当に笑えるキャラで、この映画にして正解でした。あそこまでKYで喋り続けられる能力に、妙に感心しましたが、ドパルデューの力量ですよね。

そしてそのカンタンの隣で、ずーっとムスッとして黙したままのルビーを演じるジャン・レノも、よく吹き出さずにいられるなーと思って、彼の役者魂を感じました。

ルビーはカンタンを嫌がって、ついてくる彼を振り切ろうとしていましたが、カンタンは頭は鈍くても腕力の面で頼りになりましたからね。

ルビーを追いかける敵たちに「怪力のデブ」なんて言われていましたが、最近のドパルデュー(「ハニートラップ」「愛と死の谷」)を見ているので、「この頃はまだ細い」なんて思っちゃいました。

監督は、「奇人たちの晩餐会」などフレンチコメディの旗手フランシス・ヴェベールです。


Tais Toi !」(2003年フランス)

2017年6月18日 (日)

愛のあしあと

昨日の「晴れ、ときどきリリー」から、リュディヴィーヌ・サニエつながりです。サニエが若い頃の主人公マドレーヌを、カトリーヌ・ドヌーブが年を取った後の彼女を演じています。

1964年という時代もあるのでしょうが、娼婦と勘違い(?)されたマドレーヌが、あっさりその道に入っちゃうのがすごいですね。
しかも、それでチェコ人の医者ヤロミルを伴侶としてゲット。離婚した後も腐れ縁になり、ある意味ソウルメイトとも言える相手になったわけですからね。

一方、マドレーヌの娘ヴェラ(ドヌーブの実娘キアラ・マストロヤンニ!)は、職場の同僚クレマンに愛されながらも、ロンドンで出会ったゲイのミュージシャンに魅かれてしまい、男の方もまんざらでもなさそうな感じだったのに、悲恋で終わってしまうのが可哀想でした。

若い頃のヤロミル役の人が、マット・ディロン似のハンサムだったのに、年取ったパパがちんちくりんで、いかにもスケベ親爺っぽいのがギャップでしたが、「僕たちのアナ・バナナ」にも俳優で出ていたミロシュ・フォアマン監督なんですよね。

ドヌーブは、「ミス・ブルターニュの恋」の時にも美しいと思いましたが、体型は年相応にふっくらしていても、足は美脚なのがすごいです。


Les Bien-Aimés 」(2011年フランス・イギリス・チェコ)

2017年6月17日 (土)

晴れ、ときどきリリー

先日の「スペシャル・フォース」からダイアン・クルーガーつながりで。共演は「ピウス13世」のリュディヴィーヌ・サニエです。

見る前に聞いたあらすじで、母の事故死で成長を止めた妹を支える姉の話と聞いていたけれど、母は病死、妹は元から知的障害のある少女でした。

この少女リリーが、その天真爛漫さと正直な鋭い突っ込みで目が離せず、美しい姉がかなりかすんで見えました。L・サニエの演技力に改めて感嘆しました。

姉は、妹の世話と夫との生活の板挟みで、最初の頃こそ苦労しているのが辛そうに見えましたが、余りの展開に驚いてしまったある事件以降は、姉妹はやはり似た者同士なんだなーと思ってしまいました。

私のお気に入り俳優レダ・カテブが出ると知っていたけれど、この頃はまだ名前が売れていなかったからなのか、かなりの脇役でちょっと残念でした。


Pieds Nus sur les Limaces」(2010年フランス)

2017年6月15日 (木)

スペシャル・フォース

今日は、前回「フレンチ・コネクション」からのつながりで、ブノワ・マジメルがダイアン・クルーガーと共演した映画を。

スペシャル・フォースはフランスの特殊部隊のことですが、てっきりD・クルーガーが女だてらに軍人として活躍するのかと思ったら、彼女はタリバンに拘束されたジャーナリストで、スペシャル・フォースが救出に行くという話でした。

しかも、救出そのものは意外にあっさり成功し、ただし敵に追われて逃げ場を失い、無線も衛星電話も使えなくて、極寒の山越えをするというストーリー。
何日も続く越境の旅を、実話の映画化のような体裁で綴っていましたが、フィクションなんですよね?

スペシャル・フォースのリーダーはジャイモン・フンスーで、フランス語を話す彼に驚いていたら、彼は元々ベナン出身なのだとわかりました。
初めて彼を見た「アミスタッド」以降、英語の映画でしか彼を知らなかったので、フランス語圏のアフリカ人とは思わなくて。

彼は冷静沈着な感じがカッコ良く、昨年見た「アイランド」もあって、今更ながらファンになってきました。
また、腕のいい狙撃手役のラファエル・ペルソナも印象的でした。


Forces Spéciales」(2011年フランス)

2017年6月14日 (水)

ニュー・ブラッド

私の好きな英国発刑事ドラマですが、一話完結ではないので見続けられるか心配になりながらも、全7話だからと見始めました。
そうしたら、7話の中身は3話・2話・2話の3部構成だったので、難なく見終えました。

ルーキーものは、ストーリーによっては新人君の頼りなさぶりに、かえってイライラさせられたりしますが、こちらは優秀な2人だったので、その問題はありませんでした。

ただし、ステファンにつられたせいで、ラッシュが失敗したことが何度かあり、真面目な(しかもカッコいい)ラッシュが気に入っていた私は、おふざけの多いステファンにムカつくことはありました。

最近イギリスでテロが相次いでいるので、ロンドンの街並みを見るだけで悲しくなったりしました。

でも、ラッシュとステファンがそれぞれイラン系とポーランド系という、移民文化を感じさせる人種設定だったので、移民排斥が声高に叫ばれる昨今の情勢に対する反旗のようで、頼もしく感じました。


New Blood」(2016年イギリス)

2017年6月13日 (火)

フレンチ・コネクション

今月のフランス映画は俳優でつなげていこうと、「サハラ、熱砂の愛」のマリオン&カネつながりで見た「君のいないサマーデイズ」の次は、デュジャルダン&ジル・ルルーシュ&ブノワ・マジメルつながりで、こちらの作品を見ることにしました。

ジーン・ハックマンの同名映画でもモチーフになっていた、マルセイユからニューヨークまでの麻薬ルートに関わる話で、ミシェル判事や麻薬組織のボス、ガエタン(タニー)・ザンパも実在なんですね。

マルセイユのような街は、犯罪組織との癒着が根深そうなのは推測していましたが、1975年に判事が赴任して最初に手掛けた頃から、1980年代に撲滅するまで、ずいぶん時間がかかりましたね。

判事が主役なのかもしれませんが、途中はタニーの座を奪おうとする仲間ル・フーの争いが中心になって、判事は脇に追いやられた感がありました。
そのせいもあって、何だかタニーに同情してしまい、最後は哀しくなりました。

ミシェル判事をデュジャルダンが、タニーをルルーシュ、ル・フーをマジメルが、それぞれ演じています。


La French」(2014年フランス・ベルギー)

2017年6月11日 (日)

君のいないサマーデイズ

今日もマリオン・コティヤールとギヨーム・カネのコンビ映画です。ただしカネは監督に徹し、他のフランスを代表する俳優陣がマリオンを支えていました。

何でタイプの違う人たちが友人でいられるのか、ちょっと不思議でした。事故に遭ったリュドとおちゃらけエリックは悪友って感じでわかるのですが、真面目なヴァンサンや気弱なアントワーヌ、そして偉そうで一人だけ世代も上なマックス。

ただ、ストーリーとしては、様々な登場人物たちが織り成す人間模様から目が離せず、かなり楽しめました。まさに「男女7人夏物語」ってタイトルが似合いそうな様相で。

リュド役ジャン・デュジャルダンは冒頭に出ただけで、バイク事故の後は顔の怪我で誰だかわからなくなっちゃったし、寂しい出演でしたね。

他には、エリックに「フランス、幸せのメソッド」「アデル/ファラオと復活の秘薬」のジル・ルルーシュ、ヴァンサンに「ピアニスト」「いのちの戦場」のブノワ・マジメル、そしてマックスを「最強のふたり」のフランソワ・クリュゼが演じています。


Les Petits Mouchoirs」(2010年フランス)

«サスペンス映画のような夢